2015年3月24日火曜日

3/22 Hull City vs Chelsea

降格圏に沈みそうで沈まないでいるハルとの対戦。こういうとこで取りこぼす昨季の二の舞は避けたかった。

ハル 2-3 チェルシー @KCスタジアム
得点者:Hazard(2' assist by Costa)、Costa(9' assist by Cesc)、El Mohamady(26' assist by Robertson)、Hernandez(28')、Remy(77' assist by Willian)

GK:Courtois
DF:Ivanovic,Cahill,Terry,Filipe
MF:Ramires(Oscar 61'),Matic,Willian(Zouma 80'),Cesc,Hazard
FW:Costa(Remy 75')

Sub:Cech,Azpilicueta,Loftus-Cheek,Cuadrado


よく勝ちきった。レミーがヒーローになりました。

試合内容としては決して褒められるものではなく、個人の力で得た2点のリードをあっさり吐きだしたのも妥当だった。ただ、逆に言えばそれで勝ちきれるのが今季。決めるべき人が決め、控えも出番を得れば結果を出す。昨シーズンのチェルシーなら2-0、3-1、そうなっていてもおかしくない。この点はチームとしての成熟、この成長として挙げられるだろう。ただ、もうこんな内容こんな展開見たくない。

チームとして気になったのは試合開始早々から見られた間延び。相手のFWエルナンデスはスピードのある選手で主にJTのところでラインの駆け引きを仕掛けていた。JTはスピード勝負ではもう勝てる年齢ではない上に、序盤から立て続けに裏をとられてしまいなかなかラインを上げることができなかった。さらに、早々に点を取ってしまったことで勢いづき、攻めたがる前線との意識の解離により間延びが拡大してしまった。
さらに、間延びしたDFラインと前線の間の広大なスペースをボランチ2枚だけで見るのもしんどい上に、ラミレスは相変わらずお散歩状態でかつ今季は対人守備も足を出すだけのプレミア下位のMFのような守備と完全にお荷物に。加えてかねてからのケイヒル不調とイヴァノヴィッチの緩慢なプレーが重なって右サイドはボロボロスカスカというカオスに前半は陥ってしまった。

1失点目も、直接の原因はウィリアンと2人で挟んだにもかかわらず怠慢プレーでロバートソンに抜かれたイヴァノヴィッチだが、個人的にはその後の流れが気になった。SBの裏のスペースは同サイドのボランチ(=ラミレス)が見るのだろうが、彼は特にカバーに走るでもなく眺めていただけで最終的に逆サイド(左ボランチ)のマティッチが疾走してきた。マティッチの必死の努力もむなしく、カバーは間に合わずにフリーでクロスを蹴られ失点。
ケイヒルがカバーしてマティッチがそこを埋めてっていうのも考えたけど、映像を見るとイヴァノが抜かれた瞬間ケイヒルはエルナンデスの方を見ていたので、どうしてもそれに引っ張られてしまったのだろう。とにかくテクテクしている自分の前を全力疾走でカバーに向かうマティッチが横切って何も思わないんだろうか。

2失点目はまあイヴァノとクルトワが反省すればいいです。クルトワもあれ出されると結構困るよね。チェフだったらあれを繋いでたんだろうけど。

ただ、その後のクルトワのビッグセーブ連発は素晴らしかった。あれがなかったら勝てなかった。他にもアザールとコスタの得点だったり、個の力で勝利を引き寄せられたのはチームとして上に行くために大事なことだと思う。

決勝点、レミーは本当によく決めてくれた。少ない出番でも腐らず出れば結果を出す、素直に格好良い。アシストのウィリアンもセスクからパスを受ける前にちゃんとレミーの場所を確認してそこに出してくれた。素晴らしかった。

今日先発に抜擢されたフィリペ、1度裏を突かれて決定機になったけど、総じて良かったと思う。寄せられたところでかわして縦に入れるシーンはアスピにはないもの。クロスも良いものを上げてたしもっと見たい。もっと使われるきっかけになれば。

ボールを持って相手を崩す上で、フィリペとイヴァノが積極的に絡んでいければ幅を持たせられるしより効果的になるからもっと連携を深めていけたら。あとは、もっと前の選手が足下でほしがるのをスペースで受けるよう変わっていけたらなと思うけど、そこはモウリーニョじゃ難しいのかなとも見てきて思う。攻撃のオーガナイズをモウかルイファリアかホランドか誰がやってるのか分からないけど。

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