2014年9月21日日曜日

9/17 Chelsea vs Schalke

今年もCLの始まり。

チェルシー 1-1 シャルケ @スタンフォード・ブリッジ
得点者:セスク(11')、フンテラール(62')

67' ラミレス→オスカル 74' ウィリアン→レミー 74' ドログバ→コスタ

Sub:チェフ、ズマ、アスピリクエタ、ミケル


CLもクルトワがスタート。フィリペが初先発。オスカルがお休みでウィリアンもスタートから。前節良くなかったシュールレはベンチ外。

前半はチェルシーの時間。画像と違って、マティッチアンカーの433とマティッチラミレスで2ボランチを組む4231を時間帯で併用、後者の方が割合は多かったかな。
先制点はセスク。アザールのお膳立てを決めるだけ。ファーのドログバをDFが気にしていた面もあってしっかり沈めた。

ただ、他にも好機はあったものの決めきれず、ちょっと嫌な感じ。フィリペのクロスがよかったのが印象的。あと、アザールが目立っていた。守備の問題は解決していないけど、だいたい攻撃はシュートで終われていたので守備組織が崩された状態で攻め込まれることはなく跳ね返せていた。フィルターはないけど全部うしろでせき止める盤石のチェルシーダム。

後半も基本的にチェルシーが押し込むけど、カウンターを受けるシーンが増える。というより、ドラクスラーに圧倒される時間が増えた。決定機を作られクルトワが防いだシーンなんかまさにそれで、イヴァノヴィッチはなぜか外を切っていた。それでも、基本的に攻撃はしっかり終わらせることができていたから脅威ではなかった。

…はずだった。でも、じわりじわりとダムには亀裂が生じていて、遂には決壊した。セスクがロストし、カウンターからドラクスラーが持ち込んで最後はフンテラール。今までは終わらせていた攻撃をロストという形で中断させられて、崩れた守備組織は瞬く間に崩壊した。それでも、これは防げた失点だった。ラミレスがドラクスラーと対峙した際、プロフェッショナルファールで止めればよかった。でも、あっさり交わされた、身体をぶつけることもなくいともあっさりと。またしてもアリバイ守備を披露してくれた彼は、もう汚れ仕事はしないつもりなんだろうか。

押し返すしかない、ということでオスカルを投入。さらにレミーとコスタも同時投入し、交代で怒りを表すモウ。しかし、直後のレミーの決定機はノイシュテッターの素晴らしいクリアに阻まれる。

結局決めきれず、時折カウンターを食らいつつ試合は終わり。いつもは隠せていた部分を隠しきれず、2ポイントを落とした。

基本的には4231だったんだけど、やっぱり4231じゃSBとボランチの守備タスクがあいまいでバイタルが空く。アスピに比べフィリペはまわりと組んで崩すタイプなので、前線と絡みたがるが故に上がるシーンも増える。そこをボランチがケアできればいいのだけど、カバーにいったりいかなかったり。この辺を一回整理しとかないといつか事故が起こりそう。左サイドはアスピに頼りすぎだし、イヴァノが上がる分、右とバイタルケアがマティッチにぶん投げられてるのは良くない。

でも、フィリペは全体的に好印象。あの精度のクロスは今までのチェルシーにはないものだし、コンビネーションで崩していくのはもっと錬成されれば大きな武器になるはず。逆に、ドログバは残念な出来に。ポストとして起点になるシーンもなく、アザールとは噛み合わないシーンが目立ちチャンスを無駄にしてしまうシーンも複数あった。やっぱり、ドログバは試合途中から『ラスボス、現る』、見たいな感じで出てくるのがいいのかな。日本代表がやられたみたいに。先制点のシーンもそうだけど、存在感は今でも随一。

決めるべきところでいつもコスタが決めてくれた、だから勝てた、でも、毎回そうとは限らないよと教えてくれた試合だった。リスタートのきっかけとなる試合になれば。



このままだとアンチェロッティの気が変わってしまいそうで。

9/18 Dinamo Zagreb vs Astra

ELグループリーグ初戦。相手は瀬戸選手のいるアストラ、おかげでなんと日本のTVでディナモの試合が見れるという事態に(困惑)。

ディナモ 5-1 アストラ @マクシミール
得点者:スーダニ(17',24',45+1')、エンリケス(70')、キツゥ(82')、チョリッチ(90+2')

