2016年12月22日木曜日

オスカルの移籍に関して思うところ

 オスカルが中国へ行く。移籍金は6000万ポンドと極めて破格、そのあまりに眩しいその数字を前にして首を横に振ることができるわけがない。

 この大金で何ができるだろうか。単独首位で迎える冬の移籍市場では大きな後押しとなる。CL出場収入を失ったクラブから見れば貴重な収入ともいえる。つい先日、クラブは最新の財務状況についてHP上で報告を行ったが、過去最高収入を記録しながらも諸々の例外的な出費(モウリーニョ解任、アディダスとの契約解除、エヴァ訴訟)によって約7000万ポンドの赤字を計上した。オスカルの移籍金と今後彼に支払われるはずだったサラリーを合算すれば、この損失は十分に補填することができる。

 最高のビジネスだ。それなのに、この移籍をどこか受け入れられない。割り切れない。それは移籍先が中国だからでも、彼がまだ若いからでもない。


 チェルシーでのオスカル、と言われればだれもが思い出すシーンがある。ワンタッチでボヌッチをかわし、ピルロを欺き、ブッフォンに何もさせずにゴールを射抜いたあのシーンだ。そのゴールはファンタジーで満ちていた。ニューカマーの溢れる才能に誰もが心を躍らせた。

 だが、あれから4年も経過した今なお彼のベストモーメントは変わっていない。当時のチェルシーファンに「オスカルは4年後に移籍する。移籍金はなんと6000万ポンドだ。」と伝えたら、どう思うだろうか。移籍先はレアルマドリーか、バルセロナか。そのころにはマタ、アザール、オスカルの3銃士でどこまで世界をのし上がったか。どれだけ未来に心を躍らせるだろうか。しかしながら、残念なことに現実のシナリオは、4年間伸び悩み控えに成り下がった25歳が中国へ行くという想定しうる最悪のものだった。


 こうなるはずではなかったのだ。オスカルはチェルシーの宝石だったはずだ。どこで道を誤ってしまったのか。何がこの結果を招いてしまったのか。

 簡単に答えが出るものではない。キャリアを破壊するような怪我も、事件も彼には起きていない。アブ・ディアビのように、はたまたアダム・ジョンソンのように、直接的かつ明確な解答をオスカルに見出すことはできない。


 オスカルの4年間を振り返ろう。五輪での活躍を引っ提げて彼はロンドンにやってきた。64試合に出場し、12ゴール12アシスト。ファンは“マザカール”と前述の3銃士を呼び、彼らの織りなすファンタジアを楽しんだ。

 2シーズン目。チェルシーにモウリーニョが戻ってきた。モウはオスカルを“My No.10”と見定め、オフにコンフェデ杯を戦ったオスカルは前年度を上回る稼働を要求された。モウリーニョの要求は、攻撃的MFの本性ともいうべき創造性を犠牲にしてでも従順に、アグレッシブにプレスをかけハードワークを行うこと。その過程で要求を満たすことができず移籍へと至った選手もいた。結果、46試合に出場し11ゴール10アシスト。そして彼はオフにはそのまま母国開催のW杯へ出場した。

 シーズン中、彼は疲労からか明らかにパフォーマンスを落とした。事実、モウは自ら見定めた“My No.10”をそのシーズン最も重要だったCL準決勝アトレティコ戦の2試合共に起用しなかった。明らかに序列が落ちていた。しかし、彼を待っていたのはW杯でのさらなる疲労とミネイロンの悲劇による絶望、そしてバルセロナから加入したセスク・ファブレガスだった。

 溜まる一方の疲労、失われていく居場所、来ることの無いオフ、求められるのは更なるハードワーク。オスカルの悪循環が止まることはなかった。3シーズン目、41試合に出場こそしたが7ゴール9アシストと大きく数字を落とした。彼が創出する決定機の数も試合を追うごとに減少した。

 4シーズン目に先駆けて、ここまでリオ五輪から3シーズンで合計188試合を休みなしで走り抜けていたオスカルに、初めてのオフが訪れた。しかし、この休息がチームに還元されることはなかった。チェルシーフットボールクラブはこのシーズン崩壊した。1か月の負傷離脱もあり、オスカルにできることはほとんどなかった。リーグ戦27試合出場3ゴール3アシスト。念願のオフを経てポジション再奪取に意欲を燃やしたシーズンは過去最低のものに終わった。

 5シーズン目、崩壊したクラブを救うべくコンテがやってきた。コンテが当初採用した4-3-3システムの中で、オスカルは自ら獲得したエナジーとハードワークでポジションを得た。しかし、チームが3-4-3システムへと移行する過程で彼は再びポジションを失った。そして、今に至る。


 さて、私にはどうしても解せないことがある。オスカルがユーベ戦で魅せたような彼のファンタジアは、現行の343の2シャドーで輝けないのだろうか。彼が自由の中で人と連動することで生まれる創造性はきっとそこで輝くはずだ。それに期待するファンもまだ少なからずいる。彼の武器は433で居場所を勝ち取ったハードワークではなかったはずだ、ネクスト・カカと評された343で輝くファンタジアだったはずなのだ。

 しかし、残念なことに、目の前の、2016年のオスカルはもう当時の彼ではないのだ。ここまでの過程の中で、彼はゲームに違いをもたらせる選手から、従順な労働者に変質してしまった。ハードタックルを見舞ってボールを奪い、ボールを持てば失わないことを第一に考えリスクを冒さないようになってしまった。伸び盛りの時期に“Mourinho's No.10”として振る舞うことを強いられ、過労の中で愚直なまでに走り続けたことで彼に満ちていたファンタジーは、すっかり枯渇してしまったのだ。

 もちろん、モウリーニョを批判するつもりはない。彼の仕事は「強いチェルシー」を見せることであり、2冠をもたらしてくれた。終わり方こそ残念だったが、モウは要求に応えてくれた。チェルシーというクラブにおいて1選手の成長とクラブの成功では、天秤かけるまでもなく後者が重要だ。分かっている、分かっているからこそやりきれないだけだ。


 断言する。この、今のオスカルはチームに居場所はない。6000万ポンドという大金は願ってもないお年玉、最高のビジネスだ。それでも、何故こうなってしまったのかと、勝手とはいえ思い描いてた未来との解離があまりに激しいことに、どうしても割り切れない思いでいっぱいになってしまうのだ。


 Telegraphも、Gaurdianもオスカルの中国行きをキャリアの破壊と批判した。私も残念には思う。だが、一方で相反する気持ちも持ち合わせている。オスカルは走りすぎている、オスカルと同じだけプレーし、走り続けた25歳が世界で何人いるだろうか。彼はすこし休むべきなのだ。キャリア通算8シーズン目にして既に365試合を戦った彼にとって、この中国移籍は長期の有給休暇みたいなものなのだ。

 常に批判する文脈でしか用いられないが、オスカルはまだ25歳だ。しかし、逆に言えば、キャリアを取り戻す時間も十分にあるということである。オスカルにはいつか欧州に帰ってきてほしい、それがチェルシーでなくとも。ただ、休暇を経て、その時には枯渇してしまった彼らしさを取り戻していてほしい。あのユーベ戦のようなゴールをまた披露してほしい。


 オスカルを伸び悩んだと言う批判は存在してしかるべきだし、批判すること自体を否定する気はないが、彼をそう批判する気にはどうもなれない。これだけ彼はチェルシーのために走り続けてくれたから。最後には、破格の移籍金まで残してくれたから。チェルシーのオスカルを見ることができて良かった。まだ背番号が11だった時に購入したユニフォームを大事にしたい。

 ありがとう、オスカル。願わくば、いつまでも青い血が流れ続けていてほしい。


2016年12月20日火曜日

クロアチア代表メンバー発表(チャイナカップ)

2017年1月10日~15日(現地時間)で行われるチャイナカップに参加するクロアチア代表メンバーが発表されました。参加国は開催国中国、クロアチア、アイスランド、チリ。
代表メンバーは1月7日にザグレブに集合した後に中国へ移動、1月11日にまずチリと対戦します。その後、勝った場合は1月15日にアイスランド対中国の勝者と決勝戦を、負けた場合は14日に敗者と3位決定戦を行う予定です。

シューケル会長が「お金儲けのためにアジアツアーをやる」と予告していたものがこれに当たりますが、時期が時期だけに欧州各主要国でプレーする選手は招集できずに国内メンバー中心となりました。


▼GK
アンドレイ・プルスカロ(リエカ)
ドミニク・リヴァコヴィッチ(ディナモ・ザグレブ)

▼DF
マテイ・ミトロヴィッチ(リエカ)
ヨシップ・ピヴァリッチ(ディナモ・ザグレブ)
ボルナ・バリシッチ(オシエク)
マテオ・バラチ(オシエク)
ヨシップ・ユラノヴィッチ(ハイドゥク・スプリト)
ヤコヴ・フィリポヴィッチ(インテル・ザプレシッチ)
トニ・ダトコヴィッチ(FCコペル;スロベニア)

▼MF
ヨシップ・ミシッチ(リエカ)
マテ・マレシュ(リエカ)
フランコ・アンドリヤシェヴィッチ(リエカ)
マリオ・シトゥム(ディナモ・ザグレブ)
ドマゴイ・アントリッチ(ディナモ・ザグレブ)
ニコラ・ヴラシッチ(ハイドゥク・スプリト)
フィリップ・オゾビッチ(FKガバラ;アゼルバイジャン)

▼FW
アントニオ・ペロシェヴィッチ(オシエク)
マルコ・マリッチ(ロコモティバ・ザグレブ)


このうち、A代表招集歴があるのはGKリヴァコヴィッチ、DFミトロヴィッチ、ピヴァリッチ、MFマレシュ、アンドリヤシェヴィッチ、シトゥム、アントリッチの7人。このうち、ミトロヴィッチとピヴァリッチはA代表でもそれぞれ控えCBとレギュラーLSBとして居場所を確立している選手です。また、アントリッチも常に当落線上だが呼ばれてもおかしくない選手。
他にも、リヴァコヴィッチはEURO16合宿に呼ばれた将来の守護神候補です。マレシュは、2014W肺で中盤の隠し玉として本大会に招集された選手(その後怪我で辞退)で、久しぶりに声がかかった形となりました。

その他の選手で注目はMF登録のニコラ・ヴラシッチ。ハイドゥクの誇る有望株で欧州トップクラブも熱視線を寄せる期待のアタッカーです。ハリロヴィッチのような繊細な技術を持つアタッカーというよりは、強靭な体躯と圧倒的なスタミナで積極的に仕掛けていくタイプ。実はこの選手はアスリート一家に生まれた選手で、父親は元十種競技の選手、さらに姉は世界陸上棒高跳び金メダリストのブランカ・ヴラシッチ。この血統がニコラをアスリート性抜群の選手に育てあげました。

この大会が”本物のA代表”の強化に繋がるかは分かりませんが、1人でも新星が見つかるといいなと思います。せっかくのチャンスなので。


追記:ハイドゥクのHPによれば、u21代表のMFフラン・トゥドールにも招集レターを送っていたそうです。


A代表出場歴あり:DFミトロヴィッチ、ピヴァリッチ、MFマレシュ、アントリッチ、アンドリヤシェヴィッチ
A代表招集歴あり:GKリヴァコヴィッチ、MFシトゥム
世代別代表歴あり:DFダトコビッチ、MFミシッチ、オゾビッチ、ヴラシッチ、ペロシェヴィッチ、マリッチ
代表歴なし:GKプルスカロ、DFバリシッチ、バラチ、ユラノヴィッチ、フィリポヴィッチ


Hrvatski nogometni savezさん(@hns_cff)が投稿した写真 -

2016年12月14日水曜日

アザールの契約に関する備忘録

この前復活したフットボールリークスがフランスメディア「Le Soir」を通して曝露したものの備忘録。ただし、契約と言ってもリークされたのはアザールとチェルシーが最初に結んだものであって、契約延長した際に結び直した現行の契約ではないです。

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移籍金について

 移籍当初、チェルシーがアザールをリールから獲得する際に支払った移籍金は“4000万ユーロ”とされていたが、実際には“3500万ユーロ”であった。


サラリーについて

 当初の契約において、アザールのサラリーは初年度が年俸471万ユーロ、翌年度以降は500万ユーロとされていた。しかしながら、2015年2月の契約延長によってこれが契約書通りに履行されることはなかった。


付加条項について

 アザールの当初の契約には、付加条項が1つだけ設定されていた。その内容は『アザールがリーグ年間最優秀選手に選出された場合、ボーナスとして240万ユーロを受け取る』というものであった。実際に、アザールは14/15シーズンに年間最優秀選手に選出されたため、このボーナスを受け取ったことになる。




おまけ アザール加入時の報道

2016年11月6日日曜日

クロアチア代表メンバー発表(vsアイスランド、北アイルランド)

ロシアW杯予選アイスランド戦(現地時間11/12, ザグレブ)、親善試合北アイルランド戦(11/15, ベルファスト)に向けたクロアチア代表メンバーが発表されました。

▼GK
ダニエル・スバシッチ*(ASモナコ)
ロヴレ・カリニッチ(ハイドゥク・スプリト)
イヴァン・ヴァルギッチ(ラツィオ)

▼DF
ヴェドラン・チョルルカ*(ロコモティフ・モスクワ)
ドマゴイ・ヴィダ(ディナモ・キエフ)
マテイ・ミトロヴィッチ(リエカ)
ティン・イェドヴァイ(レヴァークーゼン)
シメ・ヴルサリコ(アトレティコ・マドリー)
ヨシプ・ピヴァリッチ(ディナモ・ザグレブ)
マリン・レオヴァッツ(PAOK) 復帰

▼MF
ルカ・モドリッチ*(レアルマドリー) 復帰
イヴァン・ラキティッチ*(バルセロナ) 復帰
マルセロ・ブロゾヴィッチ(インテル)
マテオ・コヴァチッチ*(レアルマドリー)
ミラン・バデリ(フィオレンティーナ)
マルコ・ログ(ナポリ)
イヴァン・ペリシッチ*(インテル)
アンテ・チョリッチ(ディナモ・ザグレブ)
フィリップ・ブラダリッチ(リエカ)初招集

▼FW
マリオ・マンジュキッチ(ユヴェントス)
ニコラ・カリニッチ(フィオレンティーナ)
アンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム)
ドゥイェ・チョップ(スポルティング・ヒホン)




