2018年9月15日土曜日

チェルシー18/19シーズン前半戦選手登録

プレミア、ELの登録メンバーが発表されました。


※新加入選手は太字、ローンバック選手はグレーバックとしています。


プレミアリーグ


▼登録におけるルール
・各クラブは、移籍期間が終了するごとにプレミアリーグへの出場選手登録を行わなければならない。
・最大登録可能人数は25名。
・ホームグロウンでない選手は17名まで登録することができる。つまり、25名を満たすためにはホームグロウンの選手を最低8名登録する必要がある。
・ホームグロウン選手とは、年齢や国籍によらず、21歳の誕生日を迎えるまでに(もしくは、21歳を迎えるシーズン終了時までに)36か月または満3シーズン、FAもしくはウェールズFAに属するいずれかのクラブに在籍していた選手である。在籍期間については必ずしも連続している必要はない。
・U-21の選手は25名の登録枠に含めることなく、無制限に起用可能である。ただし、そのためには固有の背番号を与える必要がある。
・U-21の選手とは、該当シーズンの1月1日時点で21歳以下の選手である。
(プレミアリーグ公式Webサイトより)


▼登録メンバー
1 ケパ・アリサバラガ
2 アントニオ・リュディガー
3 マルコス・アロンソ 
4 セスク・ファブレガス*
5 ジョルジーニョ
6 ダニー・ドリンクウォーター*
7 エンゴロ・カンテ
8 ロス・バークリー*
10 エデン・アザール
11 ペドロ
12 ルベン・ロフタス=チーク*
13 ウィリー・カバジェロ
15 ヴィクター・モーゼス*
17 マテオ・コヴァチッチ
18 オリヴィエ・ジルー
21 ダヴィデ・ザッパコスタ
22 ウィリアン
24 ギャリー・ケイヒル*
27 アンドレアス・クリステンセン*
28 セサル・アスピリクエタ
29 アルヴァロ・モラタ
30 ダビド・ルイス
31 ロバート・グリーン*
33 エメルソン
?? ルーカス・ピアゾン

選手名*…ホームグロウン資格あり

▼Under-21の選手(規定により登録不要)
20 カラム・ハドソン=オドイ
44 イーサン・アンパドゥ
52 ジェイミー・カミング
59 マルチン・ブルカ

合計24+4名 HG外選手16名、HG選手8名

ヨーロッパリーグ


▼登録におけるルール
・各クラブは、移籍期間が終了するごとにAリストとBリストの2つの登録リストを提出しなければならない。
・Aリストとは、最大25名の選手登録リストのことで、2人以上のGKを含める必要がある。
・Aリストの25名のうち、8名はホームグロウン(地元育成)の選手である必要がある。
・ホームグロウンの選手が足りない場合は、その人数分だけ登録枠が25名から減らされる。
・ELにおけるホームグロウンは、クラブ内育成と協会内育成(国内育成)の2つで構成される。それぞれ4名ずつ登録する必要があり、合計で8名のホームグロウン選手が必要となる。
・クラブ内育成選手とは、15歳から21歳までの間に3年以上そのクラブに在籍した選手のことである。
・協会内育成選手とは、そのクラブが属するサッカー協会が管轄するクラブに3年以上在籍した選手のことである(チェルシーであれば、イングランドかウェールズのクラブに3年以上いた選手がこれに当てはまる)。
・Bリストとは、①21歳以下であること、②連続して2年間以上そのクラブに在籍したことがあること、の2つの条件を満たす若手選手のリストのことである。
・Bリストには人数制限はなく、シーズン中でも追加登録が可能である。
(UEFA 公式サイトより要約)


▼A List(正規の登録メンバー)
1 ケパ・アリサバラガ
2 アントニ・リュディガー
3 マルコス・アロンソ 
4 セスク・ファブレガス*
5 ジョルジーニョ
7 エンゴロ・カンテ
8 ロス・バークリー*
10 エデン・アザール
11 ペドロ
12 ルベン・ロフタス=チーク**
13 ウィリー・カバジェロ
15 ヴィクター・モーゼス*
17 マテオ・コヴァチッチ
18 オリヴィエ・ジルー
21 ダヴィデ・ザッパコスタ
22 ウィリアン
24 ギャリー・ケイヒル*
27 アンドレアス・クリステンセン**
28 セサル・アスピリクエタ
29 アルヴァロ・モラタ
30 ダビド・ルイス
33 エメルソン
44 イーサン・アンパドゥ*

選手名*…国内育成
選手名**…クラブ内育成

▼B List (条件を満たした若手選手、人数無制限)
20 カラム・ハドソン=オドイ
52 ジェイミー・カミング
59 マルチン・ブルカ

合計23+3名 (HG外選手16名、クラブ内育成2名、協会内育成5名)
※Aリスト登録可能人数 23名(クラブ内育成枠が2名欠員のため)


  • ピアゾン、PLスカッド入り

ピアゾンがまさかのスカッド入り。とはいえ、ピアゾンの序列がかなり低いことは間違いない。
まず、チェルシー公式サイトでピアゾンはトップチームではなく、Devチーム(U23チーム)の選手扱いになっている。さらに、プレミアリーグが発表した各クラブの背番号リストにピアゾンの名前は載っていなかった(つまり背番号を現時点で与えられていない)。
ちなみに、この2つは膝の術後リハビリが3月までかかるために残留したファン・ヒンケルと全く同じ状況。つまり、ヒンケルと同じ扱いを受けているピアゾンを戦力とみなしていいのか…。