GK:エドゥアルド
DF:ピント(→マシャド 72')、シガリ、シムニッチ、ピヴァリッチ
MF:アデミ、ブロゾヴィッチ、アントリッチ(→チョリッチ 77')
FW:ウィルソン、スーダニ、チョップ(→エンリケス 66')

Sub:イェジナ、イバニェス、ヴコイェヴィッチ、ゴンサロ

マシャドでなくウィルソンをチョイスした以外はベストメンバー。アストラの瀬戸選手はベンチスタート。


先制点はスーダニ、右からの展開でピントが中に素晴らしいクロス。しっかりスーダニが合わせてました。

追加点もスーダニ。アントリッチのCKをニアで合わせてズドン。アストラはマンマークだと思うんだけどそんなに厳しくなく、スーダニレベルだと簡単に外せてた。

3点目もスーダニ。ブロゾヴィッチが相手RBの裏に極上のフライスルーパス。抜け出したウィルソンはフリーで中に折り返しスーダニは合わせるだけ。アストラ、前半にして完全に足が止まっていた。

4点目はエンリケス。アントリッチからのスルーパスに抜け出し、冷静に沈める。DFラインとの駆け引きに完全に勝利し、完璧な抜け出し方。フィニッシュも落ち着いた様子でやはり逸材なんだと再確認。

ピントに代えてアタッカーのマシャドを出した影響で普段FWのウィルソンがライトバックに。しかし、案の定上手くいくわけなくアストラは執拗に右を攻めてくる。それが実を結び、アストラも1点返す。ややアーリー気味の高精度のクロスを合わせられた。

しかしアディショナルタイムに無慈悲な5点目。アストラが前がかりになっていてDFの枚数が少ないところでスーダニがロングボールを完ぺきに収める。これをフリーのチョリッチに流し、チョリッチが冷静に叩き込んだ。スーダニのパーフェクトな落としの時点で勝ち。そしてディナモの未来が決める。最高。

というわけで、終わってみれば圧勝。スーダニが欧州戦で暴れまくって4大リーグのスカウトに猛アピール。エンリケスも調子の良さをキープ、さらに新たなディナモの未来であるチョリッチもゴールと素晴らしい門出。ちなみに、瀬戸選手は出番なし。

内容があるかというとそうではなくて、ディナモは要所要所で個のクオリティーが活きた結果。逆に、アストラが全くよくなかった。攻守に運動量がなく守備時には決定機を数多くつくられ、逆に攻撃時にはいい位置で誰かが受けてもサポートが皆無でシュートに結びつかない。あと、2CBのポジショニングが低すぎでバイタルエリアはガラ空きでスペースも沢山。日頃からアストラを見ている方々が揃って「今日のアストラはおかしい」と仰っていたし、何かがかみ合っていなかったのかな。

ELで好スタート。厳しいグループだが次もいい結果を。ちなみに、チョリッチのゴールはEL最年少記録らしい。



前半のスタッツ



90分のスタッツ



2014年9月16日火曜日

9/13 Chelsea vs Swansea

ホームで現時点での首位攻防戦。前回のスワンズ戦は極めて低調な出来をホームでお届けしてしまったし、とにかく勝ちたい試合。

チェルシー 4-2 スウォンジー @スタンフォードブリッジ
得点者:テリー(11' OG)、コスタ(45',56',67')、レミー(81')、シェルビー(86')

GK:クルトワ
DF:イヴァノヴィッチ、テリー、ケイヒル、アスピリクエタ
MF:マティッチ、セスク(サラー 82');シュールレ(ラミレス HT)、オスカル、アザール
FW:コスタ(レミー 72')