*がついた選手はアイスランド戦のみの招集で、北アイルランド遠征には帯同せず。また、リストには載っていませんがフィリップ・ブラダリッチが追加招集されました。


大きな変動はなく、前回怪我で辞退していたモドリッチ、ラキティッチが復帰。また、左SB枠でストリニッチが落選しレオヴァッツが久々の招集。その他の落選組はロヴレン、ピアツァ、アントリッチなど。

EURO2016から低スペックを露呈し続けていたストリニッチが落選したことは朗報と言えそう。ただ、代わりに招集されるのがレオヴァッツというのが慢性的なLSB不足に陥っているクロアチアらしさとも言えそう。フィオレンティーナで頑張っているミリッチを個人的には呼んでほしいが。。

新主将であるモドリッチが復帰したのはチームとして非常に大きいが、手術明けですぐであることやマドリードダービーが代表ウィーク明けに控えていることを考えると難しい判断が迫られていると感じる。ホームでの予選アイスランド戦に起用を留め、北アイルランド遠征には帯同させないというのが落としどころだろうか。

2016年10月30日日曜日

Miazga, Baker vs PSV

フィテッセ 0-2 PSV

ホームで昨季のリーグ覇者PSV戦。ベイカーはトップ下で、ミアズガはLCBで先発。ネイサンは出番なし。

試合内容は、お互いに決定機に欠く90分だった。前半開始10分くらいはフィテッセが押していたが、残りは互いに決定機に至らず時間だけが過ぎていった。枠内2本で2点と僅かな決定機を逃さずものにした試合巧者PSVと、雑なプレーでチャンスをデザインしきれないフィテッセの差がスコアに出た印象。特に、押していた時間帯にCBカシアのヒューマンエラーで失点したのが痛すぎた。

全体としては低調だったが、ミアズガはそれに反して素晴らしかった。機能しない中盤を尻目に効果的な縦パスを前線へ送り続け、決定機を作らせない好ブロックも複数。Squawkaでのレーティングはチーム内でダントツの最高点、2チーム合わせても2番目の好評価という素晴らしい出来だった。

対して、ベイカーは今季見た中で最も酷かった。というか、3センターの中盤がまるで機能しておらず、それぞれが攻守ともに連携するシーンはほぼ皆無。その中でもベイカーは攻めに比重を置きすぎてほぼ2トップのようなポジショニング(後半途中から442の2センターへ移行したが)で、キックの精度も悪くボールがつながらない。このチームの攻撃のタクトを握っているベイカーが悪かったために、チームとしても低調な出来を招いてしまった。


ミアズガは当初レギュラーだったvdヴェルフの怪我で出番が回ってきたが、この出来ならそのままレギュラーでいれそう。普通にvdヴェルフより良かった。

ベイカーはもう少しチームのバランスを見れるようになってほしい。今のように攻撃ばかり考えているなら、フィテッセは中盤、特にアンカー気質の選手の補強が必至。チェルシーから貸すとしたらグラナダからアングバンを移すか、あとはアケかな…。

とにかくフィテッセは中盤のバランスが悪すぎて組織的攻撃がほぼ機能していない。現状の得点源はウイングのドリブラー2人がゴール前でファール貰ってベイカーがFKを決めるか、PK貰うか、ベイカーのFK/CKに誰かが合わせるかのいずれか。そりゃ、ベイカーの評価上がるわ。




ミアズガはチーム最高点、ベイカーはフィールドプレイヤーで最低点




縦パスをガシガシ入れてて起点になってた




xGはどっちも低値。フィテッセの3センターの平均ポジションが縦並びというカオス。

2016年10月21日金曜日

チャロバの言葉から考える「人事を尽くして天命を待つ」

 コンテのもとでチャンスを掴みかけているチャロバ。数年来の有望株だった彼がついに花咲かんとしている姿を見るのは本当に嬉しい。その彼が見事なアシストを決めたレスター戦後に語った言葉がとても印象的だった。


せっかくなので訳しました。原文はこちらから。

‘I’ve had a lot of loans – some that were good and some that were bad – but out of all the loans I’ve had, I’ve tried to learn as much as I could from them and I think that’s helping me now,’ he said.

‘If you’re a youngster at Chelsea you always have to believe you are good enough, however many loans you have, because you never know what might happen. If you work hard, keep believing and at the right time you’re in the right place, you get your chance.

‘I think the manager is trying to give all the young players and Academy graduates an opportunity. At the minute everybody at the club is working together and doing the best we can.

‘I hope I get more chances. All I can do is try and do my best in training and see what happens.

「たくさんのローンを経験してきた、良かったものもあれば上手くいかないものもあった。でも、経験したすべてのローンから最大限学べることを学ぼうとしてきたし、それが今になって自分の助けになっている。」

「チェルシーの若手であるならば、幾多のローン移籍を経験していていようとも、常に自分自身に対し十分に力があるのだと信じる必要がある。何が起こるのかは決して分からないからだ。懸命に励み自分を信じ続けていれば、しかるべき時にしかるべき場所でチャンスが訪れる。」

「監督は若手やアカデミー卒の選手たち皆に機会を与えようとしてくれている。今、このクラブでは全選手が共に励み、ベストを尽くそうとしている。」

「もっとチャンスが得られるといいね。自分にできるのは練習からベストを尽くすことに努めること、あとは成り行きを見守るだけだよ。」


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 先に断わっておく。まだ実ったわけではない。やっとトップでのスタート地点に立っただけ。それでも、ここまでの道のりは長かった。期待が大きかった分、余計に長く感じたのかもしれない。

 チャロバは13歳でイングランドU16代表としてデビューし、15歳でトップチームの公式戦でベンチ入りを果たした。11/12のプレシーズンでトップ帯同も経験し、2012年に17歳でプロ契約を結んだ。12/13シーズンのワトフォード(当時2部)へのローンでは42試合に出場し昇格プレーオフ決勝進出に貢献した。しかし、この後の3年間は奮わなかった。14/15では昇格組のバーンリーでプレミアに挑戦するも全くと言っていいほどチャンスはなく、半年で2部のレディングへ移る悔しさも味わった。

 だが、15/16のナポリへのローンが一つの転帰となった。奮わなかった3年間の中でも、特に出場機会には恵まれなかった。それでも、ナポリでの1年は彼にとって多くのものをもたらした。ローン担当コーチのニュートンは、サッリのトレーニングによって彼は戦術的に頭もスキルも飛躍的に伸びたと語る。実際にナポリの試合を見たが戦術的に統率された魅力的なフットボールをしていると感じたし(それ以来時間がとれれば見ようと思った)、練習でも33種ものセットプレーを用意したとかドローン2機を用いてリアルタイムで守備陣形を修正しているとか、これはと思わせる情報がいくつも出てくる。
 加えて、ナポリというチームは常に彼の味方でいてくれた。シーズン中にチャロバの母親が亡くなられた際、クラブは1年のローンでやってきた1人の外様のために試合前に黙祷を行ってくれた。その翌週には、ゴールを決めたメルテンスがベンチのチャロバのもとに一目散に駆け寄ってくれた。このチームだったからこそ、チャロバは僅かな出場機会に不満をこぼすことなく成長できたのではないだろうか。ナポリを離れる時、チャロバはナポリの街をMy Cityと呼び、過ごした8か月は生涯忘れないと綴った。

 そして、このタイミングでチェルシーにやってきたのがイタリア人のコンテだ。これがチャロバにとって追い風となった。先述のニュートン曰く、サッリと過ごした時間がコンテのもとで通ずるものが多いそうだ。そしてついに、コンテが彼をトップデビューさせてくれた。プロ契約を結んでから4年半が経ち、初めてトップのベンチに座ってからは実に6年後のデビューとなった。


 チャロバの話をしすぎた。本題は、若手登用の話だ。自分は多少はローンや若手の選手のことを追っているつもりで、その中で若手がチャンスを掴むには実力だけではなく運のようなものも不可欠だと考えている。もちろんこれはよく言われていることなのだが、ずっと上手く自分の言葉で説明できずにいたところでチャロバがそれを体現してくれたと感じ、書き記しておこうと思った次第だ。

 『しかるべき時、しかるべき場所』 これがキーワードだと思う。しかるべき時が訪れるタイミングは誰にも予見できない。チャロバもこれだけ待たされ、ナポリでの1年とコンテ就任がブレイクスルーとなってやっとデビューを果たせた。ここに至るまで実に英2部では84試合(昇格プレーオフを含めると87試合)、英世代別代表での合計出場数は87試合に上る。他の例を挙げるならば、クルトワはアトレティコで3年過ごした。マティッチは、一度はクラブを追われるもポルトガルで成長を遂げ復帰へ繋げ居場所を確保した(最近再び手放しそうになっている気もするが)。

 そして、しかるべき場所。ここ数年、多くのタレントがチェルシー以外の場所でそのタイミングを迎えた。そもそも論だが、空白がない限り場所が空くことはないのだ。ルカクを例とすると分かりやすい。トーレス、デンバ・バ、エトーとの競争を嫌ったルカクが武者修行を選択するも、帰ってきたらコスタ、レミー、ドログバにライバルが変わっていて入り込む余地がなくなっていたことは記憶に新しい。チャロバとコンテの出会いのように、監督もまた重要なファクターだ。しかるべき場所は各人各様、結果論でしか語ることができない。

 何が言いたいかというと、しかるべきタイミングの決定において本人の能力は前提条件ではあるがあくまで1要素であり、個人に依らない部分の介在を見過ごしてはならないということだ。選手の能力を図る最も簡便な物差しは出場試合数やゴール数などの数字による結果だが、これらをベースにトップ登用を求める意見はナンセンスとまでは言わないものの、視野狭窄とは言わざるを得ない。さらに言えば、能力は結果に対する必要条件に過ぎず結果は必ずしも能力を反映しない。

 チャロバも、ついで言うならモーゼスもローン先で出場機会に恵まれたわけではなかった。彼らは自分の能力がチェルシーでやるに値すると信じ待ち続け努力したからこそ『しかるべき時、しかるべき場所』をチェルシーで迎えられたのだろう。だからこそチャロバの言葉が本当に印象的だった。ベストを尽くし続け成り行きを見守るというのもまた地に足付けている感じがして好感が持てる。


 能力を前提としたうえで本人が信じ待ち続け、努力を怠らないこと。これが揃って初めて『しかるべき時、しかるべき場所』をチェルシーのトップチームで迎えることができるのだなと改めて考えさせられた。まさに「人事を尽くして天命を待つ」だ。


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 最初に断わったように、まだまだ序章に過ぎない。かつてのジョシュやレアルマドリーのヘセのように怪我で全てが一変することだってままある。それでも、今は彼の努力を讃え素直に1ファンとして喜びたい。

 チャロバ、トップチームデビューおめでとう。



2016年10月11日火曜日

10/9 Finland vs Croatia

アウェイ2連戦の2戦目。負傷者リストにさらにチョルルカが加わり5人欠けた中での試合。

フィンランド 0-1 クロアチア
得点者:マンジュキッチ

GK:スバシッチ
DF:ヴルサリコ、ミトロヴィッチ、ヴィダ、ピヴァリッチ
MF:ブロゾヴィッチ、バデリ、コヴァチッチ、ペリシッチ
FW:クラマリッチ、マンジュキッチ

ブロゾヴィッチ→チョップ
クラマリッチ→ログ
マンジュキッチ→カリニッチ


主将モドリッチ、副主将ラキティッチとチョルルカが全員怪我で不在のため、マンジュキッチが代理キャプテンでした。交代後はペリシッチが。

アウェイでの連戦、しかも複数の選手が手袋を着用するほどに寒い中での試合で内容が乏しかったのは仕方ないかなと思います。相手もかなり守備的に固めてきましたし、そういうところを切り開く選手が軒並み負傷していたということも考慮しなくては。

得点はコソヴォ戦と同様にサイドから。ヴルサリコのファーへのクロスをクラマリッチが折り返すようにシュート。そのままでも入ったように見えましたが、最後はマンジュキッチが押し込んで2試合連続弾。クラマリッチのファーでフリーになる動きとクロスが良かったです。

残念ながらアイスランドも2連勝したため、グループIはクロアチアとアイスランドが勝ち点7で並んでいます。コソヴォ戦のゴールラッシュのおかげで得失点差でグループ首位です。



次戦は11/13にホームでアイスランドとの首位攻防戦、その後北アイルランドに遠征して親善試合を11/16に行う予定です。アイスランドと言えばブラジルW杯欧州予選のプレーオフ以来の対戦。ストレートインに向けて負けられない試合です。


<寸評>
スバシッチ
怪我で出場危ぶまれるも、無事クリーンシートに貢献

ヴルサリコ
先制点のクロスは見事

ミトロヴィッチ
代役として代表初先発も、やはりチョルルカには及ばない

ヴィダ
だいぶレギュラーが板についてきたがもう一歩レベルアップして安定してほしい

ピヴァリッチ
対面の守備が良かったこともあり攻防戦で敗北。そろそろ国外移籍してもいい頃合い

バデリ
2試合連続で良くなかったが、ラストプレーで相手の決定機を阻止するビッグプレー

コヴァチッチ
コソヴォ戦ほどは輝けずもコンダクターとしての働きは見せた

ブロゾヴィッチ
クラブ(での状況)を変えていい状態で今度は来てほしい

ペリシッチ
厳しいチェックにあいなかなか輝けず。ポストに当てた決定機は決めたかった

クラマリッチ
アシストで2試合連続で貢献

マンジュキッチ
2試合連続弾もだが、キャプテンマークを巻き守備にひたむきに走る姿は純粋にかっこよかった

チョップ
交代出場でゴールに迫る好プレーをみせたが、フリーでシュート決められないストライカーはちょっと…。

ログ、カリニッチ
見せ場を作るには時間が少なかった

2016年10月8日土曜日

10/6 Kosovo vs Croatia

 W杯予選2戦目。負傷者続出でモドリッチ、ラキティッチ、ロヴレン、ピアツァと力のとくにある4選手を欠くなかでのアウェイゲーム。コソヴォはこの試合がホームでの初の公式戦というメモリアルゲーム。

