クロアチア 6-0 アゼルバイジャン
得点者:クラマリッチ(11' assisted by Srna)、ペリシッチ(34' assisted by Rakitic)、ペリシッチ(45' assisted by Pranjic)、ブロゾヴィッチ(45+1' assisted by Modric)、モドリッチ(56' PK)、OG(61')
DF:Srna,Corluka,Vida,Pranjic
MF:Modric(Halilovic 60'),Brozovic,Kovacic(Perisic 24'),Rakitic
FW:Mandzukic,Kramaric(Olic 76')
コヴァチ監督はこの試合で中盤をダイヤモンドの形にした442を採用。モドリッチがアンカーでトップ下はラキティッチ。多分、前の試合で点が取れなかったから前に人数を増やしたかったんだろう。コヴァチの戦術いじりはまだまだ続きそう、戦術研究大好きなんだろうな、本当に。
試合展開は圧倒的で、むしろもっと取れた。攻撃パターンとしては主に3つ。
①モドリッチがオーバーラップしたSBに展開して、そこからクロスのパターン
スルナ、プラニッチともに攻撃的SBでかつホームで相手のレベルも低いので常にボールが持てることを計算した上での戦術。SBがボールを受け取ってからは中のマンジョに高さで合わせるか、スペースに向けクラマリッチに合わせるか、そして走り込んできたインサイドハーフ(ブロゾヴィッチ、ペリシッチ)に合わせるかの3択を使い分け。1点目と3点目、6点目はこの形。
②モドリッチが縦パスを入れるパターン
主に受けるのはラキティッチ。そこからラキティッチがスペースに明日を出したり、インサイドに折り返してワンツーを狙ったり。コヴァチッチがいる間は創造性が膨らんだけどペリシッチになってからは裏に出すシーンが増えた。
③サイドから数的有利を作って崩すパターン
主にSB、インサイドハーフ、該当サイドのFWにラキティッチが加わって崩すパターン。そこから逆サイドに振って仕留めたりしようとしたりと選手たちも頭を使って攻めていたように感じた。
基本的にボールを持っていたので守備のやり方もないし危ないシーンはほぼなかった。キーマンはアンカーのモドリッチで、モドリッチ交代前と後で点の入り方が違うのもそれを示す。モドリッチ交代後は、一時はブロゾヴィッチがアンカーに入ったものの、結局442フラットに移行。代表の442フラット、懐かしかった。
2点目はラキティッチのFKからペリシッチの頭。アゼルバイジャンのマンマークがガバガバすぎて余裕のヘディングだった。セットプレーでこういうシーンは他にもあり、それでいいのかと敵ながら。
4点目はモドリッチが運んで縦パスを入れたのをブロゾヴィッチが上手に収めてそのまま反転シュート。ブロゾヴィッチの力の高さを窺わせる得点。
5点目は駆け上がりエリア内に侵入したスルナに対し、相手DFが高いバウンドを処理しようと足を振り上げたら頭に当たったという判定でPK獲得。微妙だったけど、あそこで足を振り上げるのはどうかと思うと同時に、微妙なのにのたうち回るキャプテンを見たくないなあって気持ちも。点差もあったし。
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