Sub:チェフ、ズマ、フィリペ、ウィリアン

ハムストリングが心配されたコスタは結局先発。現状の攻撃的ベストメンバー。

前半は完全にスワンズの時間でスワンズが先制して終わり。セスクが前に出てプレスかけるもキソンヨンにアッサリかわされてバイタルへ侵入される。そこにイヴァノ、マティッチ、ケイヒルが一緒に寄せちゃったのでがら空きのラウトリッジに通されてフリーでGKとDFラインの間にゴロクロスを出されて、下がりながらの対応で後手を踏んだJTがそのまま押し込みOG。セスクがあっさり交わされすぎでちょっとお話にならないのと、そのおかげで左ボランチのマティッチが遅れて対応しなきゃいけなくなる、遅いからイヴァノもケイヒルも寄せる、空いた右を突かれてラインの裏に出される、慌ててクリアしきれず、と全てが後手後手でした。

前半のチェルシーは全くいいところがないレベル。スワンズは好調さを見せつけてくるかのようなパフォーマンスでかつチェルシーをしっかり研究しているのが分かる出来だった。基本的にボールを持つのはスワンズで、攻撃的4231をスタメンに採用したメリットは皆無に。
スワンズは4‐5でリトリートしつつバイタルエリアで徹底的にプレスすることでチェルシーにやりたいことをさせないようにすることを目指す。バイタルで好きにやられるならファール止めてFK上げる方がマシ!というくらいの徹底ぶりでとくにアザールには厳しく、チェルシーはサイドに逃げるしかなかった。だけど、この日はシュールレが不調で仕掛けてもロストばかり、サイドバックはイヴァノとデイブなのでクロスは決定機に結びつかずで得点の匂いはなし、完全にしてやられてしまった。ただ、アマトとシェルビーが前半でイエローをもらってくれたおかげでこの2人がバイタルで厳しくいけなくなってから少しずつ可能性は見えてきた。あと、上がってきたセスクには必ず誰か1人がつく約束事がなされていた。バイタル潰しとセスク消しは完全にハマっていて、モンクさんよく研究してきたなあという感じ。

逆に、チェルシーはセスクボランチなのでバイタルがら空き現象は継続。そう簡単に治るわけがない。そのバイタルでゴミスのポストプレーが素晴らしかった。ちょっと想定外。

4231が全く機能しなかったのでよくなかったシュールレが前半で下がってラミレスを入れてマティッチアンカーの433に。スワンズもアマトがイエローをもらっていたので厳しくバイタル潰しを継続するべくフェデリコ・フェルナンデスを投入。

この433がよかった。アンカーを置くことでチームとして重心が下がったので守備が安定して、バイタルエリア含めて距離感も良くなった。さらに、重心が下がったことが攻撃面でも功を奏した。中盤の3枚でボールを持つことでスワンズのバイタル潰し隊のプレス位置が高くなったおかげでワイドのオスカルとアザールが間延びした4‐5ラインの間に侵入して好きにプレーできた。

同点弾はセットプレーから。またコスタが決めてしまった。セットプレーでまで決めるとかもう大正義ストライカーすぎて。

勝ち越し弾もコスタ。アザール→裏に走り込んだセスク→コスタの素晴らしい崩し。この得点シーンの直前にコスタが1人で持ち込んでシュートまでいっていたのが効いていて、これによってアンヘル・ランヘルはアザールに対して直前のコスタのようにシュートを恐れて中に切り込んでくるのをケアしていたら大外からセスクが走り込んできました、と。

突き放す3点目もコスタ。押し込んだ状態でバイタルでボールを持ったラミレスがスペースに極上のスルーパス。コスタはオフサイドもなく決めるだけ。コスタが頼りになりすぎるだけじゃなくて。ラミレスが入ったことでチェルシーがよくなった。やっぱりラミレスはインサイドハーフが一番。

ダメ押し弾はレミー。アザールが流石のテクニックと速さで一人で左から右にスワンズDFを切り込む。シュートまでは行けなかったけどオスカルに折り返すとオスカルは左のレミーに、右に流されていたスワンズDFを尻目にレミーはしっかり決めました、と。アザールのスキルが生んだレミーのチェルシー初ゴール。レミーはこの前にもシュートを打っていて貪欲さに好感、しっかり決めたのもgood。

追いすがるスワンズ、降りてきたボニーの裏に抜け出したシェルビーがあっさり決めて2点目。JTが釣られすぎて前に出すぎていて裏はガラ空きでした。こういうところで決められるのはシャクだけど、諦めないスワンズにチーム状態の良さを感じる。ボニーもいいアシストだったね。

