2015年2月25日水曜日

2/17 PSG vs Chelsea

CL決勝トーナメント1st leg。アウェイゴールがとれれば、みたいな感じのチェルシーと負傷者続出でいきなりスクランブルのパリ。

PSG 1-1 チェルシー @パルクデプランス
得点者:Ivanovic(36' assist by Cahill)、Cavani(54' assist by Matuidi)

GK:Courtois
DF:Ivanovic,Cahill,Terry,Azpilicueta
MF:Ramires,Matic,Willian(Cuadrado 79'),Cesc(Oscar 83'),Hazard
FW:Costa(Remy 81')

Sub:Cech,Filipe,Zouma,Drogba

結果は上々、内容はパリに軍配かなって試合だった。

CLアウェイ仕様ということでセスクを前に出してラミレスをボランチに起用。CBには経験値を重視しケイヒル。コスタは3週間ぶりの試合。

パリはこんな感じ。再会した方のルイスがアンカー。

前半のチェルシーは見慣れたモウのカップ戦アウェイ仕様。とはいってもバスを止める程重心を下げたわけではなく、守る時は442でブロックを敷きつつ攻める姿勢は見せ続けた。

しかし、パリの守備に手こずり、想定外に攻めあぐねた印象。
パリはイブラを前に残し45のブロックで守るが、前プレはせずにラミレスとマティッチの邪魔をし続けることでビルドアップを阻害。イブラ+1でボランチからの縦パスを遮断、全くスイッチが入らなかった。受け手のアザールとウィリアンは中央に入ってくるとパリの3センターに捕まり、ワイドに逃げるとSBからチェックを受けさらにカバーニとラベッシにパスコースをカットされと起点になれず。こうして両WGが抑えられたのでSBも高い位置で受け手になれず、イヴァノとアスピは組み立て参加型ではないのでサイドは手詰まり。見かねてセスクが下がってくるけど、サイドが潰されたから特に効果的でもなし。こうしてサイドでは低い位置で受けざるをえず、いつもよりSBとWGが絡む位置も後退させられているので相手にも容易く対応されていた。こういうときこそCFWに収めたいけども、そのコスタは3週間ぶりの試合で調子が上がらず全く収まらない。
逆にパリはチェルシーの受け手前3人から奪ってカウンターでチャンスを作っていた。イブラタワー強すぎる。ただ、チェルシーもリスクを冒してまで攻める気はなかったので守れないようなものではなく。いくつかの決定機もクルトワがシャットアウト。このレベルになればGKのファインセーブは1試合に数回あることも前提としていいと思う。

そんな中でも先制したのはチェルシー。セットプレー崩れからJTのクロスをケイヒルがお洒落に流しイヴァノが頭でゴール。FK崩れではあったが、JTケイヒルイヴァノマティッチのハイタワーをボックス内に残してて思わず笑ってしまった。

アウェイゴールを奪って折り返し。これでチェルシーはよりリスクを冒す必要はなく守り抜く方向へシフト出来る。

後半はチェルシーがバスを停める時間、でもこの日は上手く停められなかった。

4バックはペナ幅に、その横にアザールとウィリアン、前にボランチ2人で6-2ともとれる4ー4でブロックを低めに設置。ただ、この日はいくつかの窓を開けていた状態でそこからいい形を作られてしまった。
気になったのは4バックとアザール/ウィリアンの距離の広さ。4バックは全員がペナルティエリアに入る幅でいるのだが、ワイドの二人が大きく張り出してしまって結果そのエリア内のSBとアザール/ウィリアンのギャップを突かれてしまう。さらに、パリのFWの配置も嫌らしいものだった。ペナ幅で守るCBとSBの間にカバーニ/ラベッシを配置することでSBの意識を引き寄せSBをエリア内に固定、そのためチェルシーはサイドの守備を孤立したWGとサポートに来るボランチの2枚で対応せざるをえなかった。
結果、パリは右サイドを執拗についてきたがラベッシ+マトゥイディ+マクスウェルvsウィリアン+ラミレスとなりサイドで数的優位を作るケースがしばしば。さらにラミレスがふらふらするのもあってウィリアンとラミレスでマークの受け渡しがままならない状態が多く、失点シーンもこれを利用された。
逆サイドもカバーニがアスピを引きつけることでアザールの孤立化に成功し、SBとの間のギャップやアザールの裏をVDWに狙わせることでチャンスを作り上げていった。アザールは守備がうまいとはお世辞にも言えず、1人ではこうした状況には対応できない。さらにマトゥイディが右サイドを蹂躙することでラミレスがサイドに出る分、マティッチがより中央を見ていたためアザールにはキャパオーバーな状態だった。また、ヴェラッティはマトゥイディのようにサイドに出て攻撃参加はせず、ルイスと2人で組み立て役だったが、手薄なアザールサイドに飛び出すことで数的優位を局所的に作ることにも成功していた。