  • アンパドゥ、ELスカッド入り

昨季はCLで登録外だったアンパドゥが、今季はサッリの信頼を勝ち取りELスカッド入りすることになった。
ややこしいのは、アンパドゥはPLではU21選手として登録不要の扱いなのだが、ELでは一般選手と同じAリスト(国内育成枠)への登録が必要になること。これは、ELのU21枠であるBリストの条件として、①21歳以下であること、②連続して2年間以上そのクラブに在籍したことがあること、の2つの条件のうち②の方をアンパドゥが満たせないため。
アンパドゥの加入は2017年なので、来シーズンからBリストの資格を有することになる。ちなみに、同じ理由でGKのブルカも今季はBリストの資格がない。
※9/15訂正 ブルカの加入年を勘違いしておりBリストの資格なしと書きましたが、実際は資格ありでした。ブルカの加入は2016年夏なので、すでに2年継続してチェルシーで過ごしているためBリストに登録可能となります。上の画像も差し替えてあります。

  • ドリンクウォーター、グリーン、ピアゾンがEL登録外

本来ELのAリストは25人まで登録できるが、チェルシーはクラブ内育成枠が2名分不足しているため、登録枠が23名まで減らされている。プレミアに登録した25人に加えて、PLで登録不要だったアンパドゥも登録するためには、この26人から3人をELの登録から外す必要があった。
それゆえに外されたのが、ドリンクウォーター、グリーン、ピアゾンの3人。特にドリンクウォーターの状況はかなり苦しい。現在、ドリンクウォーターはMFの7番手。移籍しようにも、夏は高給を理由に引き取り手は現れず。1月に移籍の公式発表があるまで彼の名前を見ることはないかもしれない…。
また、登録外のグリーンに代わって、ELではBリスト登録可能のカミング(昨季U18チームのGK)が第3GKを務めることになると予想している。
※9/15追記 ブルカにもBリストの資格があるため、第3GKはブルカorカミングのどちらかになると思われます。プレシーズンを見る限り、ブルカ濃厚?


  • ピアゾン、ホームグロウン資格あり?


プレミアリーグが発表した25人枠においてピアゾンがHG選手として記載されており、そもそも登録されただけで驚いたファンをさらに驚かせた。
しかし、HGのルール上、ピアゾンはHG選手になる条件を満たせていない。HG選手となるには、21歳までに36か月または満3シーズンをイングランドかウェールズで過ごす必要がある。
ピアゾンは、18歳になるシーズンでチェルシーに加入し、翌シーズンはマラガ(19歳)、次はフィテッセ(20歳)、その次はフランクフルト(21歳)へローンされた。つまり、21歳までに3シーズンを英国内で過ごせていないことになる。そのため、PL公式サイトの記載は単純なミスであると考えられている。



・2018/19 Premier League squads confirmed
https://www.premierleague.com/news/844127
・UEFA Europa League - Chelsea - Squad
https://www.uefa.com/uefaeuropaleague/season=2019/clubs/club=52914/squad/
・2018/19 UEFA Europa League regulations(Article 42が選手登録の部分です)
https://www.uefa.com/MultimediaFiles/Download/Regulations/uefaorg/Regulations/02/55/82/82/2558282_DOWNLOAD.pdf

4 件のコメント:

  1. U-21の選手とは、該当シーズンの1月1日時点で21歳以下の選手である。
    とありますが、ロフタスチークとクリステンセンはU21にはならないのでしょうか?

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    1. すみません、自己解決しました。該当シーズンということは来年の1月1日ですね。
      ちなみにELの登録でモーゼスがHGからはみ出していますが、彼は非HG扱いの登録でしょうか?

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    2. >該当シーズンということは来年の1月1日ですね。
      その通りです!1シーズンを8月~5月と考えたときの1月1日、ということになります。今季で言えば2019年1月1日ですね。

      >ELの登録でモーゼスがHGからはみ出していますが、彼は非HG扱いの登録でしょうか?
      これはちょっとややこしくて、結論から言うと「HGの資格を有している選手」に留まります。
      本記事では、ELの登録ルールを①国内育成4人+クラブ内育成4人を含むHG最低8人、②非HG選手最高17人の合計25人が登録枠、と説明させていただいてます。これは、プレミアの登録ルールと同じ考え方で、HG選手と非HG選手を別枠と考え合計人数で帳尻を合わせる、というものです。
      しかし、ELではこの考え方とはある意味で逆のルールとなっています。ELのルールは、①GK2人を含む25名まで登録できる、②25人枠には4人の国内育成と4人のクラブ内育成をそれぞれ含む必要がある、となっているからです。つまり、国内育成として4人を登録する、のではなく、誰でもいいので国内育成が25人中4人いればいい、ということなんです。
      そのため以上から、「チェルシーは25人中にモーゼス含む5人国内育成選手がいるため規定を満たしている」という解釈が正規のものになります。

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    3. そういう仕組みなんですね。詳しく説明頂きありがとうございます。
      今後もブログの更新楽しみにしております。

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