ということで4‐2で勝利。前半は45分丸々スワンズの時間、逆に後半は45分チェルシーのもので、「自分たちの時間でどれくらいできるか」がそのまま結果に出た試合という印象。裏返すと、相手の時間帯にどれだけやれるか、で差がついた試合。チェルシーはなんだかんだ力ずくでなんとか最少失点に抑えるけど、スワンズは凌ぎきれず。逆にチェルシーは自分のターンでの破壊力がずば抜けてきたなあと。


やっぱり現有スカッドでの4231には限界が見える。守備時の不安が多きすぎるし、いいチーム状態であるとはいえ、ホームでスワンズにここまでやられてしまうのはマズイ。433にシフトするか、なんらかの改良を加えていくか。433で際立ったのはラミレスで、彼が試合を大きく変えてくれた部分が大きい。やっぱりラミレスは2センターじゃなくて3センターのインサイドハーフの選手。基本的にラミレスが評価された試合はインサイドハーフか右サイドで起用された時じゃないかな。フェリポンは代表でラミレスを2センターでは使わなかった印象もある。冬にマティッチの相棒が来てくれるのが1番なんだけどなあ。

---------------

スワンズはいいチームというか、モンクさんがすごく仕上げてきてて。昨季後半の縦ポンサッカーはなんだったんだろう・・・w 途中就任で当座を凌ぐための戦術だったのかな。ボニー残留だけじゃなく、この試合よく動いてポストもすばらしかったゴミスがいて、継続できればトップ10に普通に入りそう。去年の縦ポンとボニー移籍を見込んで降格予想しちゃったし土下座の用意をしないといけないかな・・・。

2014年9月10日水曜日

9/9 Croatia vs Malta

ついに始まったEURO2016グループステージ。下馬評ではクロアチアは本戦出場は安心できそうな感じではある。ちなみに、この日はモドリッチのお誕生日。

クロアチア 2-0 マルタ 
得点者:モドリッチ(46')、クラマリッチ(81')


コヴァチッチ→イェラヴィッチ(HT)
ハリロヴィッチ→クラマリッチ(67')
マンジュキッチ→オリッチ(79')

Sub:ヴァルギッチ、カリニッチ、ヴルサリコ、ヴィダ、パシャリッチ、プラニッチ、チョップ、ピアツァ
※前半分、相手DFが退場してマルタは10人に。


初戦、しっかり勝ててよかった。ただ、内容的には前半と後半で結構差があるものに。

予想に反して、ラキティッチをアンカーにした433でスタートしたけど、全然機能しなかった。選手間の距離感も悪いし、サイドのハリロヴィッチとコヴァチッチがこのシステムを理解できていないような感じでせっかくラキティッチが少ないプレッシャーのなかでボールを持ってもパスコースもなく全くビルドアップが機能しなかった。途中からモドリッチとラキティッチをポジションチェンジして、だいぶマシにはなったけど。開始直後にはいきなり決定機を作られ、スバシッチのファインセーブに助けられる不安な立ち上がり。

この試合が1番動いたのはやっぱり前半分のシーン。マンジュキッチと相手DFがボールを競り合いマンジュキッチが倒れる(ノーファール)と、マンジュキッチが仕返しにこれでもかとカニバサミ、これに激高した相手がマンジュキッチのの顔面に平手を入れると。結果は、マンジュキッチにイエローで相手は一発レッド。マンジュキッチ、ホームでマルタ相手にそれやることじゃないでしょ・・・。根は、根はいい兄貴分の選手なんですけどね、畜生すぎ。個人的に彼のこういうところは好きじゃないです。

10人になってマルタはゴール前にバスを止める決断。前半は結局崩せず0-0で終わり。コヴァチ監督はサイドで全然機能しなかったコヴァチッチに代えてイェラヴィッチを後半頭から投入。

後半開始すぐ、やっと試合が動く。バイタル後方でボールを受けたモドリッチがバスを崩せないならと隙間を狙うかのように低空ミドルを放ってこれが先制点。バースディゴラッソ。