コソヴォ 0-6 クロアチア
得点者:マンジュキッチ×3、ペリシッチ、ミトロヴィッチ、N.カリニッチ

GK:スバシッチ
DF:ヴルサリコ、チョルルカ、ヴィダ、ピヴァリッチ
MF:ブロゾヴィッチ、バデリ、コヴァチッチ、ペリシッチ
FW:クラマリッチ、マンジュキッチ

チョルルカ→ミトロヴィッチ
マンジュキッチ→N.カリニッチ
クラマリッチ→ログ


 ナイスゲームでした。特に攻撃陣は皆が褒められる出来でコソヴォの中盤を容易に崩し決定機を数多く創出、モノにすることができました。

 特にマンジュキッチ。公式戦でずっとゴールがなくメディアから叩かれた中での前半だけでのハットトリック。実力で批判したものを黙らせました。
 とは言うものの、やはり2トップにシフトしたことが大きいと思います。マンジョはやはり2トップで活きる。そして、コンビを組んだクラマリッチが衛星型STとして素晴らしい活躍でマンジョをサポート。オンザボール、オフザボール共に光るものを見せました。

 モドリッチとラキティッチの2人のコンダクターを欠くなかで、シンプルにサイドに振ってクロスという戦い方にシフトしたのが90分通して効いていました。SBのヴルサリコとピヴァリッチはともに高精度のクロスを備えていますし、SHのブロゾヴィッチとペリシッチは戦術理解度が共に高くサイドでのボール支配に幅と深さをもたらしていました。クロスさえ上がれば、中にはこのレベルではほぼ競り勝つ強さを持つマンジョと衛星として素晴らしいサポートを見せたクラマリッチがチャンスをほぼ結果に結びつけるパフォーマンスで、安心して見られる試合でした。

 新たなコンダクターとしてセントラルに君臨したコヴァチッチもまた頼もしかったです。マドリーで今季印象的な活躍を見せ自信を深めていることが見て取れるパフォーマンス。以前のように一瞬の躊躇やバタつきがなくなり、シンプルにサイドに振る時は振る、仕掛けるときは仕掛ける、縦に出す時もしっかり速くとチームを動かす様が本当に頼もしかった。昨年の彼はベンチ外も多く心配ばかりしていましたが、本当に成長したなあと見ていて嬉しかったです。

 GKのスバシッチにも最後に触れないと。ゴールラッシュに目が行きがちですが、無失点は彼の幾度もものビッグセーブがあったからこそ。特に前半はいくつもコソヴォに形を作られますが全てシャットアウト。彼もまた1流からワールドクラスへと近づいている1人だと思います。


 ピッチ外で、試合前にはハイドゥク・スプリトのサポータ集団トルツィダを中心としてこの試合を壊そうとする動きがあるとも伝えられていましたが、無事に終わったこともホッとしました。ただ、前半にクロアチアとコソヴォの両サポーターがセルビアに対して「○せ!」「○せ!」とコールに応じあっていたようで、これに反発するセルビア側からFIFAに抗議があったようですが…。


<寸評>
スバシッチ
最後の砦として君臨。守護神。

ヴルサリコ
高性能クロスに加え、守備でもチョルルカのミスをカバーするビッグプレー。

チョルルカ
キャプテンマークを巻くもHTに交代。代表合流時から怪我を抱えていたようなのでその影響か。

ヴィダ
安定感がついてきた。そろそろより大きなクラブで見たい。

ピヴァリッチ
攻撃では流石の存在感。一方守備では軽さが目立ちすぎ。

バデリ
ややミス多かったか。

コヴァチッチ
大きな成長を感じさせた90分。

ブロゾヴィッチ
クラブでは心配ばかりもこの日は盤石のパフォーマンス

ペリシッチ
いつも通りのハイパフォーマンス。

クラマリッチ
衛星型STとして今後も見たいと思わせる出来。

マンジュキッチ
批判を結果で黙らせた。後半にはキャプテンマークも。

ミトロヴィッチ
代表での公式戦デビューでひっそりと初ゴール。

N.カリニッチ
マンジョに負けじと少ない時間でもしっかりゴール。素晴らしい。

ログ
出たころにはもう試合は決していた。



2016年10月5日水曜日

Lewis Baker vs Groningen

 時間があると(あと視聴環境もあれば)ローン勢の試合を観たりしてるんですが、せっかく備忘録があるので印象等を残しておこうと思います。もちろん、それを書く時間があればですが。

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フィテッセ 2−1 フローニンゲン
得点者:ベイカー(FK)、レールダム

 PSM含めてフィテッセを見るのは今シーズン4試合目。ベイカーは433のインサイドで先発。
 勝ちはしたもののフローニンゲンに特に押された苦しい試合だった。実際、支配率はフィテッセ44%で相手が優勢。それでも、ベイカーの飛び道具で2点稼いで勝った。

 1点目はベイカーがFK直接曲げてドン。今回は右足で、相手GK一歩も動けずの見ていても気持ちがいいゴール。PKで先制された嫌なムードを払拭したという意味でも価値の高いゴールだった。

 80分頃に一旦豪雨による中断を挟んだ後、フィテッセが決勝点。ハーフライン付近からのベイカーの長距離FKにvdヴェルフが頭で合わせて、GKが弾いたのをレールダムが詰めてゴール。相手がボールウォッチャーになっていたけれど、ベイカーの制度の高いキックが呼び込んだ決勝点だった。

 この日のベイカーは見事MoMだったそう。インタビューで本人も言っていたけど、今季は昨季より攻撃の仕事を任されていてやりやすそうだった。見るたびに、改善して欲しいのは守備面なんだけどなあと思うのだけれど、本人も今季の目標はもっとゴールとアシスト量産することって言ってるし、うーん。

 フィテッセの話を少しすると、433の中盤の役回りが整備されてなくて攻守分断の残念なサッカーという印象。ベイカーは攻めたがるし、他の2人もポジショニングでバランスをとってくれず。前線は比較的優秀なだけにチームのバランスが整いさえすればという感じ。

  ちなみに、ネイサンとミアズガも後半終了間際に投入されて2分くらいチェルシー3人組がピッチ上に揃い踏み。ネイサンはシーズンが始まった当初は左WGのレギュラーだったけど、8月後半に加入したティハドゥイニにすっかりポジションを奪われてしまった。ミアズガは現状CBの4番手。最終日の加入ともあってまずはフィットネスを上げるのが先決。仕上がればvdヴェルフとポジションを争える力はあるので。




2016年9月30日金曜日

クロアチア代表メンバー発表(vsコソヴォ、フィンランド)

ロシアW杯欧州予選、2戦目と3戦目です。2戦目はアウェイでコソヴォと(現地時間10月6日 20:45~)、3戦目もアウェイでフィンランド戦です(現地時間10月9日 18:00~)。

クロアチアを含むグループIですが、全チームが初戦を1-1の引き分けで終えました。以前も書きましたが、各グループ1位が本戦にストレートイン。その後、2位通過のうち最低成績の1カ国を除いた8カ国でプレーオフを行い、勝ち抜け4カ国が本戦出場。合計13カ国が本戦出場となります。

さて、メンバーですが前回とほぼ変更はありませんでした。

▼GK
ダニエル・スバシッチ(ASモナコ)
ロヴレ・カリニッチ(ハイドゥク・スプリト)
イヴァン・ヴァルギッチ(ラツィオ)

▼DF
ヴェドラン・チョルルカ(ロコモティフ・モスクワ)
ドマゴイ・ヴィダ(ディナモ・キエフ)
デヤン・ロヴレン(リヴァプール) 
→マテイ・ミトロヴィッチ(リエカ)
ティン・イェドヴァイ(レヴァークーゼン)
シメ・ヴルサリコ(アトレティコ・マドリー)
イヴァン・ストリニッチ(ナポリ)
ヨシプ・ピヴァリッチ(ディナモ・ザグレブ)

▼MF
ルカ・モドリッチ(レアルマドリー) 
→マルコ・ログ(ナポリ)
イヴァン・ラキティッチ(バルセロナ)
→ドマゴイ・アントリッチ(ディナモ・ザグレブ)
マルセロ・ブロゾヴィッチ(インテル)
マテオ・コヴァチッチ(レアルマドリー)
ミラン・バデリ(フィオレンティーナ)
イヴァン・ペリシッチ(インテル)

▼FW
マリオ・マンジュキッチ(ユヴェントス)
ニコラ・カリニッチ(フィオレンティーナ)
アンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム)
マルコ・ピアツァ(ユヴェントス)
ドゥイェ・チョップ(スポルティング・ヒホン)


メンバー発表後に主将であるモドリッチが左膝の怪我のために招集回避。ナポリのログが代替招集されました。また、前回怪我で招集回避したピヴァリッチが復帰。

(10/3 追記)さらに、ラキティッチとロヴレンも怪我により招集を回避。アントリッチとミトロヴィッチがそれぞれ追加招集となりました。ルカとラキの2人抜き…。

(10/4 追記)ピアツァも代表離脱。招集以前から足に痛みを感じており、ザグレブ到着後に検査を受けたところ腓骨にひびが入っていたそうで…。

スルナが引退したばかりで新主将を務めるモドリッチが抜けることになり、少し心配です。代わりのキャプテンはチョルルカが務める予定。

トルコ戦でメディアから問題視された「1トップマンジュキッチ限界説」にチャチッチがどう手を施すかがこの2戦での1番の注目ポイントでしょう。ユーベでもイグアインの後塵を拝している状況ですし、フィオレンティーナで安定した活躍を見せるカリニッチに切り替えるタイミングだと個人的には感じていますが。

もう一つの懸念は、ルカが抜けたボランチを埋めるであろうブロゾヴィッチです。デブール監督との確執によりチームから外され、謝罪後もSNSを巡って再度リーグ戦の招集メンバーから外されてしまったおり、非常に心配しています。ルカの代替招集となったログもまだ若いしナポリでは出番に恵まれておらず、誰がバデリとコンビを組むのかという状況です。

難しいアウェイゲーム2連戦ですが、やはり勝ってほしいです。初戦がかなりお粗末だっただけにこの2戦の結果如何ではチャチッチの首も怪しくなるんじゃないかな。


また、11月に北アイルランド代表と親善試合を行うことも合わせて発表されました。現地時間11月15日 20:45~、ウィンザーパークにて行われます。

2016年9月8日木曜日

クアドラードの移籍に関する備忘録

お金の話は全然分からないので誤った用語の使用等が多々あると思います。

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 今夏、クアドラードは昨年度に続きユベントスへローンとなった。しかも、非常に複雑な契約形態であった。
クアドラのローン契約
①2019年6月までの3年ローン
②ローン費用は5m€/yr
③ユーベは買取OP、もしくは一定の成績を残すことで発生する買取義務を有している。買取に伴う費用は25mであり、これは3年間で支払われる。また、既に支払われたローン費用がここから差し引かれる。
④選手がユベントスに在籍している間にさらに一定の成績を残した場合、ユーベはチェルシーに4m€のボーナスを支払うこととなる。
クアドラードは14/15シーズンの1月に、移籍金30m€、4.5年契約でチェルシーに移籍してきた。週給は100k€(1年を50週とすると年俸5m€)という報道あり。2016年夏の時点で、チェルシーとクアドラードの間に残された契約は3年であり、3年ローンはつまりクアドラとチェルシーの離別を意味する(実質的な売却)。

 チェルシーが支払った移籍金は、契約期間において6.66m€に償却され、ローン期間内はユーベがサラリーを全額負担していると仮定すると、この償却分が帳簿に計上されることとなる。さらに、今後3年間はローン費用5m€/yrが支払われることで、クアドラード獲得による帳簿上の支出はこれを差し引いた年間1.66m€となる。

 額面通りにシンプルに考えると、チェルシーは獲得に費やした30m€を回収できる可能性がある。15/16シーズンのローンによりチェルシーは1.5m€のローン費用を得ており、今後三年間で少なくとも15m€のローン費用をさらに得ることとなる。もしユーベが買取を行うとなると、15mから25m€にまで収入が上昇する。さらに、ボーナスまで発生した場合、追加で4m€を得ることができる。以上を合わせると、合計で約30m€となり支払った移籍金を回収できるというわけである。
 しかしながら、FFPの観点から見れば実際は各年次ごとに収支が計上されるため、チェルシーへの追加の支払いが生じた場合は今後数年間にわたって段階的に計上されることとなる。
 
 今後考えうる最悪のケースとしては、クアドラードのローン契約に含まれる追加の支払いが全く生じないというものであり、この場合チェルシーが得られるのは総額16.5m€(15/16および16/17~の3年間、合計4年間で得られるローン費用の合計)のみとなる。つまり、4.5年の契約のうち彼が実際にチェルシーでプレーしたのは半年のみであるため、チェルシーはたった半年のために差額の13.5m€(と、さらに彼のサラリー)を費やしたということになるわけだ。

 サラリーに関して。ここまでローン期間内ではユーベが全額負担と仮定してきたが、2016年夏市場閉幕後に伊メディアが公表したクアドラードの推定年俸は3m€とされている。チェルシーが獲得時に合意したサラリーが先述した5m€であるとするならば、ローン期間内もチェルシーは一部のサラリーを負担していることになる。
 ただ、calciomercatoの記事によれば、クアドラードとユーベはサラリーにおいて年俸3m€で合意したとされており、端的に言えば自身が希望するユーベ再加入のために減給を受け入れたという可能性もある。クラブ間での契約内容は明かされているが、選手との契約についてはどうしても憶測の域を出ない。
(10/12 追記) サラリーについて、イギリスでは税引き前のものが取り扱われ、イタリアでは税引き後のものが扱われるそうです。よって、必然的に報道される額は英>伊となるため、そのギャップが上記の報道となった可能性が考えられます。


 コンテはクアドラを気に入っておりスカッドに組み込むことを考えていたようだが、高給の彼をアザール、ウィリアン、ペドロに次ぐ控えとして置くことは賢明とは言えない上に、本人がイタリアへ戻りたがっていたのだから残すわけにはいかなかっただろう。そのうえで、完全移籍に準ずるローン移籍で獲得費用を回収できる可能性を残したのだから、悪くない取引とは言える。ユーベにとっても完全移籍で買い取るよりもこの形態の方がFFP的に有利であるため、それぞれの思惑を汲み取った着地点がこの奇異なローン移籍であったのだろう。

2016年9月6日火曜日

9/5 Croatia vs Turkey

新たな時代と新しいコンペティションの始まりに、今までと同じことの繰り返し。

CRO 1-1 TUR @マクシミール
得点者:ラキティッチ(PK)、チャルハノール(FK)

GK:L.カリニッチ
DF:ヴルサリコ、チョルルカ、ヴィダ、ストリニッチ
MF:バデリ、モドリッチ - ピアツァ、ラキティッチ、ペリシッチ
ST:マンジュキッチ

ラキティッチ→ブロゾヴィッチ
ピアツァ→N.カリニッチ
マンジュキッチ→クラマリッチ


得点はルカのPk獲得から。上手く相手をつり出した。それをラキが相手GKの逆を突いて先制。

失点は不運だった。FKを与えたルカのタックルはボールに行っていたし、チャルハノールのFKも壁のペリシッチに当たったものがそのままゴールインするというついてなさ。

ただ、引き分け自体は妥当。シュート17本、決定機も数知れず。マンジョとピアツァは外しすぎ、とくにマンジョはシュート以外でもチャンス潰しすぎ。この引き分けは、点をとりきれなかった自分たちの責任。

チャンスを決めきれない試合をここ2年くらいで何度繰り返してきたか。そして、その大半を担うマンジュキッチ。ユーベのように2トップならば十分やれるが、1トップではもう限界だ。カリニッチがいるのだし、チャチッチは早急に決断を下すべき。


<寸評>
Lカリニッチ
失点はノーチャンス。

ヴルサリコ
クロスで幾度も好機演出

チョルルカ
守備陣を安定させたとは言い難い

ヴィダ
ストリニッチの穴を全てカバー、頼もしかった

ストリニッチ
代表引退すべき

バデリ
最後の1on1は決めなくちゃ。

モドリッチ
キャプテンマークに恥じない素晴らしいプレー

ペリシッチ
コンディション整ってないのが伝わってきた

ラキティッチ
PK決めた以外は全くよくなかった。合流遅れの影響?

