2015年11月17日火曜日

U21クロアチア代表メンバー(vsスペイン、サンマリノ)

 U21EUROグループステージに向けた試合。ホームでのスペイン戦に向けて、A代表歴のある選手たちをも招集した本気モードです。

GK
ドミニク・リヴァコヴィッチ(ザグレブ)
ヨシップ・ポサヴェッツ(インテル・ザプレシッチ)

DF
ディノ・ミカノヴィッチ(オーフス;デンマーク)
フラン・トゥドール(ハイドゥク・スプリト)
ヨゾ・シムノヴィッチ(セルティック)
ドゥイェ・チャレタ=ツァール(RBザルツブルグ)
ディノ・ペリッチ(ロコモティバ・ザグレブ)
フィリップ・ベンコヴィッチ(ディナモ・ザグレブ)
アントニオ・ミリッチ(オーステンデ;ベルギー)

MF
ヨシップ・ラドシェヴィッチ(リエカ)
マテオ・コヴァチッチ(レアル・マドリー)
マルコ・ログ(ディナモ・ザグレブ)
マリオ・パシャリッチ(モナコ)
アンテ・チョリッチ(ディナモ・ザグレブ)
アンドリヤ・バリッチ(ハイドゥク・スプリト)
ペタル・ブルレク(スラヴェン・ブルポ)

FW
マルコ・ピアツァ(ディナモ・ザグレブ)
ニコラ・ヴラシッチ(ハイドゥク・スプリト)
アレン・ハリロヴィッチ(スポルティング・ヒホン)


 スペイン戦に向け、コヴァチッチ、パシャリッチ、ピアツァ、ハリロヴィッチはA代表よりもU21を優先させる異例の待遇での招集となりました。さらに、シムノヴィッチやチャレタ=ツァール、ラドシェヴィッチなどA代表歴のある選手を盛り込む、本気モードです。

 また、バイエルンなども注目する"神童"チョリッチをはじめとして、モドリッチの後継者と目されるログ、ハイドゥクの宝石バリッチ、姉は世界陸上金メダリストのアスリート一家で育ったヴラシッチといった国内の新鋭も合わさり、非常に楽しみなメンバーです。

2015年11月8日日曜日

クロアチア代表メンバー発表(vsロシア)

 クロアチアサッカー協会は11/17(現地時間)にロシア代表とクロスノダールにて親善試合を行うと、その招集メンバーと併せて発表しました。

GK
ダニエル・スバシッチ(ASモナコ)
ロヴレ・カリニッチ(ハイドゥク・スプリト)
イヴァン・ヴァルギッチ(リエカ)

DF
ヴェドラン・チョルルカ(ロコモティフ・モスクワ)
ドマゴイ・ヴィダ(ディナモ・キエフ)
マルコ・レシュコヴィッチ(リエカ)
ゴラン・ミロヴィッチ(ハイドゥク・スプリト) 初招集
ダリヨ・スルナ(シャフタール・ドネツク)
シメ・ヴルサリコ(サッスオーロ)
ダニエル・プラニッチ(パナシナイコス)
ヨシップ・ピヴァリッチ(ディナモ・ザグレブ)

MF
イヴァン・ラキティッチ(バルセロナ)
ミラン・バデリ(フィオレンティーナ)
マルセロ・ブロゾヴィッチ(インテル)
イヴァン・ペリシッチ(インテル)
ドマゴイ・アントリッチ(ディナモ・ザグレブ)
→イヴァン・モチニッチ(リエカ) 追加招集

FW
イヴィチャ・オリッチ(HSV)
マリオ・マンジュキッチ(ユヴェントス)
ニコラ・カリニッチ(フィオレンティーナ)
アンドレイ・クラマリッチ(レスター・シティ)



 代表ウィーク後にクラシコを控えるモドリッチは招集を回避。他には、ミロヴィッチが初招集され、アントリッチが膝の靭帯断裂から約1年ぶりの復帰。怪我を含めた落選組はロヴレン(リヴァプール)、イェドヴァイ(レヴァークーゼン)、チョップ(マラガ)あたり。
 また、コヴァチッチ(レアル・マドリー)、パシャリッチ(ASモナコ)、ハリロヴィッチ(スポルティング・ヒホン)、ピアツァ(ディナモ・ザグレブ)といった若手の常連組はU21EURO予選でスペインに対抗するため揃ってU21に招集されました。
11/16 追記 怪我により、スバシッチ、チョルルカ、プラニッチ、ラキティッチ、アントリッチが離脱。レギュラー格ばかりも、テストマッチということもあり無理させない方向みたいです。これにより不足したボランチにはモチニッチが約1年ぶりに復帰。また、スバシッチの代役GKはカリニッチが務める予定です。

 チャチッチ監督を迎えて初めての親善試合ですが、11月という日程面やU21の影響もあり必要最小限のメンバーで留め、リスクを抱えた選手も回避しているという印象です。抜けた選手のところに新たな選手を加えることもほぼなく、コアとなるメンバーだけでチームとしての完成度を高めようとする新監督らしい意向も垣間見えるかなと。先月のEURO予選では戦術はコヴァチのおさがりで個に頼っている部分が大きかったため、チームとして新たな選手を試す段階にはないでしょうからね。

 その中で初招集となったミロヴィッチは、国内で首位争いを繰り広げるハイドゥクを支えるCB。ロヴレン、イェドヴァイが負傷に悩まされ、成長株のシムノヴィッチがU21に回ったことでチャンスを得ました。また、復帰のアントリッチは中盤ならどこでもこなしSBやWGにも対応できるマルチロール。本来の能力を発揮できれば、代表の中でも居場所を見つけることは十分可能な選手です。

 ロシア戦は、モドリッチとラキティッチの穴を埋めることになるであろうバデリとブロゾヴィッチの出来が鍵になると思っています。将来を見据えた上でも、この2人の成長は必要なだけに、かなり期待しています。