やっと先制して落ち着いたところもあって後半は選手たちも落ち着いていいプレーができかなと。距離感も良くなったしルカ、ラキティッチ、ブロゾヴィッチの中盤3人がしっかりコントロールしてくれた。人数の利と地の利もあり危ないシーンはほとんどなし。惜しいシーンを何度も生み出し追加点を予感させるシーンがたくさん。

後半、イェラヴィッチが左サイドで好機をいくつも演出していてすごくよかった。自身も惜しいヘッドだったり、試合の流れを変えてくれたキーマンだった。追加点のアシストもイェラヴィッチ。クラマリッチがエリア内で絶好のパスを受けたクラマリッチが冷静に沈めて代表初ゴール。初召集の後に2試合続けて結果を出して代表での居場所をがっちりゲット。決めきれないシーンにやきもきしつつも試合は支配したまま後半も終わって2-0で試合終了。


この試合で1番「あ、いいな」って思ったのは攻撃時のセットプレー。マンジュキッチにニアで合わせるorファーで合わせる、ハイボールで頭に当てるか低いボールで足下に出すか、あとはマンジョを囮にしてロヴレンに合わせたり、エリア後方に出してモドリッチが走り込んでダイレクトで打ったり、たくさんのパターンがあって、すごく練習が感じられた。このまま磨いていけばすごく大きな武器になると思う。ワールドクラスのキッカーとワールドクラスのターゲットがいるからこそできること。ワクワクしてくる。

クラマリッチは結果を出しハリロヴィッチも惜しいシュートなど新戦力がしっかりアピールしているのも好材料。この日はLBにはミリッチが入ったけどクロスの質がすごくよくて、もっと使ってあげてほしいなって思う。ただ守備時の判断の悪さが課題かな。ブロゾヴィッチはすっかり重要な選手に。テクニカルな選手が多い中でダイナニズムを攻守にもたらしてくれる大きな存在。

決定機不足にはもうちょっと悩まされそうだけど、まあまだチームを作ってる段階だし大丈夫だと思う。このチームでの点の取り方はみんな分かってきてて、あとはそれを実践で磨いていくだけ。そもそも、この試合は絶対選手たちはマルタを舐めてかかっていたのでパッションが感じられない、クロアチアにありがちな感じのやつだったし、ちゃんとやる気出して試合に臨めば平気。ちゃんとやればね。あと、無難に4231でいいんじゃないかなあ。コヴァチ監督は戦術研究がすごく好きなんだろうけど、突き詰めすぎてる気も若干する。でも、頼れる監督だと思う。



  • 試合後会見


コヴァチ監督
「勝ち点3が得られて満足だ。初戦というのはいつも、どんな大会でも難しいものになる。マルタは厳しい相手だったし、前半は我々は期待通りのプレーをできなかったが、後半によくなっていって勝利を手にすることができたし、それにふさわしい出来だったよ。これが新しいクロアチアのチームで、若い力に満ちている。もう少し時間が必要でもあるけどね。」

「他のチームの結果を見て、この試合結果はより嬉しかった。どの試合も非常にタフなもので、マルタは今後の試合もその強固なディフェンスで相手を苦しめるだろう。私たちはこういうチームをいかにして破るか練習していかなくちゃいけないね。」

「(退場がクロアチアを後押ししたのではないかということについて)マルタが、特に退場後、スローダウンせざるを得なかったのは分かっているよ。その中でイェラヴィッチとクラマリッチが非常にいい仕事をしたね。ただ、マルタはベストを尽くしカウンターを仕掛けてこようとしていた、脱帽ものだったよ。それが唯一より強い相手に勝つ方法だっただろうしね。もちろん、退場が我々にとって試合を少し楽なものにしたがね。」


*ゴールシーンのハイライト


*マンジュキッチの問題のシーン





2014年9月5日金曜日

9/4 Croatia vs Cyprus

クロアチア 2-0 キプロス
得点者:マンジュキッチ×2

GK:スバシッチ
DF:スルナ(c)、チョルルカ、ロヴレン、ストリニッチ
MF:ブロゾヴィッチ、モドリッチ、クラマリッチ、コヴァチッチ、ハリロヴィッチ
FW:マンジュキッチ (4‐2‐3‐1)

