ディフェンディングチャンピオンとして臨むUEFAユースリーグ、決勝トーナメント初戦はバレンシアとホームで対戦。UYLの決勝トーナメントは一発勝負。引き分けの場合延長なしでPK戦。
チェルシー 1-1 バレンシア @コバム
得点者:Dasilva(44')、Soler(45'+1 PK)
PK戦:チェルシー 5-3 バレンシア
CHE:○○○○○
VAL:×○○○ -
GK:Collins
DF:Aina,Tomori,Clarke-Salter,Chalobah(Colkett 63')
MF:Ali,Scott
Maddox(Mount 83'),Palmer,Dasilva
FW:Abraham
Sub:Baxter,Quintero,Christie-Davies,Sammutt,Colley
試合は拮抗した展開、とはいっても互いに互いの拙攻に助けられた感は否めず。チェルシーは多くの決定機を逃し前回王者として相応のパフォーマンスは見せられなかったか。
先制点はダシルヴァ、マドックスが1対1でGKにぶつけるもこぼれ球をしっかり蹴り込んだ。しかし、喜びもつかの間。ハイボールに対しコリンズがパンチングに失敗し競り合う相手に空中で体当たりする格好となり、これがファールをとられPK献上。きっちり決められすぐさま試合は振り出しに戻った。
この試合の転機は、1つはコルケットの投入。前回優勝メンバーでもあるコルケットは怪我明けではあったが長短のパスで攻撃のタクトを振るい、試合を活性化させたが得点には至らなかった。
もう1つは81分のクラーク=ソルターのPK献上とI.マルティネスのPK失敗。試合を通してトモリと共に堅い守備を見せていたJCSだったが、残り時間もなく前がかりになりつつあった中で裏を取られさらにエリア内での拙いタックルでこの日2度目のPKを献上。しかし、バレンシアは前半にPKを決めたSolerではなくI.マルティネスに任せた結果ふかしてしまいチェルシーは九死に一生を得た。
ただこの日最大の出来事はPK戦。バレンシア1人目のGilのシュートはゴール内に入っていたが、ゴール内下部の支柱に当たってボールが跳ね返ったのを主審はポストに当たったと判断しノーゴールの判定。バレンシア側は抗議するも、ゴールライン上審判もゴールを認めず判定はそのまま。結局、この1本がPK戦の勝敗を分けてしまった。試合後にバレンシアの選手、スタッフ共に審判団に詰め寄り、1人の選手はうつ伏せで泣いたまま立ち上がれなかった。
練習場のグラウンドなのでGLTも設置できないし設備にも限界はある。ただ、主審、線審ともに目の前で見ていた中での誤審。チェルシーも試合後に誤審と公式アカウントで言及するほどであり、非常に残念だった。
最後に、個々の選手に一言コメント。
Collins
PK献上シーン以外でも状況判断を誤るケース多々。後半に1対1を止めたシーンも相手のシュートが良くなかったという方が正しい。
Aina
スキルフルかつアグレッシブなRSBとして右サイドの攻撃を活性化。
Tomori
対人守備で好プレー。堅かった。
Clarke-Salter
守備だけでなく時折持ち出してアクセントにも。ただ、PK献上シーンはいただけない
Chalobah
レフトバックとして攻守ともにいいところなく、交代。
Ali
守備面で好印象。安定していた。
Scott
悪くはなかったが、後半にポジションを譲ったコルケットが良かっただけに見劣り。
Maddox
ボールロスト多く決定機も2つ決められず。
Palmer
個で貢献も状況打開できるほどではなかった。PK戦ではパネンカ。
Dasilva
先制点は見事だったが左ウイングとしてもっと攻撃に絡みたかった。
Abraham
厳しいマークで苦しんだ。ただ、コルケットのFKに柔らかく合わせた決定機は特筆もの。
Colkett
怪我明けながら攻撃を活性化◎
Mount
時間短く特になし。
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