2014年5月22日木曜日

クロアチア代表候補発表・コヴァチ監督コメント

クロアチア代表候補30名が発表されました。
この後、代表は合宿を行い、マリ代表、オーストラリア代表と親善試合を行います。

GK:プレティコサ(ロストフ)、スバシッチ(モナコ)、ゼレニカ(ロコモティバ・ザグレブ)

DF:ロヴレン(サウサンプトン)、チョルルカ(ロコモティフ・モスクワ)、シルデンフェルド(パナシナイコス)、ブブニッチ(ウディネ―ゼ)、スルナ(シャフタール・ドネツク)、ヴルサリコ(ジェノア)、プラニッチ(パナシナイコス)、ストリニッチ(ドニプロ)

MF:モドリッチ(レアルマドリー)、ラキティッチ(セビージャ)、ヴコイェヴィッチ(ディナモ・キエフ)、バデリ(HSV)、モチニッチ(リエカ)、パシャリッチ(ハイドゥク・スプリト)、ブロゾヴィッチ(ディナモ・ザグレブ)、コヴァチッチ(インテル)、クラニチャール(QPR)、サミール(ヘタフェ)

FW:マンジュキッチ(バイエルン)、エドゥアルド・ダ・シウバ(シャフタール・ドネツク)、イェラヴィッチ(ハルシティ)、オリッチ(ウォルフスブルグ)、ペリシッチ(ウォルフスブルグ)、イリチェヴィッチ(HSV)、レビッチ(フィオレンティーナ)、チョップ(ディナモ・ザグレブ)

サプライズ選出が多いです。ゼレニカ、モチニッチ、パシャリッチ、ブロゾヴィッチ、チョップはA代表初召集。サミールはコヴァチ監督下で初召集です。
モドリッチは5/24に行われるCL決勝のために、クラニチャールは同日に行われるプレミアリーグ昇格プレーオフファイナルのために遅れて合流となります。

主な落選は、こんな感じ。
GK:ヴァルギッチ(リエカ)、カリニッチ(ハイドゥク・スプリト)、ケラヴァ(ウディネーゼ)
DF:ミリッチ(ロストフ)、シムニッチ(ディナモ・ザグレブ)、イェドヴァイ(ローマ)、マロツァ(ハイドゥク・スプリト)
MF:マレシュ(リエカ)、ハリロヴィッチ(ディナモ・ザグレブ)、ラドシェヴィッチ(ナポリ)
FW:ベンコ(大連阿璽濱)、クラマリッチ(リエカ)、ペトリッチ(パナシナイコス)


以下、コヴァチ監督のコメントです。

「我々はこの半年間自分たちの選手を優先的にチェックし、週末に視察をしてきた。その結果を分析し、このメンバーを決定した。」

ーシムニッチについて(W杯予選プレーオフ後の言動でFIFAから10試合の出場停止処分)
「残念だがシムニッチは呼べなかった、彼はいい友人なんだ。代表キャップ105試合の貢献をしてくれたし、それにふさわしいクオリティを示してくれた。もちろん彼がやったことは容認されることではない、だけど彼には心から感謝を伝えたいしこれからの彼の幸運を願っているよ。」

ー第3GKについて。なぜ国内で最高レベルだったヴァルギッチよりゼレニカなのか。
「ヴァルギッチは確かに今季よかった。だが、我々にはプレティコサとスバシッチの経験豊富なGKがいて、若手としてゼレニカを呼んで2人の指導を受けて成長してほしかったんだ。ゼレニカはロコモティバザグレブで継続的にプレーしてるしね。」

ーマレシュ怪我でW杯絶望となったことに対して。
「マレシュは我々に違いをもたらしてくれるが、これもフットボールだ。早く怪我から快復することを願っているよ。」

ー落選した選手について
「代表候補から漏れた選手みんなにすまないと思っている。ただ、これが我々の仕事なんだ。ただ、クロアチア代表がフットボールをするのはW杯が最後ではない。彼らにもチャンスはあるし、今回選外の選手を見限ったわけではないんだ。」
「(落選した)ミリッチ、ベンコ、カリニッチとはすでに電話で話したよ。なぜ他の選手を選んだか説明した。ベンコは中国に移籍したことで我々がチェックできなくなったし継続的にプレーしていない。」

ーサプライズ選出について
「モチニッチは今季素晴らしいシーズンを送ったね。最初は彼は控えめだったのに日が経つにつれ成長した。ブロゾヴィッチも同様だ。彼らはいずれ代表で重要な選手になるだろう。彼らや他の選手も含めて、こうした若手とベテランを組み合わせ、将来をも考えて我々はチームを作っている。」
「サミールはだんだん良くなっているよ。ヘタフェに移籍してフィジカルコンディションも整い用意ができている。」

ー今後について。
「我々は常にクラブでなかなかプレーできていない選手がいるという問題を抱えている。だが、今年は違う。皆が健康で整っている。他の代表も同じだろうね。」
「(5/31のマリ代表との親善試合に向けて)前回のスイス戦はかなり酷かった。私はもう一度選手たちにチャンスを与えようと思うんだ。もちろん、すぐにでも23人の本メンバーを選出できる用意はあるけどね。」


ある程度の固定メンバーに多くの若手をサプライズで呼んだ発表となりました。コヴァチ監督が半年前にA代表監督になるまでにU21監督だったのも影響してるんじゃないかと思っています。国内では若手とベテランをうまくミックスしたと評価されているようです。合宿で何人残ってくれるでしょうか。
個人的2大サプライズはゼレニカとサミール。前者は若手枠とはいえ、国内ベストイレブンのヴァルギッチが既定路線かなと思っていました。それ以上にサミールに関しては空いた口が塞がらないというか…。今季は今まで問題行動をスルーし続け守ってくれたディナモですら規律違反で契約解除され、泣く泣くフリーでヘタフェに拾ってもらったような選手です。もちろんプレー時間も少ないですし、問題児ですし。正直、サミールならハリロヴィッチ呼んだ方が話題的にも面白かったと思います。

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