Sub:ヴァルギッチ、カリニッチ、ヴルサリコ、プラニッチ、ヴィダ、イェドヴァイ、ミリッチ、パシャリッチ、イェラヴィッチ、チョップ、オリッチ、ピアツァ

報道通り、ラキティッチは怪我の影響でベンチ外でした。

若手を試したうえで非常にいい試合でした。コヴァチ下で初めてプレーしたハリロヴィッチとクラマリッチは素晴らしい出来でコヴァチも絶賛。ラキティッチが負傷欠場もモドリッチとブロゾヴィッチの2センターは補完性がよく素晴らしかったです。マンジュキッチはしっかり決めてエースの風格。プレティコサが引退した正GKにはスバシッチ、ほとんど仕事はなかったですが1つスーパーセーブを見せ力を見せつけました。

選手を多く変えた後半は主力を軒並み変えデビュー組を多く入れたこともあってやや低調な出来。チョップはシュートは打つも組み立てに絡めず。パシャリッチはちょっと浮き足立ってパスミスも目立っちゃったかな。イェドヴァイはRBでの出場でしたが積極的に攻撃のも顔を出してよかったです。ピアツァはまだA代表レベルじゃないかな。


試合後会見です。

コヴァチ監督
「これがクロアチアのクオリティーだ。とくに前半は素晴らしかった。私たちはたくさんのチャンスを手にし、2度もクロスバーを叩いた。もっと圧勝できたと思うよ。後半は少し自分たちのリズムを失ってしまったが、それがそのまま今後の課題になるだろう。」

「私は非常に満足している。選手たちは素晴らしい仕事をしてくれた。彼らは良く適応し、予選に向けて準備万端のようだね。」

「ハリロヴィッチは素晴らしかったよ。クラマリッチはボックス内でまるでシュケールを思い起こさせる出来だった。彼らは代表に呼ばれるべくハードワークをしてきたし、その気持ちがはより強くなっている。恐れるのはないよ、彼らはまるで代表での経験がもうすでにあるかのようだった。」

「私たちに多くの解決策があり、来るべき試合に向け確実に対応できるんだ。マルタ戦は今回と同様のものになるだろう。私たちはより冷静沈着になり、より早く点を決めれるようにならないといけないね。」

9/4 Croatia vs Cyprus 試合前会見、報道


  • 試合前報道


*クロアチア紙「Index.hr」の予想スタメン。プレティコサの引退したGKにはスバシッチ。スルナ、モドリッチのいつものメンバーに加えてバルセロナのハリロヴィッチや初召集のクラマリッチの名前も 


*「Sportske Novosti」の予想スタメン 
スバシッチ スルナ、チョルルカ、ロヴレン、ストリニッチ ブロゾヴィッチ、モドリッチ クラマリッチ、コヴァチッチ、ハリロヴィッチ マンジュキッチ(4-2-3-1)

*クロアチアメディアの「Sportske Novosti」は今日のクロアチア代表戦に向けて『コヴァチ革命。偉大なチームを作り上げるか、それとも大問題を引き起こすか』と報道。

*Sportske Novostiによると、昨日のトレーニングでラキティッチは大腿四頭筋に痛みを訴え、今日のキプロス戦は欠場する見込み。イェラヴィッチも負傷により今日のキプロス戦は欠場する可能性があるとのこと


  • 会見、インタビュー

コヴァチ監督
「今日は何人か新しい選手にチャンスを与える。交代枠は6枚しかないから全員は使えないけどね。代表のユニフォームを着ることは特別なことであり簡単なことじゃない。」

「ブラジルW杯よりもいくつかの部分で違いを見せたいし我々は前に進んでいるよ。」

「キプロスは(この後EURO予選で戦う)マルタよりも確実に強い。CLやELでも活躍するクラブや選手がいることでも明らかだ。」

「今日はただ勝つだけじゃなくて、美しく魅力的なフットボールを披露したい。我々の優秀な選手たちが一体となり、完全なチームとなる必要がある。」

「私たちは今までやってきたことを継続しながら、新しい要素も付け加えていく。今度の2試合とも試合を支配して勝ちたいね。親善試合のキプロス戦では何人か新しい選手にチャンスを与える。その上で、EURO予選のマルタ戦に向けてよりよい状態になるようにしていくつもりだ。」

