2018年11月23日金曜日

チェルシーローン選手前半戦通信簿①by Guardian

 Guardianが前半戦(というか11月21日まで)のプレミア全クラブのローン選手の概評をまとめた記事をだしていたので、チェルシーの部分だけ抽出して”通信簿”として訳してみました。あの選手はどんな感じなのか、あの選手が意外に頑張ってるんだな、なんてのが分かっていただけると思います。なお、40人と多いので今回は通信簿①としてGK&DF編です。

 また、せっかくこのブログで『ローン選手名鑑』を作っているので、各選手名からその選手の名鑑に飛べるリンクを貼ってみました。この人はどんな選手なんだっけ?と思ったときには、ぜひ選手名をクリックして名鑑記事を見ていただけたらと思います。
※ 選手名鑑にあるTwitterリンクの影響で、名鑑記事を開くとその選手の項目から少し下にスクロールされて表示してしまうようです。リンクを開いた後、少し上方にスクロールすれば戻れますのでご了承ください。

 元記事はこちらです。1人で40人分のチェルシー概評書いたガーディアンの記者すごい…。

How are Premier League players on loan faring? Part one: Arsenal to Huddersfield
From Reiss Nelson to Kevin Mirallas we check how the players are doing to see if they have a future at their parent clubs
The Guardian


▼GK


ネイサン・バクスター(20歳、ヨーヴィルタウン)
バクスターはLeague Two(英4部)へ来てから数週間のうちに、9時間33分無失点と歴史を塗り替えた。9月以降はクリーンシートがなかなか見られなくなってしまったが、しっかりと守護神の座をものにしている。

エドゥアルド(36歳、フィテッセ)
このベテランGKはスルツキ率いるフィテッセで常に出場しており、ギリギリのトップ4争いを繰り広げる中で称賛を受け、今のところ非常にうまくやっている。

ジャマル・ブラックマン(25歳、リーズ)
2nd GKとしてカラバオ杯に2試合出場したが、11月中旬にU23チームの試合で脛骨を骨折してしまい、そのままローン打ち切りとなった。

ブラッドリー・コリンズ(21歳、バートン・アルビオン)
現行ローン契約は1月までだが、加入当初は怪我に邪魔されてしまった。9月の2試合目の出場時に太腿を痛めてしまったが、10月には定位置を取り戻し再びNo.1の座についている。

▼DF


ババ・ラーマン(24歳、シャルケ)
シーズン序盤に2試合先発して以降、ずっと干されている。2017年初めに負った膝の大怪我から1年半以上が経ったものの、ゲルゼンキルヒェンで過ごす残りの半年で出場機会を取り戻せるような兆候はあまり見られない。

ジェイク・クラーク=ソルター(21歳、フィテッセ)
昨季のサンダーランドへのローンでは3部降格を経験。フィテッセでも8月のEL予備予選プレーオフのバーゼル戦で退場処分を食らうなど、厳しいスタートを切った。しかし、このイングランドU21代表はレギュラーとしてやってきており、輝かしい未来が待っているように見える。

マイケル・ヘクター(26歳、シェフィールド・ウェンズデー)
英2部で苦戦するチームの中で、このCBは出場9試合に出場している(うち先発8試合)。10月にはチーム月間最優秀選手に選ばれたが、翌11月のノリッジ戦でなぜかスタメンを外されチームはホームで4-0の大敗を喫した。翌戦のシェフィールドダービーではスタメンに復帰しクリーンシートに貢献している(試合はスコアレスドロー)。

トーマス・カラス(25歳、ブリストルシティ)
9月下旬に負った顎の怪我で1ヶ月以上戦列を離れているが、試合に出ているときは右のCBとして良いパフォーマンスを見せていた。昨季まで2年過ごしたフラムが完全移籍で獲得してくれなかったことに落胆を見せていたが、通算6度目のローンとなったブリストル・シティで落ち着いているようだ。

トッド・ケイン(25歳、ハル・シティ)
中盤もSBもこなせるこのマルチロールにとってハル・シティは通算8度目のローン先となったが、今年もハルは2部で苦しんでいるでいる一方で、ケインは安定したパフォーマンスを見せる選手の1人となっている。彼のチェルシーとの契約は来年に切れるが、既に話し合いは始まっておりKCスタジアムへ完全移籍するかもしれない。

マット・ミアズガ(23歳、ナント)
ハリルホジッチが途中就任して初戦のボルドー戦でひどいパフォーマンスを見せてしまってから干されており、ミアズガがフランスで思い描いていたプランとは大きく異なるものになってしまった。カードコレクターにもなっており、代表でもボロボロのDFラインを助けられていない。

クルト・ズマ(24歳、エヴァートン)
トフィーズはマルコ・シウバのもとで弾みをつけており、それはズマも同様だ。リーグ戦で8試合に先発、キーンといい関係を築いており、怪我から復帰した待望のイェリー・ミナはズマとのポジション争いを強いられている。

ケネス・オメルオ(25歳、レガネス)
彼にとって6度目のローン。チームが苦しむ中、10月下旬からポジションを掴んで以降に彼自身はいくらか堅実なパフォーマンスを見せている。ナイジェリア代表でも、彼が定着してからは6試合で1度しか負けていない。

トレヴォ・チャロバ(19歳、イプスウィッチ・タウン)
急な成長曲線を辿っており、チャロバは監督交代後もポール・ランバート新監督の信頼を得ている。若干荒っぽいところもあるが、総じて彼は恵まれたタレントだ。アストンヴィラやスウォンジーといった格上相手に重要なゴールも決め、イングランドU20代表に選ばれるに至った。

デュジョン・スターリング(19歳、コヴェントリー)
昨年はチェルシーのユースチームで光り輝いていたが、英3部では浮き沈みを見せながらもシニアフットボールに適応しつつあり、右SBのポジションを固めている。怪我で2週間の離脱はあったものの、今のところポジティブだ。

リース・ジェームズ(19歳、ウィガン)
チャンピオンシップ(英2部)は彼にとって簡単だったのか。ウィガンにとってこの右SBはサプライズだった。昨季まではユースチームでプレーしていたにもかかわらず、彼は継続して好パフォーマンスを見せており、リーズ戦で決めた素晴らしいフリーキックはその見出しとも言える瞬間だった。ポール・クック監督は彼を同年代の選手の手本だと持ち上げており、将来は非常に明るい。

ジェイ・ダシルヴァ(20歳、ブリストル・シティ)
イングランドU21代表の攻撃的な左SBは、ここ数週間で定位置を掴み、ブリストルの”いつもの顔ぶれ”になった。ブレントフォード戦で途中出場し劇的な決勝点を決め、ブリストルの同僚でありローン仲間のカラスは彼をアシュリー・コールと並び称した。

オラ・アイナ(22歳、トリノ)
アイナはセリエAで好スタートを切っており、万能なフルバックとしてレギュラーになろうとしている。リーグ戦11試合に出場し、うち8試合に先発、イタリアでは彼の買い取りに関する話も出てきている。

フィカヨ・トモリ(20歳、ダービーカウンティ)
若いチームの中でこれまでのブライトンとハルへのローンで得た経験を活かしながら、ダービーでのリーグ戦に2試合を除いて全試合出場している。マウントとともにカラバオ杯でのチェルシー戦にも許可を得て出場したが、オウンゴールを決めてしまった。

ファンカティ・ダボ(23歳、スパルタ・ロッテルダム)
オランダ2部で6試合に出場(3試合に先発)していたが、ここ数週間は怪我で離脱していた。昨季のフィテッセで過ごした頃ほど注目もされなくなってしまった。

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