ピアツァ
同僚マンジョをリスペクトしてシュート外す必要ないです

マンジュキッチ
そろそろ限界。代わりはもういる。

ブロゾヴィッチ、Nカリニッチ、クラマリッチ
もう少し長い時間見たかった

2016年9月5日月曜日

チェルシー16/17シーズン前半戦選手登録

プレミアリーグ

新加入:#3 アロンソ、#7 カンテ、#23 バチュアイ、#30 ルイス、#37 エドゥアルド
追加登録:#5 ズマ(年齢超過)、#15 モーゼス(ローンバック)、#29 チャロバ(ローンバック)
背番号変更:#11 ペドロ、#14 ロフタス=チーク、#33 トモリ、#41 ソランキ、#42 コリンズ


*登録メンバー
1 アスミル・ベゴヴィッチ HG
2 ブラニスラヴ・イヴァノヴィッチ
3 マルコス・アロンソ 
4 セスク・ファブレガス HG
5 クルト・ズマ
7 エンゴロ・カンテ
8 オスカル
10 エデン・アザール
11 ペドロ
12 ジョン・ミケル・オビ
13 ティボー・クルトワ
15 ヴィクター・モーゼス HG
19 ディエゴ・コスタ
21 ネマニャ・マティッチ
22 ウィリアン
23 ミヒー・バチュアイ
24 ギャリー・ケイヒル HG
26 ジョン・テリー HG
28 セサル・アスピリクエタ
29 ナサニエル・チャロバ HG
30 ダビド・ルイス
37 エドゥアルド

*Under-21の選手 ※規定により登録不要
14 ルベン・ロフタス=チーク
33 フィカヨ・トモリ
34 オラ・アイナ
41 ドミニク・ソランキ
42 ブラッドリー・コリンズ

合計22+5名 HG外選手16名(最大17名)、HG選手6名


SQUAD NUMBER LIST FOR 2016/17(クラブ公式)
http://www.chelseafc.com/news/latest-news/2016/08/squad-numbers-for-new-signings-confirmed.html

Squads for 2016/17 Premier League confirmed(プレミア公式)
https://www.premierleague.com/news/84136

2016年9月1日木曜日

夏のお金の出入り

備忘録。ザックリ参考程度に。移籍金は主にガーディアンとtransfermarktを参考にしましたがアテにしない方が賢明。

IN
ミヒー・バチュアイ 33m£
エンゴロ・カンテ 30m£
エドゥアルド 4m£
マルコス・アロンソ 23m£
ダビド・ルイス 34m£

合計 124m£

OUT
スティペ・ペリツァ 3.4m£
モハメド・サラー 12m£
パピー・ジロボジ 8m£
マルコ・マリン 2.5m£

合計 25.9m£

LOAN
ババ・ラーマン 0.4m£/yr
マリオ・パシャリッチ 0.8m£/yr
クアドラード 4m£/yr
ロイク・レミー 3m£/yr

合計 8.2m£/yr(今年度のみのloan fee、判明分のみ)

SELL-ON
ジェフリー・ブルマ 4m£ ※狼への移籍金12m£の3分の1


Net Spent
124-(25.9+8.2+4)
= 85.9m£


とりあえず、減価償却とか代理人手数料とか諸々無視すればザッと9000万£くらいの赤字収支。
原因としては、モウ期の少数精鋭スカッドの影響で売れる選手が手元におらず売却益をあげられなかったこと、膨大な放映権収入による売却の促進と市場価格の異常な高騰、チーム再建における選手購入が避けられなかったこと、など。

Daily Expressによれば、net spentでチェルシーは4位でだいたいアーセナルと同じらしい(総額が個々の計算とは違ってるのでこれも参考程度)。ちなみにマンチェスターの2クラブが1億ポンド超えでワンツーフィニッシュ。

サラーの売却益を今夏に持ってきたのは優秀な判断だったと言えそう。詳しいお金の話はそのうちSwiss Rambleあたりが取りあげるか、Jake Cohenが書くと思う。

2016年8月30日火曜日

クロアチア代表関連2016夏移籍まとめ

▼GK

Ivan Vargic イヴァン・ヴァルギッチ
29歳 A代表
リエカ→ラツィオ(ローンバック)


Dominik Livakovic ドミニク・リヴァコヴィッチ
21歳 U21代表
NKザグレブ→ディナモ・ザグレブ(ローンバック)


Matej Delac マテイ・デラチュ
23歳 元U23代表
チェルシー→ロイヤル・エクセル・ムスクロン(シーズンローン)


Fabijan Bundic ファビアン・ブンディッチ
19歳 U19代表
シュツットガルト→インゴルシュタッド(フリー)

▼DF

Sime Vrsaljko シメ・ヴルサリコ
24歳 A代表
サッスオーロ→アトレティコ・マドリー(移籍金1600万ユーロ)


Hrvoje Milic フルヴォイェ・ミリッチ
27歳 元A代表
ハイドゥク・スプリト→フィオレンティーナ


Marko Leskovic マルコ・レシュコヴィッチ
25歳 元A代表
リエカ→ディナモ・ザグレブ



Branimir Kalaica ブラニミル・カライツァ
18歳 U19代表
ディナモ・ザグレブ→ベンフィカ(移籍金フリー)


Igor Bubnjic イゴール・ブブニッチ
24歳 元A代表
ウディネーゼ→ブレシア(ローン)


Niko Datkovic ニコ・ダトコヴィッチ
23歳 元U21代表
リエカ→スペツィア


Dino Peric ディノ・ペリッチ
22歳 元U19代表
ロコモティバ・ザグレブ→ディナモ・ザグレブ


Josip Elez ヨシプ・エレズ
22歳 元U21代表
ラツィオ→リエカ(買取オプション付きローン)


Tin Kulenovic ティン・クレノヴィッチ
19歳 U19代表
ディナモ・ザグレブ→インテル・ザプレシッチ


Anton Kresic アントン・クレシッチ
20歳 元U19代表
アタランタ→トラパーニ(ローン)


Ricardo Bagadur リカルド・マガドゥル
20歳 元U18代表
フィオレンティーナ→ベネヴェント(ローン)

▼MF

Marko Rog マルコ・ログ
21歳 A代表
ディナモ・ザグレブ→ナポリ(来夏1300万ユーロでの買取義務付帯ローン)


Alen Halilovic アレン・ハリロヴィッチ
20歳 U21代表
FCバルセロナ→ハンブルガーSV(500万ユーロ、バルサに2年間の買戻しOP付き)


Mario Pasalic マリオ・パシャリッチ
21歳 元A代表
チェルシー→ACミラン(シーズンローン)



Josip Brekalo ヨシップ・ブレカロ
19歳 U19代表
ディナモ・ザグレブ→ウォルフスブルク(移籍金600万ユーロ+ボーナス)


Niko Kranjcar ニコ・クラニチャール
32歳 元A代表
NYコスモス→レンジャース


Franko Andrijasevic フランコ・アンドリヤセヴィッチ
25歳 元A代表
ディナモザグレブ→リエカ


Ivan Fiolic イヴァン・フィオリッチ
20歳 U21代表
ロコモティバ・ザグレブ→ディナモ・ザグレブ


Duje Javorcic ドゥイェ・ヤヴォルチッチ
16歳
RNKスプリト→ラツィオ

▼FW

Marko Pjaca マルコ・ピアツァ
21歳 A代表
ディナモ・ザグレブ→ユヴェントス(2300万ユーロ)



Andrej Kramaric アンドレイ・クラマリッチ
25歳 A代表
レスター→ホッフェンハイム(1000万ユーロ)


Duje Cop ドゥイェ・チョップ
26歳 A代表
カリアリ→スポルティング・ヒホン(買取オプション付きローン)


Ante Rebic アンテ・レビッチ
22歳 元A代表
フィオレンティーナ→フランクフルト(ローン)


Marko Livaja マルコ・リヴァヤ
22歳 元A代表
ルビンカザン→ラス・パルマス(移籍金フリー)



Ante Budimir アンテ・ブディミル
25歳 元U21代表
クロトーネ→サンプドリア


Robert Muric ロベルト・ムリッチ
20歳 元U19代表
アヤックス→ペスカーラ(買取オプション付帯ローン)


Stipe Perica スティペ・ペリツァ
21歳 U21代表
チェルシー→ウディネーゼ(400万ユーロの買取オプション行使)


Ivica Olic イヴィツァ・オリッチ
36歳 元A代表
ハンブルガーSV→1860ミュンヘン


Marin Tomasov マリン・トマソフ
28歳 元A代表
リエカ→アル・ナスル(ローン)


Marko Kolar マルコ・コラル
21歳 U21代表
ロコモティバ・ザグレブ→インテル・ザプレシッチ(ローン)


Antonio Čolak アントニオ・チョラク
22歳 元U20代表
ホッフェンハイム→ダルムシュタッド(ローン)


Josip Maganjic ヨシプ・マガニッチ
17歳 U17代表
ハイドゥク・スプリト→フィオレンティーナ



2016年8月25日木曜日

クロアチア代表メンバー発表(vsトルコ)

2018ロシアW杯ヨーロッパ予選が始まります。初戦はEURO2016で同じグループだったトルコ、ザグレブのマクシミールで現地時間9月5日20時45分キックオフです。

グループはこんな感じ。全9グループで各1位通過がW本戦にストレートイン。また、各2位通過のうち最低成績の1カ国を除いた8カ国でプレーオフを行い、勝ち抜け4カ国が本戦出場。合計13カ国が本戦出場となります。


3月の親善試合イスラエル戦において観客による差別行為があったとして、既にこの試合が無観客試合となる処分をFIFAから課されています。

予選の初戦から無観客試合です。

GK
ダニエル・スバシッチ(ASモナコ)
ロヴレ・カリニッチ(ハイドゥク・スプリト)
イヴァン・ヴァルギッチ(ラツィオ

DF
ヴェドラン・チョルルカ(ロコモティフ・モスクワ)
ドマゴイ・ヴィダ(ディナモ・キエフ)
デヤン・ロヴレン(リヴァプール) 復帰
ティン・イェドヴァイ(レヴァークーゼン)
シメ・ヴルサリコ(アトレティコ・マドリー
イヴァン・ストリニッチ(ナポリ)
ヨシプ・ピヴァリッチ(ディナモ・ザグレブ) 復帰

MF
ルカ・モドリッチ(レアルマドリー)
イヴァン・ラキティッチ(バルセロナ)
マルセロ・ブロゾヴィッチ(インテル)
マテオ・コヴァチッチ(レアルマドリー)
ミラン・バデリ(フィオレンティーナ)
マルコ・ログ(ディナモ・ザグレブ ナポリ) ※招集後に移籍決定
イヴァン・ペリシッチ(インテル)
アンテ・チョリッチ(ディナモ・ザグレブ)

FW
マリオ・マンジュキッチ(ユヴェントス)
ニコラ・カリニッチ(フィオレンティーナ)
アンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム)
マルコ・ピアツァ(ユヴェントス
ドゥイェ・チョップ(スポルティング・ヒホン


何人か所属クラブが変わりました(青字)。

W杯からの主な変更は以下の通り。
・スルナが代表から引退
・チャチッチとの確執があったロヴレンが復帰
・ACL断裂が癒えたピヴァリッチが復帰
・シルデンフェルドが落選

また、HSVに移籍したハリロヴィッチはU21EUROを戦うU21チームへ招集。他にも、EURO2016合宿にサプライズ招集されたチャレタ=ツァール(RBザルツブルグ)やリヴァコヴィッチ(Dザグレブ)もu21へ。
代表経験のある落選した選手は、CBレシュコヴィッチ(Dザグレブ)、モチニッチ(ラピド・ウィーン)、ヤヤロ(パレルモ)、パシャリッチ(チェルシー)、リヴァヤ(ラスパルマス)、レビッチ(フランクフルト)などです。


チャチッチ監督「我々は既に無観客試合というハンディキャップを背負うことになったが、同時に自分たちの強みも理解しており、EURO2016でも見せた質の高いプレーを続けたい。初戦を勝ちで終えられると信じているし、ロシアに辿り着くための翼を手に入れたいところだ。」

まずは、チャチッチ続投なんですね。EUROでの成功(個人的に頑張ったのは選手で彼が何かを成し遂げたという印象は全くない)により、アンジなどから声がかかっていたそうですが、ひとまずは続投ということで。
そして保守的な彼らしく、成功したスカッドはほぼ弄らずというメンバー構成となりました。引退のスルナのところに、怪我がなければEUROにも呼ばれていたであろうピヴァリッチが納まり、ベテランのシルデンフェルトに代わってロヴレンが帰ってきたと。ロヴレンの復帰は歓迎ですし、もう揉めてほしくないです。

スルナの引退については、彼のラストメッセージがすごくエモーショナルな彼らしいものでようやく実感が湧いたというのが正直な感想です。彼のラストマッチはあの無味乾燥なポルトガル戦だったわけですが、試合からくる虚無感のせいで彼のラストマッチと言われてもピンとこないような、、実感がありませんでした。
RSBの代役はヴルサリコになるでしょうが、スルナの代役は見つからないでしょう。というより、あれだけの伝説的存在なのだからそんな簡単に代役なんか見つかっては困ります。変化は少ないといえど、全く違うチームになるでしょう。期待と不安が入り混じります。