「全ての試合が重要で、新しい大会の初戦はなおさら大事だ。ブルガリアは難しい相手だし、それはルドゴレツがCLで成功しているのを見れば分かるだろう。ノルウェーはいつもタフでアグレッシブなチームだ。」

「もちろんクロアチアとイタリアがグループ突破の最有力だろうし、私もこのチームがEURO2016本戦に出場できる自信を持っているよ。」

「マルタは常に彼らのスタイルを維持するチームだ、だから我々は勢いをつけるためにも早めにゴールを決める必要がある。それに、サポーターはそれを若い選手に期待しているんじゃないかな。」

「クロアチアは何もシステムは変えない。このまま、全てがうまくいくはずだ。」


コヴァチッチ
「イタリアには慣れたし、やっと初ゴールを決めることができた。インテルができるだけいい順位になれるよう望んでいるよ。もっとも重要なのは勝つことだ。点を決めれたら尚更良いんだけどね。今のインテルは若い選手が多くて、それが僕にとってはいい面もあるんだ。」

「ブラジルでのパフォーマンスは既に分析済みで、僕らはよりよいチームになろうとしている。ただ、過ぎたことはもう忘れるべきだ。EURO予選に切り替えて待ち受けるタフな試合に備えなくちゃいけない。キプロス戦はもうすぐ目の前にきているんだ。」

「EURO予選でサンシーロでプレー出来るのは嬉しいし、イタリア戦は良い試合になるだろうね。ただ重要なのはスタジアムや相手に関わらず全ての試合でいいプレーをすることだ。僕たちのタレントをもってすれば、グル―プをトップ通過するのも可能だろう。」


クラマリッチ(初召集)
「代表にいることは僕にとって本当に名誉なことだし嬉しい。僕の力を練習から示さなくちゃいけないと分かっているよ。皆がポジションを求めている。90分でなくても、僕はベストを尽くすだけだ。」



2014年9月4日木曜日

登録枠から考えるチェルシーの夏の補強 Part4(総括編)

昨日の夜中にプレミアリーグ及びCL登録メンバーがチェルシー公式HPで発表されました。ついでに、レミーの背番号が18番に決まりました。
(http://www.chelseafc.com/news/latest-news/2014/09/remy-takes-18-as-squad-lists-announced.html)


登録の決まりごとだとかはPart1から読んでいただけたらだいたいわかると思うので、ぜひそちらをご参照ください。
登録枠から考えるチェルシーの夏の補強 Part1
登録枠から考えるチェルシーの夏の補強 Part2
登録枠から考えるチェルシーの夏の補強 Part3
あと、夏の市場のまとめはここからどうぞ。
登録枠から考えるチェルシーの夏の補強 Part3.5(市場まとめ編)


ということで、早速登録メンバーを見てみましょう!

[プレミアリーグ]
*登録メンバー
1 ペトル・チェフ 
2 ブラニスラヴ・イヴァノヴィッチ
3 フィリペ・ルイス
4 セスク・ファブレガス HG
7 ラミレス
8 オスカル
10 エデン・アザール
11 ディディエ・ドログバ
12 ジョン・ミケル・オビ
13 ティボ―・クルトワ
14 アンドレ・シュールレ
17 モハメド・サラー
18 ロイク・レミー
19 ディエゴ・コスタ
21 ネマニャ・マティッチ
22 ウィリアン
23 マーク・シュウォーツァー
24 ギャリー・ケイヒル HG
26 ジョン・テリー HG
28 セサル・アスピリクエタ

*Under-21の選手 ※登録せずに試合に起用可能
5 クルト・ズマ
6 ネイザン・アケ
31 アンドレス・クリステンセン
32 ジェレミー・ボガ
33 ミッチェル・ビーニー
34 ルイス・ベイカー

合計20+6名 (HG外選手17名、HG選手3名、欠員枠5)