失点後はリスクは冒さないことを前提としつつ重心を上げ、隙あらば点を獲りに行く姿勢は見せたがこのクラスの相手がそれで簡単に点をくれるはずもなく。コスタの不調もあってまともなチャンスは全然作れなかった。リスク回避でSBを上げるシーンがほとんどなく、なかなか幅を持たせられない。
対するパリも攻勢を強めるが、チェルシーDF陣の意地が勝る。抜かれてもクルトワがいる。数回のファインセーブはプランの範疇と述べたが、この試合のクルトワはそれを超えていた。ワールドクラスとワールドクラスの競争の中にいる22歳が壁となり立ちはだかった。ここに立つのは自分だと、立ち続けるのだと言わんばかりの好パフォーマンスだった。彼にはその資格がある。

そうしてこのまま試合は終わり。クアドラードを投入したりしたけど、加入後間もない彼にこんな試合で何か期待する方が酷だろう。ビックリ箱みたいなもので、当たればバンザイ、そんな起用。ただ、RSBもできるように守備意識はそれなりに高いのでそうした意味で右サイドを厚くする意図もあったのだとは思う。
チェルシーは内容では負けるもアウェイゴールをゲット。手ごたえを感じつつも負けた感の残るのはむしろパリ側だろう。

やっぱり、個人的に気になったのはラミレス。44でブロックを敷いて引いて守っているのに、なぜか持ち場を放棄してボールホルダーに向かっていくのは意味が分からない。全力で戻ってくるならいいけど、そうじゃないし。この試合でも、セスクがイエローをもらったシーンも彼が出て行って空けたスペースをマトゥイディが利用しようとしたのを防いだ尻拭いだった。しかも、ここ1年フィジカルバトルを嫌う傾向が見られていて、ボールホルダーに向かうのに寄せは軽いという始末。簡単にかわされた結果ピンチを迎えるというシーンはこの試合に限ったことではない。

コスタは3週間ぶりの試合、コンディション低下は避けられなかった。ただ、モウはコスタへの信頼を示すため、そして起用可能時に即起用することで外野(某FA)に何かを訴えたかった面もあるんじゃないかなあ。その前の試合ではドログバが低調なパフォーマンスであったこともあり、収め役としてコスタを起用せざるをえなかったのもあるかな。

4人この試合に向けてトレーニングできてなかったり戦術トレーニングが上手くできてなかったということで、バスを停めると簡単に言えるけどやるのは簡単じゃないんだなと改めて。しっかり停めるにはそれなりの準備がいるんだろうなあ。停めようとしてできないチームもざらにあるし。

というわけで、内容は負けでも結果は上々、去年に比べたらなおよし。この出来でこの結果を持ち帰れるようになったのはチームとしての成長。去年とは違う、もっとやれたという感触。2nd legの時にはコスタの状態も今よりは上がってるだろうし。 勝ち抜こう。

2015年2月24日火曜日

クロアチアU21代表招集メンバー(vsセリエB選抜)