2016年8月18日木曜日

CB補強の話

自分がここまで見てきた報道をまとめました。個人的備忘録と最後にちょっとした私感。


ここまでの経緯

チェルシーは2年連続でCBの補強に苦労している。

①2015夏~2016夏
 
 昨夏、クラブはジョン・ストーンズを唯一無二の絶対目標と定めた。4度にも及ぶオファーを提示し、メディアを使って相手方にストレスをかけ、ストーンズ本人にトランスファーリクエストを提出させるまでは成功したが、エバートンによる必死の抵抗の前に散った。結果、仏担当スカウトのヒリオンの推薦を受けパピージロボジを獲得という現場の意向とはかけ離れた補強に終わった。誰一人として補強できないという惨敗に終わった。
 冬にストーンズにリトライするという話もあったが、その半年でリーグチャンピオンから降格争いへとクラブの状況は様変わり、さらに14/15シーズンは赤字決算とリトライできる状況ではなくなってしまった。
 一方、その冬にはミアズガがやってきたが、これは単なる先物買いだった。冬はMLSがオフシーズンであり、かつ、そのシーズンでBreakout Player of the Yearに選ばれたというタイミングは、クラブが2013年から有望株としてマークしていたミアズガを買ううえでベストだっただけだ。本来は獲得後そのままローンになる選手、補強として扱われるべきものではなかった。
 ”オペレーション・ストーンズ”は失敗に終わった。さらに、ズマを膝の靭帯断裂という大怪我で失い、ガリーケイヒルは1流のCBとはもはや呼べない選手へ成り下がり、ジョンテリーの衰えを指摘する声はさらに強まった。新監督コンテに引き継がれたのは、この惨憺たる状況であった。

②2016夏~リュディガー破談まで~

 当然コンテはCB補強を要望した。コンテが就任当初提出した希望リストに含まれたとされた選手はボヌッチとマノラス。だが、普通に考えてボヌッチは非売品であり、早々に候補から外れた。
 マノラスは、非常に複雑な状況にあった。まず、並行してナインゴラン獲得へも動いており、プライオリティもそちらに置かれていた。ついで、ローマはFFPを満たすためにいずれかの選手売却が不可欠であった。一方で、ローマがマノラスを獲得した際に結んだ契約の付帯条項(次回移籍金の50%が前所属オリンピアコスに渡るというもの)が2016年9月1日まで有効であったために、今夏のマノラス売却がFFP問題解決に直結しなかった。さらに、DFの主軸であるマノラスの売却そのものにローマは否定的であった。
 一方で、クラブは未だにストーンズ獲得を諦めたわけではなかった。しかしながら、他クラブとの競争必死であった状況と、CB以外にも複数ポジションに補強が必要だったことから、クラブはマネーゲームに参戦しないことを決断。
 また、クラブはジェフリー・ブルマの再獲得へも動いた。コンテ自身がブルマに連絡をとったものの、ブルマはウォルフスブルク移籍を選択。買戻し条項もPSVとの契約延長時に失効しており、失敗に終わった。
 こうした中で、迅速かつ安価な決着を優先したクラブが選んだのは、アントニオ・リュディガーだった。ローマもFFPの影響からリュディガー売却には前向きだった。20m£程度の移籍金で決着目前まで到達し、他のポジションに割く時間と資金を確保したと思われた矢先に、リュディガー自身が膝の靱帯を断裂。このオペレーションも失敗に終わった。さらに、この怪我は同時にマノラス獲得をも困難にした。

③2016夏~クリバリへの転換~
 クラブは、CB補強を据え置き他ポジションへの補強を進めた。ストライカーの補強としてバチュアイを、ナインゴラン獲得に失敗した中盤にはカンテを獲得することに成功。さらにコンテもEUROを終えチームに合流し、本格的なスカッド厳選が始まった。
 そのうえで、コンテが希望したのは、スピードがありフィジカルに恵まれ、ある程度足下の精度を備えた選手。そしてピックアップされたのが、カリドゥ・クリバリだった。2度のオファーを提示するも、ナポリはいずれも拒否する必死の抵抗を見せる。さらにクリバリに高額のバイアウト条項が付帯する新契約を提示しようとするが、一方で代理人がクリバリ本人は退団希望と主張し、移籍もしくは好条件の新契約を勝ち取ろうと画策。それぞれの思惑が入り乱れる事態となった。


現状

①現有スカッド
 加齢による衰えと稼働率低下を指摘されるJT、明らかに衰えたケイヒル。ズマは予定を上回る回復速度を見せるも、まだまだ時間が必要とコンテと本人共に発言。イヴァノヴィッチはSBの層を考えればそちらに専念か。ヘクターとミアズガはローンに回り、控えはアカデミー卒のトモリのみ。

②クリバリ獲得作戦の状況
 新たに60m£(出来高含む)の再オファーをナポリに提示する話が浮上。この額は、ナポリが提示しようとしている新契約に付帯するバイアウト条項と同額とされる。
 コンテは、現有スカッドの精査とPSMを経たうえで、クリバリ獲得を最優先に設定。

③プランB
 報道に挙がったのは、マクシモビッチ(トリノ)、リンデレフ(ベンフィカ)、コネ(サンダランド)。ムスタフィに関してはむしろ否定的な報道が出ている。
 マクシモビッチは、ナポリのCB補強候補筆頭。移籍希望でトリノの練習無断欠席中。元ボランチで足下の技術に優れる一方で、『ネクスト・ヴィディッチ』と呼ばれるようマーキングにも長けているらしい。欠点は、身長の割にセットプレーでの得点が少ないことと、トップレベルでの圧倒的経験値の欠如。
 リンデレフは、スウェーデン代表としてEURO2016出場。RSBにも対応可能で、EUROではほとんどSBとして出場。25mのバイアウト条項持ちだが、ベンフィカはそれ以上のオファーを希望。代理人がメンデスで面倒くさい。
 コネは、昨冬にサンダランドに5m£で加入したコートジボワール代表の27歳。ウォルシュの進言でエバートンが獲得を狙い、17m£(3倍以上!)でオファーも拒否。マクシモビッチ同様に移籍希望で、トランスファーリクエスト提出済み。


私感

 クリバリは素晴らしい選手だと思うが、流石に高いと感じる。ナポリとしてもイグアイン売却により資金に困ることはなく、強気に出てしまわれているのは痛い。絶対的に補強が必要なポジションだけに、チェルシーとしても引くに引けなくなってしまっている。
 ただ、プランBの選手でクリバリに勝ると感じる選手がいないのが難しい。リンデレフはEUROを見た限り有望な選手だとは感じるが、現時点ではJT・ケイヒルとのポジション争いからというレベルに感じた。

 結果論だが、批判も多かったリュディガーの獲得により他に割く時間と資金を確保させることが最良だったのかもしれない。来夏には修行を積んだクリステンセンが戻ってくる(はず)であり、今夏はリーグ戦のみをポテンシャルの高いリュディガーを加えて凌げばよかったのではないかと今更感じてしまう。それだけに、怪我は非常に残念だった。
 だが、一方で今シーズンの群雄割拠のPLにおいて、リュディガーでCL権獲得までこぎつけられるのかと考えればやはり疑問符が残る。ともすると、やはりコンテの最優先希望であるクリバリにできる限り注力することがベターなのではないか。

 クリバリに60m£は高い。ジロボジが8m£で売れる狂ったキ○ガイ移籍市場とはいえ、高い。ただ、クリバリ獲得でCL権獲得に前進できるのなら話は別だと私は思う。CL権を獲得しさえすれば、グループリーグを勝ち抜くだけでも移籍金の半分は回収できる。それだけCL権獲得(とそれに伴う分配金)には価値がある。
 プランBの選手ではどうだろうか。彼らの獲得によってCL権獲得に近づいたと言えるだろうか。それに向かって戦える陣容になったと感じられるだろうか。フェルトンゲンとアルデルヴァイレルトに、スモーリングとバイリーに、ストーンズとコンパニに、そのスカッドで対抗できると感じられるだろうか。そう感じられる補強を、私はフロントにしてほしい。

2016年7月4日月曜日

データを振り返るチェルシー15/16シーズン

 データ『を』振り返ります。データ『で』振り返るわけじゃないです。15/16シーズンの各種データをまとめただけ。

15/16シーズン成績

プレミアリーグ:10位
UEFAチャンピオンズリーグ:ベスト16
FA杯:ベスト8
キャピタルワンカップ:ベスト16
コミュニティーシールド:準優勝(負け)
UEFAユースリーグ:優勝
FAユースカップ:優勝


表彰

年間最優秀選手:ウィリアン
選手間年間最優秀選手:ウィリアン
年間最優秀若手選手:ルベン・ロフタス=チーク
年間最優秀ゴール:エデン・アザール(ホーム、トッテナム戦)
アカデミー年間最優秀選手:フィカヨ・トモリ
特別表彰:ジョン・テリー(通算700試合出場)

トップチームデビュー

ジェイク・クラーク=ソルター、タミー・エイブラハム、フィカヨ・トモリ


全コンペティション総括

53試合 20勝17敗16分け 91得点67失点 クリーンシート14試合 無得点11試合


<出場試合数> 全53試合
最多:アスピリクエタ、セスク、ウィリアン(49試合)
最少:ジロボジ(1試合)
※ハーフシーズン以上トップチームで過ごした選手を対象

<出場時間> 合計5,117分
最長:アスピリクエタ(4,533分)
最少:ジロボジ(1分)
※ハーフシーズン以上トップチームで過ごした選手を対象

<離脱試合数> 怪我や病気など
最多:ファルカオ(28試合)
次点:クルトワ(18試合)
※表から除外したが、レミーは奥さんの出産立会いのため1試合欠場

<ゲームキャプテン>
テリー(32試合)、イヴァノビッチ(19試合)、ケイヒル(2試合)

<退場>
クルトワ、テリー(2試合)、コスタ、マティッチ(1試合)

<イエロカード>
アスピリクエタ、コスタ、ミケル(9枚)、セスク、イヴァノビッチ(8枚)、マティッチ(7枚)、ウィリアン(5枚)、オスカル、ペドロ、テリー(4枚)、ケイヒル(3枚)、ババ、アザール(2枚)、クルトワ、ファルカオ、ロフタス=チーク、ミアズガ、ラミレス、ズマ(1枚)

最多試合:7枚 vsウェストハム(A)

<サスペンション>
コスタ(7試合)、クルトワ(3試合)、テリー(3試合)、マティッチ(2試合)


得点



<ゴール数> 合計91ゴール
上位3名:コスタ(16)、ウィリアン(11)、オスカル(8,PK2)、ペドロ(8)


<90分あたりのゴール数> PK除く
1位:トラオレ 0.63 2位:コスタ 0.40 3位:レミー 0.38

<ゴールタイプ>
右足:54 左足:20 ヘディング:11

エリア内:73 エリア外:18

流れからのゴール:59
直接FK:9
CKからの得点:9
PK:6
スローインからの得点:4
FKからの得点:2
相手のCKからの得点:1
相手のFKからの得点:1

前半の得点 45   後半の得点 46
 0~15分 14    41~60分 14
 16~30分 11    61~75分 13
 31~45分 13    76~90分 12
 AT
7    AT 7

<ハットトリック>
オスカル(MKドンズ戦)

<PK獲得>
アザール、ウィリアン(2)、コスタ、ロフタス=チーク、マティッチ、パト、トラオレ(1)

<PK成功>
オスカル、セスク(2)、アザール、パト(1)

<PK失敗>
オスカル(2,枠外1セーブ1)、アザール(1,枠外1)

<ポスト>
コスタ、アザール(3)、ペドロ、ズマ(2)、ケイヒル、マティッチ、トラオレ、ウィリアン(1)

<アシスト>
上位3名:ウィリアン(17)、セスク(14)、アザール(11)


<Aids> ゴールに直結したわけではないが重要な役割を果たした数
セスク(12)、コスタ(9)、アザール(8)、オスカル、ペドロ、ラミレス、ウィリアン(4)、アスピリクエタ、ミケル(3)、イヴァノビッチ、ズマ(2)、ケネディ、マティッチ、パト、レミー、テリー(1)


失点

シーズン合計 67失点

<ゴールタイプ>
エリア内から:53 エリア外から:14

流れからの失点:48
CKからの得点:8
FKからの得点:5
PK:3
直接FK:1
スローインからの得点:1
チェルシーのCKからの得点:1

前半の失点  27    後半の失点  40
   0~15分  0       41~60分  13
   16~30分  9       61~75分  9
   31~45分  16       76~90分  17
   AT  2       AT  1

<PK献上>
クルトワ(2)、マティッチ(2)

<PK阻止>
クルトワ:セーブ1(WBA A)、失点1(ワトフォード H)
ベゴヴィッチ:失点2(スウォンジー H、シティ H)

<クリーンシート>
ベゴヴィッチ(8)、クルトワ(6)


BPL各種スタッツ

今までに述べたもの以外のPLにおけるスタッツ

<枠内シュート> 計174本
コスタ(28)、ウィリアン(20)、セスク(19)、オスカル、ペドロ(16)、アザール(14)、イヴァノヴィッチ、マティッチ(8)、トラオレ(6)、アスピリクエタ、ファルカオ、ラミレス、レミー(5)、ケイヒル(4)、ケネディ、ロフタス=チーク(3)、ババ、パト、ズマ(2)、クアドラード(1)

被枠内シュート 176本

<枠外シュート> 計191本
コスタ(28)、ペドロ(21)、ウィリアン(19)、オスカル(16)、セスク(13)、マティッチ、ズマ(12)、アザール(11)、イヴァノビッチ(9)、ケイヒル(8)、ケネディ(7)、ミケル(6)、レミー(5)、ロフタス=チーク、テリー、トラオレ(4)、アスピリクエタ、ファルカオ(3)、ババ、パト、ラミレス(2)、エイブラハム(1)

被枠外シュート 165本

<被シュートブロック> 計166本
ペドロ(21)、オスカル(20)、ウィリアン(19)、コスタ、マティッチ(14)、セスク、イヴァノヴィッチ(13)、アザール(11)、トラオレ(7)、ロフタス=チーク(5)、ケネディ、テリー、ズマ、ファルカオ、ラミレス、レミー(3)、アスピリクエタ、ケイヒル(2)、エイブラハム、ババ、ミケル(1)

