※プリシックは厳密にはローンバックですが、実質新加入として扱いました。
プレミアリーグ
・各クラブは、移籍期間が終了するごとにプレミアリーグへの出場選手登録を行わなければならない。
・最大登録可能人数は25名。
・ホームグロウンでない選手は17名まで登録することができる。つまり、25名を満たすためにはホームグロウンの選手を最低8名登録する必要がある。
・ホームグロウン選手とは、年齢や国籍によらず、21歳の誕生日を迎えるまでに（もしくは、21歳を迎えるシーズン終了時までに）36か月または満3シーズン、FAもしくはウェールズFAに属するいずれかのクラブに在籍していた選手である。在籍期間については必ずしも連続している必要はない。
・U-21の選手は25名の登録枠に含めることなく、無制限に起用可能である。ただし、そのためには固有の背番号を与える必要がある。
・U-21の選手とは、該当シーズンの1月1日時点で21歳以下の選手である。
（プレミアリーグ公式Webサイトより）
▼登録メンバー
1 ケパ・アリサバラガ
2 アントニオ・リュディガー
3 マルコス・アロンソ
4 アンドレアス・クリステンセン*
5 ジョルジーニョ
7 エンゴロ・カンテ
8 ロス・バークリー*
9 タミー・エイブラハム*
10 ウィリアン
11 ペドロ
12 ルベン・ロフタス＝チーク*
13 ウィリー・カバジェロ
15 クルト・ズマ
17 マテオ・コヴァチッチ
18 オリヴィエ・ジルー
23 ミチー・バチュアイ
28 セサル・アスピリクエタ
29 フィカヨ・トモリ*
33 エメルソン
選手名*…ホームグロウン資格あり
▼Under-21の選手（規定により登録不要）
19 メイソン・マウント
20 カラム・ハドソン＝オドイ
22 クリスティアン・プリシック
24 リース・ジェイムズ
31 ジェレミー・カミング
44 マーク・グェヒ
45 ジョージ・マクイクラン
47 ビリー・ギルモア
登録選手合計19名（HG外選手14名、HG選手5名）
チャンピオンズリーグ
▼登録におけるルール
・各クラブは、移籍期間が終了するごとにAリストとBリストの2つの登録リストを提出しなければならない。
・Aリストとは、最大25名の選手登録リストのことで、2人以上のGKを含める必要がある。
・Aリストの25名のうち、8名はホームグロウン（地元育成）の選手である必要がある。
・ホームグロウンの選手が足りない場合は、その人数分だけ登録枠が25名から減らされる。
・CLにおけるホームグロウンは、クラブ内育成と協会内育成（国内育成）の2つで構成される。それぞれ4名ずつ登録する必要があり、合計で8名のホームグロウン選手が必要となる。
・クラブ内育成選手とは、15歳から21歳までの間に3年以上そのクラブに在籍した選手のことである。
・協会内育成選手とは、そのクラブが属するサッカー協会が管轄するクラブに3年以上在籍した選手のことである（チェルシーであれば、イングランドかウェールズのクラブに3年以上いた選手がこれに当てはまる）。
・Bリストとは、①21歳以下であること、②連続して2年間以上そのクラブに在籍したことがあること、の2つの条件を満たす若手選手のリストのことである。
・Bリストには人数制限はなく、シーズン中でも追加登録が可能である。
（UEFA 公式サイトより要約）
▼A List（正規の登録メンバー）
1 ケパ・アリサバラガ
2 アントニオ・リュディガー
3 マルコス・アロンソ
4 アンドレアス・クリステンセン**
5 ジョルジーニョ
7 エンゴロ・カンテ
8 ロス・バークリー*
9 タミー・エイブラハム**
10 ウィリアン
11 ペドロ
12 ルベン・ロフタス＝チーク**
13 ウィリー・カバジェロ
15 クルト・ズマ
17 マテオ・コヴァチッチ
18 オリヴィエ・ジルー
22 クリスティアン・プリシック
23 ミチー・バチュアイ
28 セサル・アスピリクエタ
29 フィカヨ・トモリ**
33 エメルソン
選手名*…国内育成
選手名**…クラブ内育成
▼B List (条件を満たした若手選手、人数無制限)
19 メイソン・マウント
20 カラム・ハドソン＝オドイ
24 リース・ジェイムズ
31 ジェレミー・カミング
44 マーク・グェヒ
45 ジョージ・マクイクラン
47 ビリー・ギルモア
A登録選手合計20名 (HG外選手15名、クラブ内育成4名、協会内育成1名)
- プリシックの扱い
プリシックはPLではU21枠扱いの一方で、CLではBリストではなくAリストに登録に登録されている。これは、UEFAのBリストの条件として「21歳以下であり、連続して2年間以上そのクラブに在籍したことがある選手」というものがあるから。昨シーズンも同じ理由で、アンパドゥがELではAリストに登録された。
ちなみに、football.londonの下のコラムを読んで、プリシックと表記することにしました。呼び方は個々人の自由でいいとは思いますが、コラム自体は面白いので興味ある方はぜひ読んでみてください。ただ、めちゃくちゃ長い…。
ちなみに、football.londonの下のコラムを読んで、プリシックと表記することにしました。呼び方は個々人の自由でいいとは思いますが、コラム自体は面白いので興味ある方はぜひ読んでみてください。ただ、めちゃくちゃ長い…。