備忘録。試合はスコアレスドローだそう。ほぼ国内組オンリーです。

[招集メンバー]
GK
マルコ・ミクリッチ(ディナモ・ザグレブ)
→イヴァン・ブルキッチ(イストラ1961)
ドミニク・リヴァコヴィッチ(ザグレブ)
DF
ディノ・ミカノヴィッチ(ハイドゥク・スプリト)
カルロ・バルトレッツ(ロコモティバ・ザグレブ)
ヨゾ・シムノヴィッチ(ディナモ・ザグレブ)
→MF ヤコブ・ビリャン(ロコモティバ・ザグレブ)
ルカ・ツァパン(ディナモ・ザグレブ)
フラネ・イキッチ(ザダル)
ヘルディ・プレンガ(ロコモティバ・ザグレブ)
→ディノ・ぺリッチ(ロコモティバ・ザグレブ)
マテイ・ムルシッチ(リエカ)
マルコ・ペイッチ(ハイドゥク・スプリト)
MF
ヨシップ・ラドシェヴィッチ(リエカ)
ペタル・ブレック(スラヴェン・ブレポ)
マルコ・ログ(スプリト)
→ロヴロ・ツヴェク(NKザブルツ;スロベニア)
ヨシップ・ミシッチ(リエカ)
フィリップ・クロヴィノヴィッチ(ザグレブ)
ディノ・シュペハール(イストラ1961)
ズヴォニミール・ミリッチ(ハイドゥク・スプリト)
ミホヴィル・イェロニム・クラパン(リエカ)
FW
ペタル・ミシッチ(スラヴェン・ブレポ)
マルコ・コラル(ロコモティバ・ザグレブ)
→フィリップ・ダンギュビッチ(リエカ)
マルコ・マリッチ(ロコモティバ・ザグレブ)


[先発]
GK:リヴァコヴィッチ
DF:ミカノヴィッチ、ペイッチ、シムノヴィッチ、ペリッチ
MF:ツヴェク、シュペハール、ブレック、マリッチ、クラパン
FW:ミシッチ

途中出場:ブルキッチ、ツァパン、イキッチ、ミリッチ、ムルシッチ、ビリャン、ダンギュビッチ

http://hns-cff.hr/news/8541/bez-pogodaka-u-susretu-mlade-reprezentacije-u-kostreni/
http://hns-cff.hr/news/8518/gracan-objavio-popis-za-susret-u-kostreni/

2015年2月12日木曜日

2/11 Dinamo Zagreb vs Istra1961

クロアチアの国内カップ戦です。この試合は1st leg。

ディナモ 1-0 イストラ @Stadion Aldo Drosina
得点者:ジュニオル・フェルナンデス(57')

4-3-3
GK:Jezina
DF:Pinto,Sigali,Vukojevic,Taravel
MF:Ademi(→Goncalo 74'),Machado,Coric
FW:Pjaca(→Cekici 82'),Fernandes,Henriquez(→Hodzic 68') 

Sub:Eduardo,Soudani,Olmo,Fiolic


左サイドバックが怪我で全滅状態なのでこの試合はタラヴェル、空いたCBにはヴコイェヴィッチを。ブロゾヴィッチがいたポジションにはディナモのニュースターのチョリッチを起用。カップ戦ということでGKはイェジナ。

内容は非常につまらないものでウィンターブレイクでチームを作り直してきたのはまだ全然完成していないなと。チームのエンジンであり、ダイナニズムやスタビリティ、アイデア、インテンシティ…あらゆるものをもたらしていたブロゾヴィッチの穴は思った以上に大きなものだと感じました。

先制点はフェルナンデスの技ありのループシュートから。全治半年以上の大けがから復帰後徐々にコンディションを上げてきているようで嬉しいです。

ツェキッチとホジッチが公式戦デビュー。リバプールからやってきた期待のホジッチは怪我もありやっと、という感じ。

新たにインサイドハーフを務めたのはマシャドと新生チョリッチ。チョリッチはやはり才能は非凡なものでありチームの中で明らかに違う輝きを放っていました。ドリブルでも単に運ぶだけではなく次につなげる意志を感じるものであり、17歳ながらU21代表を引っ張った存在感はクラブでも全く同じでした。ただ、逆にそれで自分が自分がというプレーも目立ち、入りもしないミドルを連発するのは全く印象がよくなかったです。彼と同レベルの選手を近くにおいてサポートさせてあげたいですが現状は難しそう、ブロズともう少しプレーさせてあげたかったな。
マシャドは夏の目玉補強としてやってきましたが、個人的にはあまりいい印象はなくこの日もエゴイスティックなドリブルからロストを連発したり、雑なパスを出したりと変わっていませんでした。クロアチアレベルでは間違いなく一つ抜けて巧い選手ではあるんだけど、ただテクニックがあるだけの選手に終止してしまっているのが非常に残念。