<シュートブロック> 計136本
ケイヒル(35)、イヴァノヴィッチ、テリー(18)、アスピリクエタ(14)、マティッチ(12)、ズマ(10)、ミケル(8)、セスク(6)、ババ、コスタ(4)、オスカル(2)、アザール、ミアズガ、ラミレス、トラオレ、ウィリアン(1)

<コーナーキッカー> 計240本
ウィリアン(137)、セスク(68)、ペドロ(16)、オスカル(7)、アザール(6)、ケネディ、マティッチ(2)、コスタ、トラオレ(1)



主な出来事

<クラブ>
・プレミアリーグ連続無敗記録を更新(15試合)
・CL参戦14回目かつ13回目の決勝T進出
・シーズン得点者総数のクラブ記録更新(21名、オウンゴール含む)
・プレミアリーグ得点者総数のクラブ記録更新(20名、オウンゴール含む)
・スタンフォードブリッジ観客動員数7900万人突破(FA杯シティ戦にて)
・ホームでのスパーズ戦無敗継続(29試合、26年間)
・ホームでもユナイテッド戦連続無敗数が10試合に到達
・シーズンオウンゴール数1位(6ゴール、09/10と同数)
・FA杯通算200勝達成(スカンソープ戦にて、総試合数384)

<選手>
ジョン・テリー:700試合出場(歴代3人目)、プレミアリーグ通算300勝達成(歴代4人目)  
ジョン・オビ・ミケル:350試合出場(海外選手歴代3人目)
エデン・アザール:200試合出場、チェルシーでの50ゴール達成
ウィリアン:100試合出場
ネマニャ・マティッチ:100試合出場


代表招集選手

イングランド
A代表:ケイヒル
U21:ベイカー、N.チャロバ、ロフタス=チーク、ソランキ、スウィフト、パーマー
U20:アイナ、コルケット、パーマー
U19:ソランキ、エイブラハム、ブラウン、クラーク=ソルター
U18:J.ダシルバ
U17:J.ダシルバ、T.チャロバ、カミング、マウント、スターリング、テイラー=クロスデイル、トンプソン、ウグボ

ベルギー:クルトワ、アザール、C.ムソンダ(U21)
ボスニア・ヘルツェゴビナ:ベゴヴィッチ
ブラジル:オスカル、ウィリアン、ケネディ(U22,U23)、ピアゾン(U22)
ブルキナファソ:トラオレ
カナダ:トモリ(U20)
コロンビア:ファルカオ、クアドラード
クロアチア:パシャリッチ(U21)、ペリツァ(U21)
チェコ:カラス
デンマーク:クリステンセン(A代表,U21)
エジプト;サラー
フランス:ズマ、ボガ(U19)
ガーナ:ババ、アツ
コートジボワール:アングバン
ジャマイカ:ヘクター
オランダ:ヒンケル、アケ(U21)
ナイジェリア:ミケル、モーゼス、オメルオ
ポーランド:アダムチュク(U19)
スコットランド:サムット、セントクレア(共にU19)
セルビア:イヴァノヴィッチ、マティッチ
スペイン:セスク、コスタ、アスピリクエタ、ペドロ
スウェーデン:シュリッチ(U19)、コリー(U17)
スイス:ミュハイム(U18)
アメリカ:ミアズガ(U23)、スコット(U20)
ウェールス:C.ダシルバ(U17)

合計 63名



2016年7月1日金曜日

パト獲得の正当性とめぐり合せ

出場2試合 プレイ時間139分 1ゴール(PK) 0アシスト

 アレシャンドレ・パトがチェルシーで残した成績である。パトは契約満了により6/30付でチェルシーを退団した。これだけ見れば、何をしに来たのと批判の声が聞かれるのも仕方がない。では、なぜクラブはパト獲得へ動いたのか。その正当性について改めて考える。

ストライカーが足りなかった

 冬の市場を思い返そう。当時のチェルシーは大不振によりCL権獲得の可能性をほぼ喪失、モウリーニョは去りヒディンクが招聘され、チームのプライオリティはリーグ戦からCLとFA杯へと移った。しかしながら、この状況下でヒディンクにとって計算できるFWはディエゴ・コスタのみであった。ファルカオは10月31日の出場を最後にいつ復帰できるかも分からない怪我が続き、レミーも複数回怪我を繰り返しており、トラオレに至ってはモウリーニョの不遇によって当時は戦力とはみなされなかった状況だった。
 そのため、クラブはコスタをCLとFA杯に集中させるためのローテーション要員を緊急に探していた。それも安価で。夏にチームの改革が行われることは必至の状況下で、半年限定のヒディンクにフロントが彼のための選手を獲得する可能性はまずなく、さらに14/15シーズンにおいて£23.1mの赤字を計上したと発表したばかりとあって、巨額の投資をする意思はクラブにはなかった。その中で浮上したのがアレシャンドレ・パトのローンでの獲得だった。
 欧州復帰を目指していたパトの代理人による売込みが大きいが、ローンによって移籍金を抑えることができ、さらに週給も£30k(ファルカオの1/4以下!)とチェルシーにとっては安い賃金で実績あるストライカーを獲得できたわけだ。ブラジルでは47試合15ゴール9アシストを記録し復調も囁かれており、この獲得により怪我がちでサスペンションも多かったコスタをターンオーバーできるとクラブは見込んでいた。しかし、ここから良くも悪くも想定外のイベントが複数起きてしまう。

コンディション問題とトラオレの台頭

 まず、あまりにもパトのコンディションが悪かった。ブラジルでの最後の出場が10月末だったことからある程度期間が必要なことは分かっていたが、初めてベンチに入れたのが3月とあまりに時間がかかりすぎた。そして、その間にパトを取り巻く環境も変化してしまった。
 パトがコンディションを高めている間に、トラオレが台頭したのだ。1/31のMKドンズ戦で途中出場ながら2ゴールを決めたのを皮切りに、一気に居場所を確保した。モウ政権では全く出番に恵まれず計算しづらかった若者がここで一気に戦力化したことで、この時点でパトに用意された”ローテーション要因”の座が揺らいでしまった。もちろん、今後出場した試合で結果を出せていたならばまた変わっていただろうが、ここからさらに状況は悪化する。

CL及びFA杯での敗退

 コンディションが整ったパトは3/1のノリッジ戦で初めてベンチ入りを果たす(なおトラオレは先発し1アシストを記録)。一方で、ほぼ同じタイミングでレミーも怪我から復帰しており、いなかったはずのライバルがコンディションを整えている間にどんどん増えていた。パトにとってさらに状況は悪化したが、それでも限られた出場機会でアピールに成功すればまだ望みはあった。
 しかし、その望みはすぐに砕かれてしまう。直後のCLでPSG相手に敗退、さらに翌戦のFA杯エヴァートン戦でも敗退し、チェルシーに残されたのはリーグ戦ただ1つだけとなってしまったのだ。ここから先の試合はほぼ週に1回。ローテーションの必要もなくなり、エースであるコスタと将来性あるトラオレのみで充分となってしまった。さらに、クラブはタミー・エイブラハムなどのアカデミー生に出場機会を与えることを決断。こうして、ついにパトはアピールする機会までも失ってしまったわけだ。


 以上による結果が、冒頭で述べたパトの成績というわけだ。そして、買取オプションを行使されるはずもなくパトはクラブを去った。

 まず第一に、怪我人続出の緊急状態の中ではあったものの、代理人の売り込みに飛びついたクラブのアセスメント不足は責められるべきだろう。ただ、なぜ獲得したのかという問いには、当時はストライカーがおらず緊急補強が必要だったという答えが存在する。そのうえで、パトが何もできなかった、というのが正しい。コンディション不良の選手を売り込む側にも問題はあるが、選手を売り込むのが代理人の仕事であり移籍した後はもう選手本人の問題だ。もっと言えば、パトを獲得せざるを得ない状況に追い込んだレミーとファルカオにも責任の一端があるだろう。特にファルカオなんて全53試合のうち28試合(!)も戦列を離れていた、とても戦力と言えたもんじゃない。

 パトにとって、すべてのめぐり合せが悪い方向へ向いてしまった。コンディションの悪さというパト自身の問題も大きかったが、パトの依らない部分までもがパトにとって悪い方へと流れた。一言で言えば、持ってなかったなあ、というのが個人的な感想だ。とはいえ、まだ26歳。まだまだチャンスはあるだろうし、もう一花は咲かせてほしいと思う。

 

2016年6月6日月曜日

クロアチア代表 背番号発表

EURO2016の背番号です。



1 イヴァン・ヴァルギッチ
2 シメ・ヴルサリコ
3 イヴァン・ストリニッチ
4 イヴァン・ペリシッチ
5 ヴェドラン・チョルルカ
6 ティン・イェドヴァイ
7 イヴァン・ラキティッチ
8 マテオ・コヴァチッチ
9 アンドレイ・クラマリッチ
10 ルカ・モドリッチ
11 ダリヨ・スルナ
12 ロヴレ・カリニッチ
13 ゴルドン・シルデンフェルド
14 マルセロ・ブロゾヴィッチ
15 マルコ・ログ
16 ニコラ・カリニッチ
17 マリオ・マンジュキッチ
18 アンテ・チョリッチ
19 ミラン・バデリ
20 マルコ・ピアツァ
21 ドマゴイ・ヴィダ
22 ドゥイェ・チョップ
23 ダニエル・スバシッチ

2016年6月1日水曜日

クロアチア代表 EURO2016本メンバー発表



27名の暫定メンバーが絞り込まれ、本メンバー23名が発表されました。

GK
ダニエル・スバシッチ(ASモナコ)
ロヴレ・カリニッチ(ハイドゥク・スプリト)
イヴァン・ヴァルギッチ(リエカ ※ラツィオからのローン)

DF
ヴェドラン・チョルルカ(ロコモティフ・モスクワ)
ドマゴイ・ヴィダ(ディナモ・キエフ)
ゴルドン・シルデンフェルド(ディナモ・ザグレブ)
ティン・イェドヴァイ(レヴァークーゼン)
ダリヨ・スルナ(シャフタール・ドネツク)
シメ・ヴルサリコ(サッスオーロ)
イヴァン・ストリニッチ(ナポリ)

MF
ルカ・モドリッチ(レアルマドリー)
イヴァン・ラキティッチ(バルセロナ)
マルセロ・ブロゾヴィッチ(インテル)
マテオ・コヴァチッチ(レアルマドリー)
ミラン・バデリ(フィオレンティーナ)
マルコ・ログ(ディナモ・ザグレブ)
イヴァン・ペリシッチ(インテル)
アンテ・チョリッチ(ディナモ・ザグレブ)

FW
マリオ・マンジュキッチ(ユヴェントス)
ニコラ・カリニッチ(フィオレンティーナ)
アンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム)
マルコ・ピアツァ(ディナモ・ザグレブ)
ドゥイェ・チョップ(マラガ)


落選したのは以下の4名。
ドミニク・リヴァコヴィッチ(GK, NKザグレブ)
ドゥイェ・チャレタ=ツァール(CB, レッドブル・ザルツブルグ)
ドマゴイ・アントリッチ(MF, ディナモ・ザグレブ)
アレン・ハリロヴィッチ(AMF, バルセロナ)



本戦メンバーの所属リーグ内訳
イタリア…7人
クロアチア…6人
スペイン…4人
ドイツ…2人
ウクライナ…2人
フランス…1人
ロシア…1人


27日の親善試合モルドバ戦ではコヴァチ前監督がよく採用していた4231を再び試しました。チャチッチ曰く「モドリッチをボランチに据え、彼を中心にチームを構成する。モドリッチの横にはホールディングMF(守備的なMF)を置き、サポートしてもらう。」とのこと。各種メディアはモドリッチをコンビを組むことになるのはブロゾヴィッチとバデリのどちらかになると主張しています。結局コヴァチと同じじゃないか。 

右SBはスルナとヴルサリコの盤石な布陣。一方、懸念の左サイドバックはやはりストリニッチが本メンバーに選出されました。レギュラーはヴィダがマルチロールとして務めるのかストリニッチがやるのか、はたまたヴルサリコがやるのか分かりませんが、何とも言えない消去法的人選に不安を禁じえません。

ヴィダがLBに回る場合は、チョルルカとコンビを組むCBは経験のシルデンフェルドか、期待のイェドヴァイなのか。個人的には将来を見据えイェドヴァイに任せてほしいですが、おそらくシルデンフェルド。というか、この部分を考慮するとやはりヴィダとチョルルカがコンビを組み、LBはストリニッチかヴルサリコになりそうです。

真ん中3枚はモドリッチとラキティッチにブロゾヴィッチorバデリ。コヴァチッチはサブでジョーカー的に働けるか。大抜擢のログとチョリッチは若手枠で、出番は期待薄。本当に2人とも素晴らしいタレントなんですけどね。

サイドはペリシッチは固いとして、おそらくピアツァが反対側。サブにクラマリッチとチョップが回る形になりそうです。改めてオリッチは引退してしまったんだなと痛感。ここでラキティッチをサイドに出す勇気がチャチッチにあったならすごいけど、まずないでしょうね。基本的に2択はつまらない方を選ぶタイプだから。ハリロヴィッチが落選してしまいましたが、純粋なワイドアタッカーの枚数が足りないのが気がかりです。

FWはマンジュキッチ、サブでカリニッチ。クラマリッチは2列目でも使われる可能性は十分。カリニッチとマンジョで2トップを主張する声もありますが、合うのか疑問だし今から試す時間もないのでないでしょう。チョップがサプライズで選ばれましたが、モルドバ戦で左ウィングとして試されたのでそっちの方が出場可能性は高そうです。

2016年5月16日月曜日

クロアチア代表 EURO2016暫定メンバー発表



チャチッチ監督により、EURO2016に臨む暫定メンバー27名が発表されました。5月31日日本戦に臨む23名がこの中から発表される予定です。

GK
ダニエル・スバシッチ(ASモナコ)
ロヴレ・カリニッチ(ハイドゥク・スプリト)
イヴァン・ヴァルギッチ(リエカ ※ラツィオからのローン)
ドミニク・リヴァコヴィッチ(NKザグレブ) 初招集

