▼GK
ロヴレ・カリニッチ（ゲント）
ドミニク・リヴァコヴィッチ（ディナモ・ザグレブ）
カルロ・レティカ（クルブ・ブルッヘ）
▼DF
ドマゴイ・ヴィダ（ベジクタシュ）
デヤン・ロヴレン（リヴァプール）
ティン・イェドヴァイ（レヴァークーゼン）
マテイ・ミトロヴィッチ（クルブ・ブルッヘ）
ドゥイェ・チャレタ＝ツァール（マルセイユ）
アントニオ・ミリッチ（アンデルレヒト）
シメ・ヴルサリコ（インテル）
ヨシプ・ピヴァリッチ（ディナモ・キエフ）
▼MF
ルカ・モドリッチ（レアルマドリー）
イヴァン・ラキティッチ（バルセロナ）
マテオ・コヴァチッチ（チェルシー）
ミラン・バデリ（ラツィオ）
マルセロ・ブロゾヴィッチ（インテル）
フィリップ・ブラダリッチ（リエカ）
マルコ・ログ（ナポリ）
マリオ・パシャリッチ（アタランタ）
▼FW
アンドレイ・クラマリッチ（ホッフェンハイム）
イヴァン・ペリシッチ（インテル）
アンテ・レビッチ（フランクフルト）
マルコ・ピアツァ（フィオレンティーナ）
ニコラ・ヴラシッチ（CSKAモスクワ）
ヨシプ・ブレカロ（ウォルフスブルグ）*
*付きは初招集選手
主要メンバーに大きな変更はなく、大きな変更点としてはU21代表からチャレタ＝ツァール、ヴラシッチ、ブレカロがステップアップ招集となりました。チャレタ＝ツァールとヴラシッチはA代表復帰、ブレカロはA代表初招集となります。
これまでU21組は、U21ユーロ予選突破のためにA代表ではなくU21代表への招集を優先させてきた背景があります。そのU21代表は10月に逆転でグループを首位で突破、無事本戦へのストレートインを決めました。そのため、このタイミングで彼らがA代表に招集されたということになります。
そのほか、前回怪我で招集辞退 or 離脱となったヴルサリコ、L.カリニッチ、ブロゾヴィッチがメンバーに復帰しています。
一方、前回からFWのリヴァヤ（AEKｱﾃﾈ）、サンティニ（ｱﾝﾃﾞﾙﾚﾋﾄ）、チョップ（ﾊﾞｼﾞｬﾄﾞﾘｰ）、SBのバリシッチ（G･ﾚﾝｼﾞｬｰｽﾞ）、追加招集で呼ばれたGKスルガ（ﾘｴｶ）、SBバルトレツ（ﾉｱｼｪﾗﾝ）が落選となりました。
特に、FWのリヴァヤとサンティニの2人は、代表を引退したマンジュキッチに代わるストライカーとして期待に応えることはできませんでした。W杯後の4試合で2人は揃って0ゴール。前回の代表ウィークに行われたイングランド戦では、この2人をベンチに残して本職ではないレビッチをCFとしてダリッチは起用するなど、すでにダリッチはCFについて頭を抱えています。今回U21から呼ばれたヴラシッチとブレカロも、ともにサイドを主戦場とする選手であり、ダリッチの中でいまだマンジョに代わる選手の答えを出すには至っていません。
また、長年の懸案であるLSBでも、バリシッチは結果を出すことはできませんでした。スコットランドでの活躍もあり期待する声もありましたが、攻守に冴えなく、特に対人守備で間合いを空けすぎ相手選手に自由を許してしまうシーンが目立ちました。その結果、守備に難あれど攻撃面でチームを活性化できるピヴァリッチに軍配が上がり、バリシッチは落第となりました。
※ ダリッチは招集時の会見で「代表に怪我の問題はない。」と言っていたことからパフォーマンス含めた判断だろうと思われますが、バリシッチは10月から怪我が長引き試合に出れていないようです。
クロアチアはグループリーグ初戦のスペイン戦で大敗を喫したものの、今回の2連戦で2連勝すればグループ首位となり最終ラウンドへ進出できる可能性を残しています。特に、スペイン戦は前回の雪辱を晴らす機会でもあり、ホームのザグレブでも前回と同じ恥ずべき失敗を繰り返すことは許されません。
また、前回のイングランド戦は無観客試合でのスコアレスドローという極めて凡庸な結果に終わり、イングランドでは「10人で守る守備的サッカーを人はアンチフットボールと呼ぶが、そうではない。今日ここで見たつまらない無観客試合こそがアンチフットボールだ。」と厳しい批判を受けました。ウェンブリーで行われる試合では、イングランドは今回こそW杯準決勝の雪辱を晴らそうと目の色を変えてくるはずです。
2試合とも難しい試合になるでしょう。しかし、その中で結果も求められるでしょうが、それ以上に内容で改善が見られることを望みます。
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| Soccerway より |
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