2018年11月24日土曜日

チェルシーローン選手前半戦通信簿② by Guardian

 Guardianが前半戦(というか11月21日まで)のプレミア全クラブのローン選手の概評をまとめた記事をだしていたので、チェルシーの部分だけ抽出して”通信簿”として訳してみました。あの選手はどんな感じなのか、あの選手が意外に頑張ってるんだな、なんてのが分かっていただけると思います。今回は通信簿②のMF&FW編です。

 また、せっかくこのブログで『ローン選手名鑑』を作っているので、各選手名からその選手の名鑑に飛べるリンクを貼ってみました。この人はどんな選手なんだっけ?と思ったときには、ぜひ選手名をクリックして名鑑記事を見ていただけたらと思います。
※ 選手名鑑にあるTwitterリンクの影響で、名鑑記事を開くとその選手の項目から少し下にスクロールされて表示してしまうようです。リンクを開いた後、少し上方にスクロールすれば戻れますのでご了承ください。

 元記事はこちらです。

How are Premier League players on loan faring? Part one: Arsenal to Huddersfield
From Reiss Nelson to Kevin Mirallas we check how the players are doing to see if they have a future at their parent clubs
The Guardian


▼MF


ルイス・ベイカー(23歳、フィテッセ)
ビエルサ率いるリーズでリーグ戦出場8試合、時間にして123分、すべてが途中出場。物事はベイカーの思い描いていたようには進んでいない。15/16、16/17シーズンを過ごしたフィテッセでは結果を残したが、10月6日の試合以降は出場すらできずにおり、イングランドでは成功を掴むことができていない。

ヴィクトリアン・アングバン(22歳、FCメス)
知名度もほぼないコートジボワール人MFは、フランス2部で継続的に出場機会を得て、武闘派MFとしていくらか成長を続けている。A代表のメンバーにも選ばれており、来年のアフリカネーションズカップ出場を目指している。

ケネディ(22歳、ニューカッスル)
ニューカッスルでの2年目のシーズンは、カーディフ戦のPK失敗など序盤でこそつまずきもあったものの、ここ最近は輝きを見せている。オールド・トラッフォードではゴラッソを決め、ボーンマス戦ではロンドンへ素晴らしいクロスを送った。絶好調時なら、彼はトップクラスの選手と言えるだろう。

ネイサン(22歳、アトレティコ・ミネイロ)
2015年にこの若手ブラジリアンが加入したときはいくらかの盛り上がりを見せてくれたが、今の4回目のローン生活は現状とても満足がいくものとは言えない。7試合の出場の中で、60分以上プレーできたのはたったの2試合。いまだ彼の初ゴールも、初アシストも待たされている。

ジョシマル・キンテロ(21歳、リェイダ・エスポルティウ)
昨季のベティス"B"へのローンと比べれば、スペイン3部のチームで過ごす1年はステップアップだろう。しかし、このエクアドル人は2度の出場機会しか得られておらず暗雲が立ち込めている。

ダニーロ・パンティッチ22歳、パルチザン)
昨季に続いて古巣パルチザンへのローンを希望したパンティッチは、クラブとセルビアU21代表の両方で中心選手になっている。しかし、2015年からチェルシー所属ではあるが、それも長く続くことはないだろう。

マリオ・パシャリッチ(23歳、アタランタ)
これで5度目のローン、セリエAでの2度目のシーズン。アタランタではスタメンの機会こそ安定しないが、総じて見ればプレーメーカーの役割を与えられうまくやっていると言えるだろう。デビュー戦では初ゴールも決めた。

ルベン・サムット(21歳、フォルカークFC)
彼にとってこれは最初のローンで、昨季はチェルシーU23のキャプテンを務めた。スコットランド2部リーグでスタメンの機会は安定しないが、このスコットランドU21代表MFは多くの出場機会を得ている。

チャーリー・コルケット(22歳、シュルズベリータウン)
昨季は怪我と出場機械の少なさからフィテッセでのローンを打ち切られたコルケットは、今月になって足の怪我からやっと復帰したところだ。