全体として、やっぱり雑なプレーが多いのは変わっていません。それでもこのレベルの相手なら個人技で攻守ともにねじ伏せられちゃうのがクロアチア。ゾラン・マミッチ監督は戦術指導してるのかなあとビックマッチのたびに思います。

14/15冬の移籍市場クロアチア代表まとめ

この冬はだいぶクロアチア代表の選手が動いた印象です。元代表やU代表も含めてみました。

[A代表]

  • イヴァン・ストリニッチ LSB
ドニエプル・ドニプロ(ウクライナ)→ナポリ;完全移籍(契約満了による自由移籍)


  • アンドレイ・クラマリッチ FW
リエカ→レスター・シティ;完全移籍(€12m)


  • ティン・イェドヴァイ CB
ASローマ→レヴァークーゼン;完全移籍(ローンからの買取、€7m)


  • ドゥイェ・チョップ FW
ディナモ・ザグレブ→カリアリ;買取義務OP付きローン(買取額€4m)


  • マルセロ・ブロゾヴィッチ CMF
ディナモ・ザグレブ→インテル;買取義務OP付き18か月ローン(ローン€3m+買取額€5m)


  • イヴィツァ・オリッチ FW
ヴォルフスブルグ→HSV;完全移籍(€1.5m)


  • マト・ヤヤロ CMF
リエカ→パレルモ;完全移籍(フリー)

[元代表]

  • ヨシップ・シムニッチ CB
ディナモ・ザグレブ→現役引退

  • イヴァン・ケラヴァ GK
ウディネーゼ→スパルタク・トルナヴァ(スロバキア);ローン移籍(6か月) ※カルピ(セリエB)へのローン打ち切り


  • マリン・トマソフ RMF
1860ミュンヘン→リエカ;完全移籍(フリー)

  • ヨシップ・ラドシェヴィッチ DMF
ナポリ→リエカ;ローン移籍(12ヵ月)


[U代表]

  • スティペ・ペリツァ FW
チェルシー→ウディネーゼ;ローン移籍(18ヵ月) ※NACブレダへのローン打ち切り

  • ヨシップ・ミシッチ MF
オシエク→リエカ;完全移籍


  • フィリップ・ブラダリッチ CMF
ハイドゥク・スプリト→リエカ;完全移籍(€250k)


  • アントニオ・ミリッチ CB
ハイドゥク・スプリト→オーステンデ(ベルギー);完全移籍(€450k)

  • トニ・ゴルペッツ RSB
ロコモティバ・ザグレブ→アストラ(ルーマニア);完全移籍 

  • フィリップ・ムズリャク MF
ロコモティバ・ザグレブ→アストラ(ルーマニア)→CSパンドゥリイ・トゥルグ・ジウ(ルーマニア)

  • ドゥイェ・チャレタ=ツァール CB
FCリーフェリング(オーストリア)→レッドブル・ザルツブルグ;完全移籍

  • ペタル・ミシッチ FW
ディナモ・ザグレブ→スラヴェン・ブレポ;半年ローン

  • クルノ・イヴァンチッチ FW
ディナモ・ザグレブ→NKオリンピヤ(スロベニア);半年ローン

  • イヴァン・トミチッチ LSH
マントヴァFC(伊レガプロ)→イスキア(レガプロ);半年ローン ※保有権はハイドゥク

  • アントニーニ・チュリア AMF
リエカ→ヴァレーゼ(セリエB);半年レンタル

  • トミシュラフ・キシュ FW
ハイドゥク・スプリト→NKザブルツ;半年ローン

  • ボリス・ラパイッチ FW
ハイドゥク・スプリト→インテル・プリマベーラ;ローン移籍(6か月)


  • アンドリヤ・フィリポヴィッチ FW
リエカ→ユヴェントス・プリマベーラ;半年レンタル(€50k)