DF
ヴェドラン・チョルルカ(ロコモティフ・モスクワ)
ドマゴイ・ヴィダ(ディナモ・キエフ)
ゴルドン・シルデンフェルド(ディナモ・ザグレブ)
ティン・イェドヴァイ(レヴァークーゼン)
ドゥイェ・チャレタ=ツァール(レッドブル・ザルツブルグ)
ダリヨ・スルナ(シャフタール・ドネツク)
シメ・ヴルサリコ(サッスオーロ)
イヴァン・ストリニッチ(ナポリ)

MF
ルカ・モドリッチ(レアルマドリー)
イヴァン・ラキティッチ(バルセロナ)
マルセロ・ブロゾヴィッチ(インテル)
マテオ・コヴァチッチ(レアルマドリー)
ミラン・バデリ(フィオレンティーナ)
マルコ・ログ(ディナモ・ザグレブ)
イヴァン・ペリシッチ(インテル)
アレン・ハリロヴィッチ(スポルティング・ヒホン ※バルセロナからのローン)
ドマゴイ・アントリッチ(ディナモ・ザグレブ)
アンテ・チョリッチ(ディナモ・ザグレブ) 初召集

FW
マリオ・マンジュキッチ(ユヴェントス)
ニコラ・カリニッチ(フィオレンティーナ)
アンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム ※レスターからのローン)
マルコ・ピアツァ(ディナモ・ザグレブ)
ドゥイェ・チョップ(マラガ)



主な落選は以下の通り
GK:ゼレニカ(ディナ・モザグレブ)
DF:ロヴレン(リヴァプール)、ピヴァリッチ(ディナモ・ザグレブ)、レシュコヴィッチ(リエカ)、プラニッチ(パナシナイコス)
MF:モチニッチ(リエカ)、パシャリッチ(モナコ)、ヤヤロ(パレルモ)
FW:レビッチ(エラス・ヴェローナ)

このうち、ロヴレンは既報通り、前回の代表戦での規律違反により選外(追放)。ピヴァリッチは前十字靭帯断裂、パシャリッチは椎間板ヘルニアなど怪我による落選です。


大きなサプライズはなかったものの、ストリニッチが2014年11月以来となる代表復帰となり、チョップも2015年10月以来となる代表復帰となりました。また、リヴァコヴィッチとチョリッチがU21から初召集となったほか、チャレタ=ツァールとログといった力のある若手が固定メンバーに加えて選ばれた印象です。国内では、チャチッチが「エドゥアルドの招集も考えている」とか事前に言ったせいでサプライズとしてこぞって報じられていましたが、結果的には選外となりました。

ロヴレンの代表追放については、癇癪持ちのチャチッチに対してロヴレンも態度を硬くしておりもうしょうがないという感じ。ただ、そのおかげでヴィダのCB起用が濃厚になるため、左SBの控えが不足してしまいストリニッチの復帰となりました。そもそも、純粋な左SBの欠如はブラジルW杯以前から指摘されていましたが、ナポリで構想外となりかけていた選手を2年ぶりに招集して土壇場で頼らざるを得ない状況は極めてマズイとしか言いようがありません。

選ばれた若手に関しては順当だと思います。リヴァコヴィッチはU21の守護神、チャレタ=ツァールやログ、チョリッチも所属クラブでレギュラーとして力を発揮している有望株です。特にログとチョリッチの2人は今後ビッグクラブへ行くことが期待されるような逸材と言われています。


ここから4人落選となるわけですが、GKから1名と、チャレタ=ツァール、ログ、チョリッチ、チョップから3名となるかなと予想しています。今後、クロアチア代表は現地時間5/28にモルドバと、6/4にサンマリノとトレーニングマッチを行い本大会に臨む予定です。

本大会ではスペイン、トルコ、チェコと同じグループDでいわゆる死の組ですが、正直この監督では無理だろうなと思っています。前任のコヴァチ監督が数年かけて築いたシステムを直前になって壊し3バックを導入したり・・・。本大会では選手たちのプレーを楽しむことをメインにしようと思います。


2016年5月11日水曜日

マイケル・ヘクターの野心「ジョン・テリーの後を担う準備ができている」

 少し前のものですが、ヘクターのインタビューを紹介したいと思います。彼の言葉は非常に野心的かつ冷静で、すごく興味深いものばかりです。1つ目がガーディアンのインタビュー。2つ目がいくつかのインタビューや記事をまとめたものです。気にかかる方は下記リンクから原文をどうぞ。あまりに情報の少ない彼を知るいい機会になれば幸いです。

 ちなみに、タイトルの言葉はMirrorの記事を転載、改変したSunによるものです。実際にヘクター本人がこの言葉を述べたわけではありません。(さすがザサンという感じです)


<元記事>
⑤ 公式サイト : Hiddink: As nature intended

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 2015年8月31日、ヘクターは家族と親族の集まりの場にいた。実は当時、レディングで初めてCBのレギュラーとしてフルシーズンを過ごしたことが評価され、クリスタル・パレスへの移籍がすでに大詰めとなっていた。1本の電話が鳴るまでは。

「あの日(デッドラインデー前日)は父とブロムリーにいる親戚のもとを訪れていた。あの時は自分はパレスへ移籍するものだとばかり思っていたよ。取引はもうほとんど終わっていて、あとは現地に行って手続きを完了させるつもりだった。そしたら、1本の電話が入って父がその場を離れたんだ。『今の電話、誰からだったか分かるか?』と父は戻ってきて僕に聞いてきたよ。その電話はチェルシーのダイレクターの1人からで、移籍をかっさらいたいというものだったんだ。はじめは父が冗談を言って僕をからかっているだけだと思ったよ。」

 ヘクターはイーストハムで育ったが、その生涯に渡って彼はチェルシーサポーターである。チェルシーが獲得に興味を持っていると知ったその瞬間、決まっていたことは全て白紙に戻り、彼がすべきことはデッドラインまでにチェルシーへの移籍手続きを完了させること、もうそれだけだった。

「チェルシーが連絡を寄越してきたその瞬間から、僕が行きたいチームはチェルシーだけになった。僕はチェルシーファンだし、チェルシーは世界でもビッグクラブの1つだ。その日の夜遅くにスタンフォードブリッジで交渉を行って、翌日にはメディカルチェックと契約書にサインをして全てを終えたよ。ちょっとクレイジーだったし、てんてこまいだったね。」


 モウリーニョとは『君はレディングへ戻ることになる。今すべきことに集中して、ハードワークに努めろ。』とわずかな言葉をかけられ握手を交わしただけ。ほろ苦いものだった。それでも、ヘクターは特に問題ないと気に留めなかった。

「僕はレディングにいる時から既にいくつもローン移籍を経験していたし、1番大切なことはフットボールをできるのが保証されていることだ。当時の監督だったスティーブ・クラークはレディングに戻るうえで重要な要因だったよ。その前のシーズンに副キャプテンを任せてくれて、たくさんの自信を与えてくれた。彼が、僕をローンバックさせて自分のもとでプレーさせたがったんだ。彼に電話で呼び出されて言われたよ、『お前は戻ってこないといけないんだ、そして俺たちを昇格させろ。』ってね。」

「エディ・ニュートンやパウロ・フェレイラが試合や練習の視察に何度も何度も訪れてくれてる。見に来てくれるだけじゃなくていくつか言葉も交わすよ。それに、チェルシーのローン選手の分析担当者がまとめてくれたレポートにも目を通している。加えてレディングのスタッフからもアドバイスをもらえるし、おかげでたくさんのフィードバックが得られてるよ。自分はラッキーだと思う。」

「僕には改善できるところがいくつもあるし、チェルシーが僕に満足しているところもいくつかある。今シーズンは中盤でプレーすることが何度もあったけど、マクダーモット監督がそのことについてもチェルシー側と話してくれていたんだ。このコンバートで僕は組み立てのスキルを伸ばすことができたと思うし、チェルシー側もこの部分の成長に興味を持っているみたいだ。このまま成長を続けていきたいし、そのためにたくさんの手助けを受けているところだよ。」


 それでも、チェルシーに割って入ることは途方もないものに見える。ローン勢にもクリステンセンやカラスなど複数のCBがいる上に、この冬にはミアズガも加入した。中盤でプレーできることに関しては、アケも同じくプレー可能だ。

「それがチェルシーだよ。知っての通り、チェルシーは基本的に望んだ選手は誰でも買うことができる。でも、優秀なCBたちと競い合うことは僕にとって成長の助け以外の何物でもないんだ。だから、それで自分が忘れられちゃうんじゃないかとか心配することはまずないよ。」

「物事がうまく進めば、夏にプレシーズンツアーでトップチームに帯同出来ると思う。そこから何が起こるか見てみよう。物事がどうなるかなんて誰にもわからないさ、今までだってレディングのトップチームに加わるまで何度もローンを繰り返しながら待ってきたんだから。だから、僕はこういう状況の扱いにはもう慣れているんだよ。」 


 慣れていると彼は言うが、ヘクターはレディングでデビューを果たすまでに実に11ものローン移籍を経験しているのだ。彼が18歳の時、ホーシャムFC(アマチュアリーグ所属)で過ごした10/11シーズンでは11試合で3枚ものレッドカードをもらい8試合の出場停止処分を受けたこともある。

「もっと早く大人になってるべきだったよ、当時の僕はノンリーグでプレーするにはかなり未熟だった。それでも、ファンの前でプレーすることで得られる本当の興奮を知ることができたよ。たった数百人だったかもしれないけど、それでも未だに沸き立つものがある。こういう試合は、出場給が住宅ローンの返済に使われるような人たちと一緒にプレーするようなもので、ユースチームの試合よりもうんと個人的なものだ。人々もゴール裏でトップクラブの試合では決して見られないようなことをしでかそうとする。自分のローンキャリアの中でも、ノンリーグ時代は一度ミスを犯そうものならロッカールームはまるで戦争みたいになったよ。そこでは1つのミスがそれを以上のものを意味することになるからね。」

「レディングではたくさんの年下に対して、若いうちにローンに出てみろよと言ってきてるんだ。大人の世界のフットボールを経験するためにね。そうして戻ってきた時に、アカデミーで自分は本当によくしてもらっていたんだと感謝することになるんだよ。でも、はじめは誰も分からない。だからこそ若い子に、時には綺麗ごとだけでは済ませられないこともある、それでもやるしかないってこともある、と僕は伝えたいんだ。」

 23歳となった彼は、父がルーツを持ちクリケットの代表選手としても活躍した、ジャマイカ代表を選択しA代表デビューを飾った。そしてウェズ・モーガンと共にコパアメリカやゴールドカップでプレー、ゴールドカップではジャマイカの準優勝に貢献した。

 好機逸するべからず。ヘクターは忍耐力でチャンスをモノにしてきた男なのだ。


記者:Nick Ames  2016/3/11 TheGuardianより

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 マクダーモット監督は、ヘクターは来シーズンチェルシーへ戻ることになると明言した。チェルシーは今シーズンでジョン・テリーが契約満了となる可能性がある。ヘクターは今シーズン本職のCBではなく中盤でのプレーを多く任されていたが、この経験がテリーの抜けた守備陣の補強として帰還した場合に役に立つことを期待している。

「僕は今までたくさんのポジションでプレーしてきた。右SB、CB、セントラルMF、そして右のウイングも。このおかげで、異なるポジションでのプレイにも順応できるし、試合をより深く知ることができる。」

「レベルが高くなればなるほど、ディフェンダーとして守備する時と同じようにボールの扱いにもより長けている必要がある。中盤でプレーすることはボールの扱いが上手くなることの助けになるんだ。CBに戻った時に、この経験を活かしてより足下に余裕を持てるように、そしていいプレーができるようになりたいんだ。」

 チェルシーの上層部、特にTDであるエメナロはヘクターのユーティリティ性とスキルに期待している。今シーズン更にレディングで経験を積んだことで、ヘクターが来シーズンのスカッド内で役割を持てると考えている。

 ヘクターは35試合に出場し、ピアゾンと共にローンを切り上げ5月から約1か月の間トップチームで練習に参加することとなった。首脳陣へのアピールタイムが与えられたわけだが、その中でヒディンクが彼のことを称賛している、と公式サイトで紹介されている。

「ヘクターはピアゾンと共にコバムに戻ってきたが、チームの中でうまくやってくれている。私にとって彼のプレーを見るのはこれが初めてだよ。簡単ではあったが、少し会話も交わした。」

「彼にとってはプレー速度が上がることになるし反応していかなくてはならないんだが、彼はすぐに学んだよ。試合や練習のペースにも慣れていかないといけないが、彼にとっては時間の問題だと考えている。」


 夏の最終日に突然やってきた知らない選手は、もしかしたら案外掘り出し物なのかもしれない。

2016年3月9日水曜日

クロアチア代表メンバー発表(vsイスラエル、ハンガリー)

3月に行われる親善試合イスラエル戦(現地時間23日、オシエク)、ハンガリー戦(現地時間26日、ブダペスト)に向けた代表メンバーが発表されました。

GK
ダニエル・スバシッチ(ASモナコ)
ロヴレ・カリニッチ(ハイドゥク・スプリト)
イヴァン・ヴァルギッチ(リエカ)

DF
ヴェドラン・チョルルカ(ロコモティフ・モスクワ)
デヤン・ロヴレン(リヴァプール) 復帰
ドマゴイ・ヴィダ(ディナモ・キエフ)
ゴルドン・シルデンフェルド(ディナモ・ザグレブ) 復帰
ダリヨ・スルナ(シャフタール・ドネツク)
シメ・ヴルサリコ(サッスオーロ)

MF
ルカ・モドリッチ(レアル・マドリー)
イヴァン・ラキティッチ(バルセロナ)
マテオ・コヴァチッチ(レアル・マドリー)
ミラン・バデリ(フィオレンティーナ)
マルセロ・ブロゾヴィッチ(インテル)
イヴァン・ペリシッチ(インテル)
アレン・ハリロヴィッチ(スポルティング・ヒホン)
ドマゴイ・アントリッチ(ディナモ・ザグレブ)

FW
マリオ・マンジュキッチ(ユヴェントス)
ニコラ・カリニッチ(フィオレンティーナ)
マルコ・ピアツァ(ディナモ・ザグレブ) 復帰




前回と比較して、怪我から復帰したロヴレンとシルデンフェルド、前回はU21を優先したピアツァが招集メンバーに復帰。一方で、前回から落選したのは前十字靭帯損傷のピヴァリッチ(ディナモザグレブ)の他に中国へ移籍したミロヴィッチ、レシュコヴィッチ(リエカ)、プラニッチ(パナシナイコス)、モチニッチ(リエカ)、クラマリッチ(ホッフェンハイム)。それ以外の落選組としてはイェドヴァイ(レヴァークーゼン)、パシャリッチ(ASモナコ)、チョップ(マラガ)など。

