2018年10月9日火曜日

クロアチア代表メンバー発表(vsイングランド、ヨルダン)

 UEFAネーションズリーグが開幕し、初戦でスペインに歴史的大敗を喫してしまったクロアチア代表。今回の代表ウィークではネーションズリーグ第2節イングランド戦(リエカ、現地時間10月12日)と、親善試合ヨルダン戦(リエカ、同10月15日)に臨みます。


▼GK
ロヴレ・カリニッチ(ゲント)
ドミニク・リヴァコヴィッチ(ディナモ・ザグレブ)
カルロ・レティカ(クルブ・ブルッヘ)
※ シモン・スルガ(リエカ)

▼DF
ドマゴイ・ヴィダ(ベジクタシュ)
デヤン・ロヴレン(リヴァプール)
ティン・イェドヴァイ(レヴァークーゼン)
マテイ・ミトロヴィッチ(クルブ・ブルッヘ)
アントニオ・ミリッチ(アンデルレヒト)
シメ・ヴルサリコ(インテル)
ヨシプ・ピヴァリッチ(ディナモ・キエフ)
ボルナ・バリシッチ(グラスゴー・レンジャーズ)
※ カルロ・バルトレツ(ノアシェラン)*

▼MF
ルカ・モドリッチ(レアルマドリー) 
イヴァン・ラキティッチ(バルセロナ)
マテオ・コヴァチッチ(チェルシー)
ミラン・バデリ(ラツィオ)
マルセロ・ブロゾヴィッチ(インテル)
フィリップ・ブラダリッチ(リエカ)
マルコ・ログ(ナポリ)
マリオ・パシャリッチ(アタランタ)

▼FW
アンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム)
イヴァン・サンティニ(アンデルレヒト)
マルコ・リヴァヤ(AEKアテネ)
イヴァン・ペリシッチ(インテル)
アンテ・レビッチ(フランクフルト)
マルコ・ピアツァ(フィオレンティーナ)
ドゥイェ・チョップ(バジャドリー)

*付きは初招集選手。※は追加招集。


 前回怪我で代表を辞退していたクラマリッチ、レビッチが復帰しただけで、その他メンバー変更はありませんでした。W杯に選ばれたチャレタ=ツァル(マルセイユ)をはじめ、ボルナ・ソサ(シュツットガルト)、フィリップ・ベンコヴィッチ(セルティック)、ニコラ・ヴラシッチ(CSKAモスクワ)、ヨシップ・ブレカロ(ウォルフスブルク)、アレン・ハリロヴィッチ(ミラン)といった若手は軒並みU21代表の方に選出されています。

 その他の変更点としては、ヴルサリコのコンディションが心配であるとして、ノアシェラン所属のRSBバルトレツがA代表に初招集されました。彼はDザグレブ出身の23歳で、U19代表、U21代表にてそれぞれ5試合ずつユニフォームを着た経験があります。昨季のデンマークリーグ最優秀RSBとのことです。
 一方、ダリッチはヴルサリコについて、彼はおそらく休んで回復させる必要があると話しています。また、代役としてヴィダ、イェドヴァイ、ログについて言及。

 ヴルサリコ以外の怪我人情報としては、ブロゾヴィッチが負傷で直前のリーグ戦を欠場しており状態をチェックする必要があること、バリシッチが肉離れでおそらく出場が難しいこと、サンティニも怪我を抱えていること、L.カリニッチも先日MRI検査を受けておりその結果待ち、とダリッチは述べています。

【10/11追記】代表のメディカルチームによる診察の結果、ヴルサリコ、ブロゾヴィッチ、L.カリニッチ、チョップ、バリシッチは離脱が決定。そして、GKの補充としてリエカのスルガが追加招集されました。スルガは世代別代表の各年代で選出歴を持つ25歳のGKです。


 まずは兎にも角にもスペイン戦での汚名を返上したいところですが、UNL第2節イングランド戦も無観客試合で難しい試合になるでしょう。ヨルダン戦はともかく、イングランド戦は今後のクロアチア代表とダリッチの将来を問われる試金石になると思います。

 個人的には、9月の2戦で特に感じさせられた「マンジュキッチの穴」にどう対処するかに注目しています。前回試されたリヴァヤ、サンティニの二人は共に期待はずれで、マンジュキッチの代表復帰論まで早くも飛び出す始末。今回は、前回怪我で招集辞退したクラマリッチがいますが、彼はマンジョとは大きくタイプの異なる選手です。ほかにも、ダリッチはレビッチのST起用について「マンジュキッチと同様に早く強いアプローチができる」と可能性を示唆しました。
 誰を使い、どのようなアプローチで点を取りに行くのか、不安と期待が入り混じります。

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