2015年2月11日水曜日

チェルシー14/15シーズン後半戦選手登録について

市場も閉じて、プレミアとCLの登録選手が発表されました。

[プレミアリーグ]
*登録メンバー
1 ペトル・チェフ
2 ブラニスラヴ・イヴァノヴィッチ
3 フィリペ・ルイス
4 セスク・ファブレガス HG
7 ラミレス
8 オスカル
10 エデン・アザール
11 ディディエ・ドログバ
12 ジョン・ミケル・オビ
13 ティボー・クルトワ
18 ロイク・レミー
19 ディエゴ・コスタ
21 ネマニャ・マティッチ
22 ウィリアン
23 ファン・クアドラード ※追加登録
24 ギャリー・ケイヒル HG
26 ジョン・テリー HG
28 セサル・アスピリクエタ

*Under-21の選手 ※BPLでは登録不要
5 クルト・ズマ
6 ネイザン・アケ
31 アンドレアス・クリステンセン
32 ジェレミー・ボガ
33 ミッチェル・ビーニー
35 ドミニク・ソランキ
36 ルベン・ロフタス=チーク
37 イザイアー・ブラウン
46 ジャマル・ブラックマン

追加選手…クアドラード
抹消選手…シュールレ、サラー、シュウォーツァー、ベイカー(U21)
合計18+9名 (HG外選手15名、HG選手3名、欠員枠5、空き枠2)


[チャンピオンズリーグ]
*登録メンバー
1 ペトル・チェフ
2 ブラニスラヴ・イヴァノヴィッチ
3 フィリペ・ルイス
4 セスク・ファブレガス HG
5 クルト・ズマ
7 ラミレス
8 オスカル
10 エデン・アザール
11 ディディエ・ドログバ
12 ジョン・ミケル・オビ
13 ティボー・クルトワ
18 ロイク・レミー
19 ディエゴ・コスタ
21 ネマニャ・マティッチ
22 ウィリアン
23 ファン・クアドラード ※追加登録
24 ギャリー・ケイヒル HG
26 ジョン・テリー 自クラブ育成
28 セサル・アスピリクエタ
37 イザイアー・ブライン HG ※追加登録

*B List(一定の条件を満たした若手選手、登録不要で起用可能、人数無制限)
6 ネイザン・アケ
31 アンドレアス・クリステンセン
32 ジェレミー・ボガ
33 ミッチェル・ビーニー
35 ドミニク・ソランキ
36 ルベン・ロフタス=チーク
46 ジャマル・ブラックマン

追加選手…クアドラード、ブラウン
抹消選手…シュールレ、サラー、ベイカー(B List)
合計20+8名 (HG外選手17名、HG選手4名うち自クラブ育成選手1名、欠員枠4)


プレミアについて。
単純に移籍による登録と抹消のみ。足したら11になるよ!という理由から74希望とかいう謎センスのクアドラさんは結局背番号は23になりました(笑)
ホームグロウン適用外選手を3人して獲得したのは適用外1人ということで、登録枠に空きが2枠出ました。クアドラード⇆シュールレ・サラーの取引が最終日までもつれたこともあって、ここを埋める補強はできず。DFラインを厚くしても良かった気はするけどズマ、アケ、クリステンセンに頑張ってもらうということなのかな。ヒンケル戻せばよかったのに。

CLについて。
まず、BPLと比較すると引き続きズマがこちらでは登録選手にとして扱われています。また、イジー・ブラウンが追加登録。この2人はB Listの条件を満たしていない選手(チェルシーで一定期間育成されていない)ために登録されています。ブラウンはWBAから引き抜いてきた選手だしね。
B Listは今後追加登録される可能性もあります。夏も、はじめはRLCとかは登録されてなかったけど気づいたら追加されていました。

諸々の事情はありますが、総合的に見ればBPL、CLともに使える選手はほぼ同じですね。少数精鋭+若手のスカッドだけども、やたら怪我人が少ない&やたら怪我しても早く帰ってきてるのでこれで乗り切れるという判断なのでしょう。ほんとメディカルスタッフすごいよなと…。

