今年もCLの始まり。
チェルシー 1-1 シャルケ @スタンフォード・ブリッジ
得点者:セスク(11')、フンテラール(62')
67' ラミレス→オスカル 74' ウィリアン→レミー 74' ドログバ→コスタ
Sub:チェフ、ズマ、アスピリクエタ、ミケル
CLもクルトワがスタート。フィリペが初先発。オスカルがお休みでウィリアンもスタートから。前節良くなかったシュールレはベンチ外。
前半はチェルシーの時間。画像と違って、マティッチアンカーの433とマティッチラミレスで2ボランチを組む4231を時間帯で併用、後者の方が割合は多かったかな。
先制点はセスク。アザールのお膳立てを決めるだけ。ファーのドログバをDFが気にしていた面もあってしっかり沈めた。
ただ、他にも好機はあったものの決めきれず、ちょっと嫌な感じ。フィリペのクロスがよかったのが印象的。あと、アザールが目立っていた。守備の問題は解決していないけど、だいたい攻撃はシュートで終われていたので守備組織が崩された状態で攻め込まれることはなく跳ね返せていた。フィルターはないけど全部うしろでせき止める盤石のチェルシーダム。
後半も基本的にチェルシーが押し込むけど、カウンターを受けるシーンが増える。というより、ドラクスラーに圧倒される時間が増えた。決定機を作られクルトワが防いだシーンなんかまさにそれで、イヴァノヴィッチはなぜか外を切っていた。それでも、基本的に攻撃はしっかり終わらせることができていたから脅威ではなかった。
…はずだった。でも、じわりじわりとダムには亀裂が生じていて、遂には決壊した。セスクがロストし、カウンターからドラクスラーが持ち込んで最後はフンテラール。今までは終わらせていた攻撃をロストという形で中断させられて、崩れた守備組織は瞬く間に崩壊した。それでも、これは防げた失点だった。ラミレスがドラクスラーと対峙した際、プロフェッショナルファールで止めればよかった。でも、あっさり交わされた、身体をぶつけることもなくいともあっさりと。またしてもアリバイ守備を披露してくれた彼は、もう汚れ仕事はしないつもりなんだろうか。
押し返すしかない、ということでオスカルを投入。さらにレミーとコスタも同時投入し、交代で怒りを表すモウ。しかし、直後のレミーの決定機はノイシュテッターの素晴らしいクリアに阻まれる。
結局決めきれず、時折カウンターを食らいつつ試合は終わり。いつもは隠せていた部分を隠しきれず、2ポイントを落とした。
基本的には4231だったんだけど、やっぱり4231じゃSBとボランチの守備タスクがあいまいでバイタルが空く。アスピに比べフィリペはまわりと組んで崩すタイプなので、前線と絡みたがるが故に上がるシーンも増える。そこをボランチがケアできればいいのだけど、カバーにいったりいかなかったり。この辺を一回整理しとかないといつか事故が起こりそう。左サイドはアスピに頼りすぎだし、イヴァノが上がる分、右とバイタルケアがマティッチにぶん投げられてるのは良くない。
でも、フィリペは全体的に好印象。あの精度のクロスは今までのチェルシーにはないものだし、コンビネーションで崩していくのはもっと錬成されれば大きな武器になるはず。逆に、ドログバは残念な出来に。ポストとして起点になるシーンもなく、アザールとは噛み合わないシーンが目立ちチャンスを無駄にしてしまうシーンも複数あった。やっぱり、ドログバは試合途中から『ラスボス、現る』、見たいな感じで出てくるのがいいのかな。日本代表がやられたみたいに。先制点のシーンもそうだけど、存在感は今でも随一。
決めるべきところでいつもコスタが決めてくれた、だから勝てた、でも、毎回そうとは限らないよと教えてくれた試合だった。リスタートのきっかけとなる試合になれば。
このままだとアンチェロッティの気が変わってしまいそうで。
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