Men's soccer in the USA may have finally found a figurehead to challenge the best in the world in the Chelsea winger
- vヒンケル、ヘクターは登録外
枠に空きは残ったままだが、クラブに残っているファン・ヒンケルとマイケル・ヘクターはそれぞれ登録外に。ヒンケルは元々今年の3月の復帰を目指していたが、今年の春に膝の再手術を受け今もリハビリ中。手術の程度や目的、復帰時期は明らかになっておらず、本人も未だなお終わりの見えないトンネルを歩いている状態。
一方ヘクターは、昨季ローン先のシェフィールド・ウェンズデーで年間最優秀選手に選ばれたが、SウェンズデーがFFP関連で新規選手獲得禁止処分をEFLから受けてしまい完全移籍が難航。デッドラインデー直前に処分が解除されSウェンズデーはヘクター獲得を目指したが、チェルシーと移籍金で合意できず決裂。締め切り直前にフラムが獲得に動き合意するも、書類手続きが間に合わず移籍に失敗、チェルシー残留となった。
復帰未定のヒンケルはともかく、ルイス放出でCBの層がペラペラなだけにヘクターを登録だけしておいても損はしないとも思っていたが、結局登録されなかった。現状では、1月にフラムへ完全移籍するのが濃厚とされている。
一方ヘクターは、昨季ローン先のシェフィールド・ウェンズデーで年間最優秀選手に選ばれたが、SウェンズデーがFFP関連で新規選手獲得禁止処分をEFLから受けてしまい完全移籍が難航。デッドラインデー直前に処分が解除されSウェンズデーはヘクター獲得を目指したが、チェルシーと移籍金で合意できず決裂。締め切り直前にフラムが獲得に動き合意するも、書類手続きが間に合わず移籍に失敗、チェルシー残留となった。
復帰未定のヒンケルはともかく、ルイス放出でCBの層がペラペラなだけにヘクターを登録だけしておいても損はしないとも思っていたが、結局登録されなかった。現状では、1月にフラムへ完全移籍するのが濃厚とされている。
Lee Bullen has explained why Sheffield Wednesday failed to bring last season’s player of the year, Michael Hector, back to the club from Chelsea. Hector was strongly linked with a return to Hillsborough in the final few days of the summer transfer window for Premier League and Championship clubs. But the Jamaican remained a Chelsea …
- ホームグロウン規定は義務ではなく努力事項
今シーズンはローンバックと若手登用の影響で例年に比べホームグロウンを埋めることが出来ているが、フルで埋めることは出来ていない。また、セスク、モーゼス、ケイヒル、ドリンクウォーターらの退団でホームグロウン枠の心配をする声も聞こえてきた。
しかし、今シーズンに限ればホームグロウン枠が埋まっていないことは全く問題がないといえるだろう。その鍵は、U21扱いの選手だ。
今季はジェイムズ、プリシック、マウント、ハドソン＝オドイとU21の選手が多くスカッドに含まれている。彼らがスカッドを厚くしてくれるため、補強禁止が明けた以降も無理にHG枠を埋める必要はないのだ。むしろ、ホームグロウンを満たそうとすると、スカッドが過多になり余剰戦力が生まれてしまうだろう。
ホームグロウンを気にすべき場合は、U21がスカッドに少なくnon-HG枠もパンパンで選手層が足りなくなった第2次モウ期のようなシーズンだ。ホームグロウン規定は義務ではあるが、その実態はあくまで努力事項であり、スカッド全体のバランスを見て考える必要があるだろう。
しかし、今シーズンに限ればホームグロウン枠が埋まっていないことは全く問題がないといえるだろう。その鍵は、U21扱いの選手だ。
今季はジェイムズ、プリシック、マウント、ハドソン＝オドイとU21の選手が多くスカッドに含まれている。彼らがスカッドを厚くしてくれるため、補強禁止が明けた以降も無理にHG枠を埋める必要はないのだ。むしろ、ホームグロウンを満たそうとすると、スカッドが過多になり余剰戦力が生まれてしまうだろう。
ホームグロウンを気にすべき場合は、U21がスカッドに少なくnon-HG枠もパンパンで選手層が足りなくなった第2次モウ期のようなシーズンだ。ホームグロウン規定は義務ではあるが、その実態はあくまで努力事項であり、スカッド全体のバランスを見て考える必要があるだろう。
2019/20 Premier League squad numbers https://www.premierleague.com/news/1336193
UEFA Champions League - Chelsea - Squad
https://www.uefa.com/uefachampionsleague/season=2020/clubs/club=52914/squad/
2019/20 UEFA Champions League regulations（第Ⅶ項が選手登録の規定の部分です）
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