ーーーーーーーーーー
ベイカーがシェフィールドから呼び戻されました。よく分かりませんが、新たなローン先を改めて急いで探すようです。

2015年2月10日火曜日

チェルシー14/15シーズン冬移籍まとめ

案の定、14/15冬移籍をテーマにした記事はvol.1で終わりました。動きが少なかったからね、仕方ないね。
というわけでね、こういう感じでしたと。

[獲得] *はその後再放出
MF ファン・ギシェルモ・クアドラード(←フィオレンティーナ) €31m+追加OP
GK ジャマル・ブラックマン(←ミドルズブラ) レンタルバック
MF クリスティアン・クエバス(←ウニベルデラ・デ・チリ) レンタル打ち切り
*MF ジョン・スウィフト(←ロザラム) レンタル打ち切り
*DF トッド・ケイン(←ブリストルシティ) レンタル打ち切り
*DF トーマス・カラス(←ケルン) レンタル打ち切り
*MF マルコ・マリン(←フィオレンティーナ) レンタル打ち切り
*DF ナザニエル・チャロバ(←バーンリー) レンタル打ち切り
*MF ウリセス・ダヴィラ(←テネリフェ) レンタル打ち切り
*FW スティペ・ペリツァ(←NACブレダ) レンタル打ち切り
*MF ジョアン・ロドリゲス(←バスティア) レンタル打ち切り

[放出]
FW アンドレ・シュールレ(→ウォルフスブルグ) €32m
MF モハメド・サラー(→フィオレンティーナ) 半年無償レンタル+1年間延長OP(€1m)+買い取りOP
GK マーク・シュウォーツァー(→レスター) フリー
DF ライアン・バートランド(→サウサンプトン) €13m ※買い取りOP行使
FW フェルナンド・トーレス(→ACミラン) 非公開(フリー?) ※レンタルから完全移籍へ移行
FW スティペ・ペリツァ(→ウディネーゼ) 18か月レンタル
MF マルコ・マリン(→アンデルレヒド) 半年レンタル
MF ウリセス・ダヴィラ(→ヴィトリア・セトゥーバル;葡1部) 半年レンタル
MF ジョアン・ロドリゲス(→ヴィトリア・セトゥーバル) 半年レンタル
DF トーマス・カラス(→ミドルズブラ) 半年レンタル
DF ナザニエル・チャロバ(→レディング) 半年レンタル
MF ルイス・ベイカー(→シェフィールド・ウェンズデー) 半年レンタル
DF トッド・ケイン(→ノッティンガム・フォレスト) 半年レンタル
MF ジョン・スウィフト(→スウィドン;英3部) レンタル
FW アレックス・キウォミャ(→バーンズリー) レンタル

[収支]
支出:31m 収入:45m 総計:+14m(黒字)


目立ったものはウィンガーの入れ替わりで、あとは細かい人員整理とレンタル組の調整でした。

右ウィングの攻撃力補填ということで、モウリーニョの希望によりクアドラードの獲得に成功。高額のバイアウト条項や選手育成費などヴィオラ側とチェルシー側でせめぎ合いが続きましたが、最終日に決着。ユーロ/ポンドのレート変動もあって若干値切ることに成功しました。冬移籍ということで以前にも取り上げたカップタイドが気になるところでしたが、フィオレンティーナはEL出場クラブなので問題なくCLで起用することが可能です。やったぜ!

クアドラードの獲得に伴い、シュールレをウォルフスブルグへ放出。彼は少なからず結果を出していた選手であり残念ですが、これだけ高額を提示されると放出も仕方なしかと。今シーズンは病に悩まされたり、ウィリアンが好調だったりでなかなか彼自身の歯車とクラブの歯車が噛み合うことができませんでした。移籍後の発言も非常に好感の持てるもので、今後の活躍を祈りたくなります。
クアドラードの取引に組み込んでるのかは微妙ですが、出番のなかったサラーもヴィオラへ。彼は出場しても結果を残すことなく厳しい現状でしたし放出は既定路線でした。色々とオプションがついていますが戻ってくることはなさそうです。本人もそのつもりなさそうですし。