また、代表引退を表明したオリッチもメンバーから外れましたが、彼のこれまでの貢献に敬意を表してイスラエル戦にキャプテンとして招待されることが発表されています。

チャチッチ監督はEURO本戦に向けできる限りの情報を集めたいとし、選手たち全員に最大限のチャンスを与えられるよう20人というごく少ないメンバーに絞ったと説明しています。つまり、この20人はEURO本戦選出に向け少なくとも当落線よりは上に位置している、ということです。裏を返せば、今回外れたクラマリッチやプラニッチなどは厳しい立場にあると言えるでしょう。

個人的には以前からウィークポイントと懸念されていたレフトバックが直前にして本職ゼロというこの状況に不安を抱いてます。攻撃面を買われコヴァチに重用されたプラニッチは守備的なチャチッチとなり厳しい状況。CLアーセナル戦で好プレーを見せたピヴァリッチはACL断裂、ストリニッチはナポリで控えだしオーストリアから帰化させたレオヴァッツ(PAOK)も落第、と。結局ヴィダかヴルサリコがやるんでしょうが、進歩が感じられず残念です。

2016年2月25日木曜日

UYL ChelseaU19 vs ValenciaU19

ディフェンディングチャンピオンとして臨むUEFAユースリーグ、決勝トーナメント初戦はバレンシアとホームで対戦。UYLの決勝トーナメントは一発勝負。引き分けの場合延長なしでPK戦。

チェルシー 1-1 バレンシア @コバム
得点者:Dasilva(44')、Soler(45'+1 PK)

PK戦:チェルシー 5-3 バレンシア
CHE:○○○○○
VAL:×○○○ -

GK:Collins
DF:Aina,Tomori,Clarke-Salter,Chalobah(Colkett 63')
MF:Ali,Scott
      Maddox(Mount 83'),Palmer,Dasilva
FW:Abraham

Sub:Baxter,Quintero,Christie-Davies,Sammutt,Colley

試合は拮抗した展開、とはいっても互いに互いの拙攻に助けられた感は否めず。チェルシーは多くの決定機を逃し前回王者として相応のパフォーマンスは見せられなかったか。
先制点はダシルヴァ、マドックスが1対1でGKにぶつけるもこぼれ球をしっかり蹴り込んだ。しかし、喜びもつかの間。ハイボールに対しコリンズがパンチングに失敗し競り合う相手に空中で体当たりする格好となり、これがファールをとられPK献上。きっちり決められすぐさま試合は振り出しに戻った。

この試合の転機は、1つはコルケットの投入。前回優勝メンバーでもあるコルケットは怪我明けではあったが長短のパスで攻撃のタクトを振るい、試合を活性化させたが得点には至らなかった。
もう1つは81分のクラーク=ソルターのPK献上とI.マルティネスのPK失敗。試合を通してトモリと共に堅い守備を見せていたJCSだったが、残り時間もなく前がかりになりつつあった中で裏を取られさらにエリア内での拙いタックルでこの日2度目のPKを献上。しかし、バレンシアは前半にPKを決めたSolerではなくI.マルティネスに任せた結果ふかしてしまいチェルシーは九死に一生を得た。

ただこの日最大の出来事はPK戦。バレンシア1人目のGilのシュートはゴール内に入っていたが、ゴール内下部の支柱に当たってボールが跳ね返ったのを主審はポストに当たったと判断しノーゴールの判定。バレンシア側は抗議するも、ゴールライン上審判もゴールを認めず判定はそのまま。結局、この1本がPK戦の勝敗を分けてしまった。試合後にバレンシアの選手、スタッフ共に審判団に詰め寄り、1人の選手はうつ伏せで泣いたまま立ち上がれなかった。
練習場のグラウンドなのでGLTも設置できないし設備にも限界はある。ただ、主審、線審ともに目の前で見ていた中での誤審。チェルシーも試合後に誤審と公式アカウントで言及するほどであり、非常に残念だった。


最後に、個々の選手に一言コメント。

Collins
PK献上シーン以外でも状況判断を誤るケース多々。後半に1対1を止めたシーンも相手のシュートが良くなかったという方が正しい。
Aina
スキルフルかつアグレッシブなRSBとして右サイドの攻撃を活性化。
Tomori
対人守備で好プレー。堅かった。
Clarke-Salter
守備だけでなく時折持ち出してアクセントにも。ただ、PK献上シーンはいただけない
Chalobah
レフトバックとして攻守ともにいいところなく、交代。
Ali
守備面で好印象。安定していた。
Scott
悪くはなかったが、後半にポジションを譲ったコルケットが良かっただけに見劣り。
Maddox
ボールロスト多く決定機も2つ決められず。
Palmer
個で貢献も状況打開できるほどではなかった。PK戦ではパネンカ。
Dasilva
先制点は見事だったが左ウイングとしてもっと攻撃に絡みたかった。
Abraham
厳しいマークで苦しんだ。ただ、コルケットのFKに柔らかく合わせた決定機は特筆もの。
Colkett
怪我明けながら攻撃を活性化◎
Mount
時間短く特になし。

2016年2月17日水曜日

チェルシー15/16シーズン後半戦選手登録

冬の市場も閉じ後半戦のプレミア、CL登録メンバーが発表されました。夏同様に新規登録の選手には*を、またHGやクラブ育成枠の選手にはその旨を選手名の横に記載しています。

プレミアリーグ
追加:パト、ミアズガ、アメーリア、ビーニー(U21)、コリンズ(U21)
抹消:ラミレス(移籍)、ジロボジ(移籍)

*登録メンバー
1 アスミル・ベゴヴィッチ HG
2 ブラニスラヴ・イヴァノヴィッチ
4 セスク・ファブレガス HG
8 オスカル
9 ファルカオ
10 エデン・アザール
11 アレシャンドレ・パト*
12 ジョン・ミケル・オビ
13 ティボー・クルトワ
17 ペドロ
18 ロイク・レミー
19 ディエゴ・コスタ
21 ネマニャ・マティッチ
22 ウィリアン
24 ギャリー・ケイヒル HG
26 ジョン・テリー HG
27 ジャマル・ブラックマン HG
28 セサル・アスピリクエタ
32 マルコ・アメーリア*

*Under-21の選手 ※規定により登録不要
5 クルト・ズマ
6 ババ・ラーマン
14 バートランド・トラオレ
16 ケネディ
20 マット・ミアズガ*
33 ミッチェル・ビーニー*
34 オラ・アイナ
36 ルベン・ロフタス=チーク
40 ブラッドリー・コリンズ*

合計19+9名 HG外選手14名(最大17名)、HG選手5名

チャンピオンズリーグ
追加:パト、ミアズガ、コリンズ(B List)
抹消:ラミレス(移籍)、ファルカオ(戦術的理由)

*登録メンバー
1 アスミル・ベゴヴィッチ HG
2 ブラニスラヴ・イヴァノヴィッチ
4 セスク・ファブレガス HG
5 クルト・ズマ
6 ババ・ラーマン
8 オスカル
10 エデン・アザール
11 アレシャンドレ・パト*
12 ジョン・ミケル・オビ
13 ティボー・クルトワ
14 バートランド・トラオレ
16 ケネディ
17 ペドロ
18 ロイク・レミー
19 ディエゴ・コスタ
20 マット・ミアズガ*
21 ネマニャ・マティッチ
22 ウィリアン
24 ギャリー・ケイヒル HG
26 ジョン・テリー クラブ育成枠
27 ジャマル・ブラックマン クラブ育成枠
28 セサル・アスピリクエタ

*B List (一定期間そのクラブに在籍した若手選手、登録不要で起用可能、人数無制限)
34 オラ・アイナ
36 ルベン・ロフタス=チーク
40 ブラッドリー・コリンズ*

合計22+3名 HG外選手17名(最大17名)、HG選手5名うちクラブ育成枠選手2名


  • プレミアについて

移籍関連の以外の大きな変更はなし。HG外選手枠も14/17名で3名の空きがあるものの、来シーズンからはズマがU21でなくなるなど来夏の補強に登録枠が支障をきたさないとは言い切れず。とは言っても、来シーズン欧州戦がないのならばスカッドは小さくて済むためホームグロウンを考慮する必要はそこまでなさそう。

  • CLについて

移籍以外の大きな変更点として、ファルカオがCL選手登録から外れることに。これはズマ、ババ、トラオレ、ケネディ、ミアズガをPLと異なり登録する必要があることからHG外選手枠に空きがなくなってしまったためで、パトの加入とレミー残留、さらにトラオレの台頭で事実上の構想外を意味することに。簡単に言うと、前半戦のジロボジと同じ扱い。
また、同様の理由でアメーリアもCLでは登録されず。そのため、CLでは3rd GKはブラックマンが務めることに。
 

2016年2月2日火曜日

チェルシー15/16シーズン冬移籍まとめ

 この冬はモウリーニョ解任の影響もあり最小限の動きに。ヒディンクは半年限定であり彼のために選手は用意できないこと、補強ポイントと市場にいる選手の需要と供給が噛み合わなかったことが大きな要因だった。

 しかしながら、復調傾向にはあるが出場停止や怪我などで穴を空けることが少なくないコスタに対し、怪我ばかりで必要なときに起用できない状態が続いたレミー、ファルカオが控えるFWだけは補強が急務であった。パトという人選に関しては賛否両論あるが、ブラジルに戻ってからは怪我も減りそれなりの成績を残していること、本人の欧州復帰にかける気持ち、そしてなにより報道通りであればコストパフォーマンスの高さから良い補強だったのではないか。トラオレも3rdストライカーとしてある程度計算が立った中でレミーとファルカオを売り捌けなかったが、そもそもこの2人の稼働率を考えれば人材過多となる日数はそこまで多くならないはずだ。

 もう1人の獲得選手であるマット・ミアズガに関しては、先行投資の意味合いが大きい。ESPNによれば、チェルシーは2013年からミアズガをショートリストに乗せており成長を見守って来たそうだ。そしてアメリカA代表招集、MLS Breakout of the year 2015に選出されるなど成功を収めた2015シーズンを終え実力を認められ獲得に至った。ポーランド国籍持ちで労働許可が不要であったことも大きい。ディフェンスラインの選手は言語面で苦しむことも多いがアメリカ人なのでその問題もなく、期待したい選手だ。

 冬の移籍をまとめると以下の通り。

[獲得]
Alexandre Pato アレシャンドレ・パト
FW 26歳 元ブラジル代表
コリンチャンスから買取OP付きレンタルで獲得

Matt Miazga マット・ミアズガ
DF 20歳 アメリカA代表
NYレッドブルズより£3.5mで獲得 4年半契約


[レンタルバック]
Alex Davey アレックス・デイビー
DF 21歳 スコットランド
ピーターバラユナイテッド(英3部)へのレンタル満了
(一言メモ)公式発表はないが本人がTwitterで認め既にU21の試合に出場。監督が変わるまではレギュラーだったが新監督の元で構想外に。

Jordan Houguton ジョーダン・ホートン
MF 20歳 イングランドU20代表
ジリンガムFC(英3部)へのレンタル満了
(一言メモ)ジリンガムはレンタル延長希望も、出場機会が少ないとしてチェルシーが拒否。

Islam Feruz イスラム・フェルツ
FW 20歳 スコットランドU21代表
ハイバーニアン(スコットランド2部)へのレンタル打ち切り
(一言メモ)公式発表はなし。ハイバーニアンでは問題児扱いされ満足にフットボールできていたのかも怪しい。


[放出]
Ramires ラミレス
MF 28歳 ブラジル代表
江蘇蘇寧へ2500万ポンド(約3300万ユーロ)で完全移籍

Ulises Davila ウリセス・ダヴィラ
MF 25歳 メキシコ
Vセトゥーバルへのレンタルを打ち切り、クラブサントス(メキシコ)へ完全移籍

Hubert Adamczyk フベルト・アダムチュク
MF 17歳 ポーランドU19代表
クラコヴィア(ポーランド)と3.5年契約
(一言メモ)2014年のユース加入時に書類に不備がありU18の試合に出られず。問題解消後は試合に出だすも安定した成長機会を求め母国復帰。


[レンタル] ※時系列順
John Swift ジョン・スウィフト
MF 20歳 イングランドU20代表
ブレントフォード(英2部)へのレンタルを延長

Wallace ウォレス
DF 21歳 ブラジル
グレミオへ18か月のレンタル移籍
(一言メモ)一部給料はチェルシーが負担。この機会にチェルシーはグレミオとパートナーシップを結んだとのこと(詳細)。

Mitchell Beeney ミッチェル・ビーニー
GK 20歳 イングランド
ニューポートカウンティ(英4部)へ1か月のレンタル移籍

Alex Kiwomya アレックス・キウォミヤ
FW 19歳 イングランドU19代表
フリートウッドタウン(英3部)へ1か月のレンタル移籍

Papy Djilobodji パピー・ジロボジ
DF 27歳 セネガル代表
ブレーメンへ今季終了時までのレンタル移籍
(一言メモ)背番号は3、加入後1試合目でブンデスのTeam of the Matchdayに選出。

Christian Atsu クリスティアン・アツ
MF 24歳 ガーナ代表
ボーンマスへのレンタルを打ち切り、マラガへ今季終了時までのレンタル移籍
(一言メモ)ボーンマスで何もしなかったにもかかわらずバロンドール2015候補59人に選出。

Charly Musonda Jr. チャーリー・ムソンダ
MF  19歳 ベルギーU21代表
レアルベティスへ今季終了時までのレンタル移籍

Patrick Bamford パトリック・バンフォード
FW 22歳 イングランドU23代表
クリスタルパレスへのレンタルを打ち切り、ノリッジへ今季終了時までのレンタル移籍
(一言メモ)事情はあるにせよ、パレスやノリッジで結果を出せなければトップチームに居場所はない。ネイスミスはじめライバルは多いがとにかく結果を。

Marco van Ginkel マルコ・ファン・ヒンケル
MF 23歳 元オランダ代表
ストークへのレンタルを打ち切り、PSVへ今季終了時までのレンタル移籍
(一言メモ)夏に完全移籍のオファーがある場合、同額であればPSVへ移籍するという優先交渉権付きの移籍とオランダでは報道。ここで活躍できなければトップチームではもう期待薄。