2014年6月8日日曜日

6/7 Croatia vs Australia

ブラジルW杯前最後のテストマッチ。ブラジルで行われました。

CRO 1-0 AUS
得点者:Jelavic(58')

GK:Pletikosa
DF:Srna(c),Vida,Lovren,Pranijc(Vrsaljko 25')
MF:Modric(Rakitic 59'),Brozovic,Eduardo(Olic 77'),Kovacic(Sammir 59'),Perisic(Rebic 67')
FW:Jelavic(Mandzukic 59')

Sub:Subasic,Zelenika,Corluka,Schildenfeld,Vukojevic,Mocinic


この試合はモドリッチが先発。プラニッチが復帰。ワントップはイェラヴィッチ。そして、ブロゾヴィッチがA代表デビュー。

お互いが縦に速く行きたがるチームでやり合った印象。クロアチアは相手がハーフラインを超えたらプレス開始。前の4枚とボランチの片方で刈り取りにいく。ラインは高め。サイドに展開されたりするとイェラヴィッチ以外はリトリートして4-5ブロックを形成。ハイプレスとリトリートの使い分けはいつも通り。4-4じゃなくて4-5なんだなあ、とは思った。

攻撃の仕方はいつもと同じでサイド重視。連携に絡む能力はモドリッチが圧倒的だけど、ゲームメイクはラキティッチの方が上かもしれない。コヴァチッチは得意のドリブルを活かしたいからか、結構トップ下のわりには低い位置でプレーしてたかな?

イェラヴィッチが右に左によく動いてた。こんなに走るイェラヴィッチは初めて見た。動くポストプレイヤーって感じでサイドに起点ができるのは大きい。マンジュキッチに感化される部分もあったのかもしれない。

イェラヴィッチがサイドに流れたら、そのスペースに必ずどちらかのサイドハーフが入り込んで裏を狙っていた。その空いたサイドにはSBがオーバーラップ。特に右サイドではSBがスルナなので攻撃力が際立った。サイドに流れて収めたイェラヴィッチからエドゥアルドっていう惜しいシーンも。

後半はブロゾヴィッチアンカーの4-1-4-1に変更してモドリッチをより高い位置に置く。これが実ったのが先制点。コヴァチッチとモドリッチの奪われないファンタジーアに満ち溢れた連携から、スルーパスを受けたイェラヴィッチは決めるだけ。さすがにこれは外さなかった。笑

今日はCBで先発のロヴレン、時折見せる軽さが本当に勿体ない。開始直後の雑にクリアしようとしたところからピンチになりかけたやつとか。ただ、前には強いしハイボールにも負けない体躯もある。足下もCBとしては一級品レベルのものがある。なにより、彼が今季サウサンプトンで成長したのはディフェンスリーダーとしての資質だ。特にラインコントロールが素晴らしくなってきてる。あと一つ殻を破れば、ビッククラブでも通用する可能性は秘めてる。でも、破れなかったら破れないでロヴレンだねって感じがしちゃうのが可笑しい。

ブロゾヴィッチ、A代表デビューでフル出場。ちょっと緊張からかバタついたりするところはあったけど、ハツラツとよくやったと思う。ディナモを見るときからずっといいなって思ってるし、すごく嬉しかった。いつも、彼を見るときはラウール・メイレレスと重ねて見てしまう。コヴァチ監督も彼がお気に入りみたいだし、将来を期待しちゃうな。


試合は終止荒れ模様。怪我人が出てしまった。しかも、よりによって左サイドバックのプラニッチ。足首の捻挫で、MRIの結果、治療が必要でその後の数日の経過次第でW杯は無理、ともなりえるとのこと。もし彼が離脱となれば、もうクロアチア代表から左サイドバックがいなくなってしまう。代役のヴルサリコはよくやっているが、彼は右の選手なのは間違いない。彼にとってもチームにとっても非常に痛い。

0 件のコメント:

コメントを投稿