今回の代表招集は普段とは異なり、2段階のメンバー発表となりました。まず、アメリカ遠征へは国内組や若手を中心としたメンバー16名で臨みます。今年1月にほぼ国内組のみで臨んだチャイナカップを除くA代表経験者はL・カリニッチ、イェドヴァイ、チョップの3人のみです。
一方で、W杯予選にはフルメンバーで臨みます。なお、チョルルカ、ヴルサリコ、クラマリッチ、ピアツァの4人は怪我で招集見送りとなりました。
親善試合メキシコ戦に向けた招集メンバー
▼GK
ロヴレ・カリニッチ(ゲント)
アントゥン・マルコヴィッチ(スラヴェン・ブレポ)
▼DF
ティン・イェドヴァイ(レヴァークーゼン)
ボルナ・バリシッチ(オシェク)
ヤコフ・フィリポヴィッチ(インテル・ザプレシッチ)
ニコラ・カティッチ(スラヴェン・ブレポ)
デニス・コリンゲル(ロコモティバ・ザグレブ)
マト・ミロシュ(イストラ1961)
ゾラン・ニジッチ(ハイドゥク・スプリト)
▼MF
フラン・トゥドール(ハイドゥク・スプリト)
ロヴレ・マイェル(ロコモティバ・ザグレブ)
ミレ・シュコリッチ(オシェク)
イヴァン・シュニッチ(ロコモティバ・ザグレブ)
ニコラ・ヴラシッチ(ハイドゥク・スプリト)
▼FW
ドゥイェ・チョップ(スポルティング・ヒホン)
イヴァン・サンティニ(カーン)
W杯予選アイスランド戦に向けたメンバー
▼GK
ダニエル・スバシッチ(ASモナコ)
ロヴレ・カリニッチ(ゲント)
ドミニク・リヴァコヴィッチ(ディナモ・ザグレブ)
▼DF
ドマゴイ・ヴィダ(ディナモ・キエフ)
デヤン・ロヴレン(リヴァプール) 復帰
マテイ・ミトロヴィッチ(ベジクタシュ)
ティン・イェドヴァイ(レヴァークーゼン)
マルコ・レシュコヴィッチ(ディナモ・ザグレブ)
ヨシプ・ピヴァリッチ(ディナモ・ザグレブ)
▼MF
ルカ・モドリッチ(レアルマドリー)
マルセロ・ブロゾヴィッチ(インテル)
マテオ・コヴァチッチ(レアルマドリー)
ミラン・バデリ(フィオレンティーナ)
マルコ・ログ(ナポリ)
フィリップ・ブラダリッチ(リエカ)
フランコ・アンドリヤシェヴィッチ(リエカ)復帰
マリオ・パシャリッチ(ACミラン)復帰
イヴァン・ペリシッチ(インテル)
▼FW
マリオ・マンジュキッチ(ユヴェントス)
ニコラ・カリニッチ(フィオレンティーナ)
ドゥイェ・チョップ(スポルティング・ヒホン)
イヴァン・サンティニ(カーン)初招集
@HNS_CFFより引用したものを加工 |
※6/5追記 ラキティッチが招集自体。怪我からの回復を優先させるため。
まずは、お試しメンバーで臨むメキシコ戦について。国内組中心ですが、国内カップ戦決勝を控えるリエカとディナモ・ザグレブの選手は招集見送りとなりました。よって、有力選手を多く抱える2チームから選べなかったこともあり、国内組としても目新しい選手が多く選ばれています。
しかし注目は、フランスのカーンから選ばれたFWイヴァン・サンティニ。仏リーグ1で15ゴールを決め、実に28歳にしてA代表初招集となりました。
裏事情を話せば、このアメリカ遠征はシューケル会長が金儲けのためにマッチメイクしたものといえます。しかしながら、1月のチャイナカップと同様に肝心の選手のことは考えておらず日程的に主力は連れていけません。本当にこの試合は代表のためになるのか、代表が金儲けの道具と化しているのは否めません。
そして、本命のW杯予選アイスランド戦に臨むメンバーについて。アメリカ遠征からはL.カリニッチ、イェドヴァイ、チョップのほかに前述のサンティニも継続して帯同することになりました。フランスでの活躍から国内での待望論も少なくなく、また190㎝の長身という武器もあり、彼が今回の招集でどれだけの爪痕を残せるかが楽しみです。
他のサプライズは、中盤でパシャリッチとアンドリヤシェヴィッチが呼ばれたこと。共にボランチの選手ですが層は厚く先発出場は期待薄ですが、このタイミングで呼ばれるということはW杯に向けた構想に入っているということ。練習でアピールしてほしいです。
さらに、アキレス腱を断裂したチョルルカの穴を埋めるべく、久しぶりにロヴレンが招集されました。チャチッチ監督との確執やケガもあり一時代表から距離を取っていましたが、能力を見れば代表でも抜けているのは明白でありW杯に向けて再びチームの力となってほしいです。
その他、落選組はGKヴァルギッチ(ラツィオ)、DFストリニッチ(ナポリ)、レオヴァッツ(PAOK)、MFアントリッチ(Dザグレブ)、チョリッチ(Dザグレブ)、ハリロヴィッチ(ラスパルマス)あたり。個人的にはフィオレンティーナでLWBとして定位置をつかんだDFフルヴォイェ・ミリッチの代表復帰を望んでいるのですが・・・。
W杯予選のグループIで、クロアチアは現在勝ち点3差で1位。今回対戦するアイスランドは2位なのでここで勝ち点を得ることができればW杯本選出場がぐっと近づくといえます。ポイント的には引き分けでも十分ですが、前回のEUROのように何が起こるかは分かりませんし勝ち点剥奪処分の可能性が今後否定できない以上は、とれるだけポイントは稼いでいてほしいものです…。
0 件のコメント:
コメントを投稿