ホームで昨季のリーグ覇者PSV戦。ベイカーはトップ下で、ミアズガはLCBで先発。ネイサンは出番なし。
試合内容は、お互いに決定機に欠く90分だった。前半開始10分くらいはフィテッセが押していたが、残りは互いに決定機に至らず時間だけが過ぎていった。枠内2本で2点と僅かな決定機を逃さずものにした試合巧者PSVと、雑なプレーでチャンスをデザインしきれないフィテッセの差がスコアに出た印象。特に、押していた時間帯にCBカシアのヒューマンエラーで失点したのが痛すぎた。
全体としては低調だったが、ミアズガはそれに反して素晴らしかった。機能しない中盤を尻目に効果的な縦パスを前線へ送り続け、決定機を作らせない好ブロックも複数。Squawkaでのレーティングはチーム内でダントツの最高点、2チーム合わせても2番目の好評価という素晴らしい出来だった。
対して、ベイカーは今季見た中で最も酷かった。というか、3センターの中盤がまるで機能しておらず、それぞれが攻守ともに連携するシーンはほぼ皆無。その中でもベイカーは攻めに比重を置きすぎてほぼ2トップのようなポジショニング(後半途中から442の2センターへ移行したが)で、キックの精度も悪くボールがつながらない。このチームの攻撃のタクトを握っているベイカーが悪かったために、チームとしても低調な出来を招いてしまった。
ミアズガは当初レギュラーだったvdヴェルフの怪我で出番が回ってきたが、この出来ならそのままレギュラーでいれそう。普通にvdヴェルフより良かった。
ベイカーはもう少しチームのバランスを見れるようになってほしい。今のように攻撃ばかり考えているなら、フィテッセは中盤、特にアンカー気質の選手の補強が必至。チェルシーから貸すとしたらグラナダからアングバンを移すか、あとはアケかな…。
とにかくフィテッセは中盤のバランスが悪すぎて組織的攻撃がほぼ機能していない。現状の得点源はウイングのドリブラー2人がゴール前でファール貰ってベイカーがFKを決めるか、PK貰うか、ベイカーのFK/CKに誰かが合わせるかのいずれか。そりゃ、ベイカーの評価上がるわ。
ミアズガはチーム最高点、ベイカーはフィールドプレイヤーで最低点
縦パスをガシガシ入れてて起点になってた
This is basically 'grab a goal & hang on'.— 11tegen11 (@11tegen11) 2016年10月29日
It worked for PSV, as Vitesse didn't create more than these ultra-low quality attempts.#xGplot pic.twitter.com/qR6GJFYt3Y
Vitesse's game plan in a nutshell.— 11tegen11 (@11tegen11) 2016年10月29日
Pass the ball around a lot, give it to Tighadouini, repeat.#passmap pic.twitter.com/5g8yUcYyvN
xGはどっちも低値。フィテッセの3センターの平均ポジションが縦並びというカオス。
はじめまして。懐かしい動画がありました。1995年のアヤックス対PSVです。リトマネン、クライファート、ロナウド、コクーがいます。
返信削除https://www.youtube.com/watch?v=G-jRPOfdJpg