あとは、第3GKについて動きがありました。シュウォーツァーのレスター移籍に伴い、ブラックマンがレンタルバックとなりました。シュウォーツァーはクルトワの加入に伴い今季は第3GKとなっていましたがここまでチームを縁の下で支えてくれた功労者でした。クルトワ、チェフ、シュウォーツァーを超える陣容はめったにないでしょう。代わりに帰ってきたブラックマンは、ミドルズブラではFA杯のリヴァプール戦でPK戦までもつれる中で大奮闘するなど将来への期待がかかる若手で、出場機会はそうそうないでしょうがワールドクラスの2人から多くのものを吸収してほしいところです。

最終日にはウィンガーの取引以外にもう1つ動きが。サウサンプトンがバートランドの買取オプションを行使、完全移籍へ変更となりました。夏の時点で買取は既定路線とされていましたが、セインツ移籍後もTwitterのアイコンはチェルシーユニのものにするなど彼のチェルシーへの思いは随所に感じられ、少し寂しい気持ちにもさせられます。セインツではルーク・ショウの穴を埋める大活躍で今やなくてはならない存在に、これもこのタイミングでの買い取りOP行使に繋がったのでしょう。

もう一つ触れなくてはいけないのは、トーレスについて。ミラン側の"ウルトラC"によりレンタルから完全移籍へ移行となりました。これにより、チェルシーと彼は完全に手が切れたことになり給料を負担することもなくなりました。夏にミランにレンタルとなった時点でチェルシーに戻ってくる可能性は限りなく0に近いものでしたが、1年半分の給料負担がなくなったことにより相当額のコストカットに成功したことになります。

レンタル組についてはサラッと触れる程度で。マリンやカラス、チャロバなどが不振でそれぞれレンタル先が変更に。カラス、チャロバは有望なだけに使ってもらえるとこに行くのが選手にとってもチェルシーにとっても幸せでしょう。マリンは…どうしたいんでしょうね…。
他には、ペリツァがウディネーゼへ18か月のレンタル。ペリツァはクロアチアU21代表のFWです。あへあへ若手発掘クラブのウディネーゼに見初められたということで期待したいところです。NACが突然のレンタル打ち切りで激怒したことも添えておきましょう(苦笑)。
あとは、ベイカーがレンタルに。今季からトップチーム帯同でしたが可哀想なくらいに出番に恵まれずレンタルとなりました。この半年で大暴れしてもらいたいです。

収支について。(シュールレ+バートランド)-クアドラードで黒字となりました。これで3市場連続の黒字だそう。トーレスの給料負担から解放されたことを考慮すればより黒字の額は大きなものになるでしょう。最近のチェルシーフロントの動きは褒められるべきものです。

最後に、破談に終わったものについていくつか。
クアドラード獲得により代替案として挙がっていたドゥグラス・コスタ獲得は流れました。オファーは送っていましたがクアドラードの方が優先度が高かったこと、シャフタール側の強気の移籍金要求でなかなか難しい案件ではありました。
また、クロアチア代表FWアンドレイ・クラマリッチは争奪戦に敗れレスターへ移籍。ただ、この移籍にはかなり裏があって、チェルシーが少なからず関与しています。とりあえず、チェルシーはクラマリッチの優先獲得権を得たようです。さらに、クラマリッチはレスター移籍に際して『降格時に移籍を認める』条項を組み込ませました。つまり、レスターが降格すれば夏にはチェルシーに…これ以上はお楽しみ、です。
さらに、セルビアU19代表MFダニーロ・パンティッチの獲得も流れてしまったようです。冬に契約後即フィテッセ送還で選手本人とは合意を得ていたようですが、詰めの交渉で破談に終わってしまったんでしょうか。セルビアのメディアまで終えていないので、細かいことは分かりませんが。

DFの層の薄さは気になりますが、ズマやクリステンセン、アケら若手で乗り切るということなんでしょう。あとは、クアドラードがフィットし活躍できるか。個人的にはウィリアンはビッククラブ相手ではキープレイヤーですが格下相手ではファイナルサードでの貢献度の低さが目につくこともあり、その点でクアドラードの攻撃力に期待しています。