ジェイコブ・マドックス(20歳、チェルトハム・タウン)
英4部の降格圏で争っているチームの中で、マドックスは継続的に好パフォーマンスを見せている。先月のカップ戦ではアーセナルU21相手にプロ初ゴールを含む2ゴールを決めた。粘り強いオールラウンダーとして今後も期待される。

ケイシー・パーマー(22歳、ブラックバーン)
うまくいっているチームの中で、パーマーは4231の右ウイングとして好スタートを切った。昨季は後半戦を過ごしたダービーで補欠に甘んじていたが、キャリアを取り戻しかけている。

カイル・スコット(20歳、テルスター)
彼にとっては初めてのローン生活をオランダ2部で過ごしているが、好スタートを切り攻撃的サッカーをプレーする機会を楽しんでいる。レギュラーを務め、2点を決めている。

メイソン・マウント(19歳、ダービーカウンティ)
マウントはチャンピオンシップで成功できるだろうと常に思われていたが、2ヶ月でイングランドA代表に呼ばれるほどとは誰も思っていなかったはずだ。A代表でプレーすることはなかったが、クラブでは既に5ゴールを決めプレーメイキングで大きな影響力を持っている。じきに彼のチャンスの順番が来るだろう。

ティエムエ・バカヨコ(24歳、ACミラン)
スタンフォード・ブリッジでの難しいシーズンでスケープゴートにされがちだったが、サンシーロでの初めの時期はまさしく自信を欠いているように見えた。とはいえ、ここ最近は先発でプレーできている。ガゼッタが特集記事で取り上げたスタッツではバカヨコがチームトップの数字を叩き出しているものも複数あり、調子は上向きだろう。

チャーリー・ムソンダ(22歳、フィテッセ)
未来のスーパースターなんて言われていたのはもう過去のこと、ムソンダはセルティックへのローン失敗を経てフィテッセに送られた選手たちの1人となった。それでも、彼は飛躍の年にしようと望んでいたが、9月に練習試合でスネを怪我してそれも暗礁に乗り上げてしまった。今はコバムで治療を受けている。

キリアン・アザール(23歳、セルクル・ブルッヘ)
3人目のアザールは夏に新たに2年契約を結び、今シーズンはベルギーで過ごすことに。出遅れはしたが、11月頭には初ゴールを決めた。「ベルギーに来たのは試合に出るため、最近はそれが叶っているよ。」

▼FW


ジョアン・ロドリゲス(22歳、テネリフェ)
出場7試合でうち先発はたった3試合、このコロンビア人FWはスペイン2部でいまだスタートを切れていない。2013年にチェルシーと契約してから既に9度目のローンだが、どれも大体はパッとしないまま終わっている。

ミチー・バチュアイ(25歳、バレンシア)
今のところでは、昨季のドルトムントでの成功を再現できているとは言えない。15試合で2ゴール、直近の試合では招集外となってしまった。レンタルの早期打ち切りという話も噂されているが、いずれにせよ事がうまく運ぶのは難しそうだ。

アイク・アグボ(20歳、スカンソープユナイテッド)
昨季はバーンズリーとMKドンズでともに残念なローンに終わってしまい、スカンソープで一旗揚げてやろうと望んでいたが、浮き沈みのシーズンとなっている。9月のAFCウィンブルドン戦で見せた活躍を繰り返してほしいとクラブは思っているだろう。

イジー・ブラウン(21歳、リーズ)
リーズは、昨季ブライトンへのローン中に負った前十字靭帯断裂中のブラウンを夏の市場最終日にレンタルで獲得した。まだデビューこそできていないが、良い兆候は見られてきており、今月U23チームの試合でピッチに帰ってくることができた。

タミー・エイブラハム(21歳、アズトンヴィラ)
去年経験したイングランド代表招集は遠のいてしまっているが、エイブラハムがヴィラで本領を発揮していることは確かだ。11試合で5ゴールという数字は、ブリストル・シティでの2年前の再現を示唆している。

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