[チャンピオンズリーグ]
*登録メンバー
1 ペトル・チェフ 
2 ブラニスラヴ・イヴァノヴィッチ
3 フィリペ・ルイス
4 セスク・ファブレガス HG
5 クルト・ズマ
7 ラミレス
8 オスカル
10 エデン・アザール
11 ディディエ・ドログバ
12 ジョン・ミケル・オビ
13 ティボ―・クルトワ
14 アンドレ・シュールレ
17 モハメド・サラー
18 ロイク・レミー
19 ディエゴ・コスタ
21 ネマニャ・マティッチ
22 ウィリアン
24 ギャリー・ケイヒル HG
26 ジョン・テリー 自クラブ育成
28 セサル・アスピリクエタ

*B List(一定の条件を満たした若手選手、登録せずに試合で起用可能。人数は無制限)
6 ネイザン・アケ
31 アンドレス・クリステンセン
32 ジェレミー・ボガ
33 ミッチェル・ビーニー
34 ルイス・ベイカー

合計20+5名 (HG外選手17名、HG選手3名うち自クラブ育成選手1名、欠員枠5)


プレミアとCLを比較してまず目に付くのは、シュウォーツァーがCL登録メンバーから外れることに。理由は、ズマはPLでは登録不要だけどCLでは登録しなくちゃいけないから。CBを削るわけにはいかないのでシュウォーツァーを外してズマを登録、ってことですね。CLの第3GKはビーニーが務めることに。

やっぱりまだまだHGの選手が少ないので、今年も登録枠25名をフルで使い切ることはできずに欠員枠をだすことに。まあ守らなくちゃいけないわけでもないんだけどね。イングランド人選手についてはPart3で書いたし、チェルシーと同じくシティもイングランド人が少ないって言われてるけど、その2チームが優勝候補筆頭でかつその2チームにケイヒルとハートというイングランドの柱がいるってことでだいたい分かるかなと。

欠員枠が出てる分は若手で補いましょう!とうことでPSMでも試されたメンバーが何人か。ズマはともかくアケとクリステンセンは完全にトップチーム帯同って話もあります。CLのBリストは人数無制限ですが、チェルシーでは条件(Part1を見ましょう)を満たす選手は5人でした。ちなみにアーセナルは13人、流石ですね。
(調べたらアトレティコは20人以上いました、驚愕)


ここから移籍関連のお話を。

モウもずっと言っていたけど、HG外選手はPLもCLも17名までしか登録できない関係で、ヒンケルくんがミランに行くことに。仕方ないとしか言いようがない。ヒンケル自身も、本当は残る気だったけど自分が登録を外れると知ってから移籍を決意したって話もあります。

HG枠の調整で放出の噂が挙がってたのはチェフ、ミケル、ヒンケル、サラーだったけど、チェフはモウも残留を要請。その上でミケル、ヒンケル、サラーでヒンケルに需要が出たからヒンケルがローンってことになったんじゃないかなって思います。ポジションの層的にもサラーよりはヒンケルorミケルだし、ミケルの方が守備を考えた時残したいタイプだよね。

トーレスに関しては登録枠って話じゃなくて、単純にミランが欲しがったからどうぞってお話。移籍のやりかたでちょっと揉めたけど無事に放出できて即座にレミーをゲット。FWはトーレス・バ・エトー→コスタ・レミー・ドログバに総入れ替えになったけど、これぐらいしたほうがよかったと思うし、充実の3枚なんじゃないかな。

補強は足りないところを補って余りあるというかむしろストロングポイントになったんじゃないかってレベルの選手を軒並み連れてこれたのは本当によかった。コスタとレミーの実力十二分の2人に、リーガ優勝を支えたフィリペとクルトワ、プレミア最高のオーガナイザーのセスク、本当に楽しみなシーズンになったなあ。早い段階で済ませられたので、終盤は若手の貸し出しと登録枠の整備をするだけだったのも良かった。

唯一ちょっと薄いと感じるのはCB。トップレベルの選手はJT、ケイヒル、イヴァノの3人でJTはやっぱり年齢面で懸念が若干(そう言ってたら昨季は圧巻のパフォーマンスで土下座するしかなかったけど)。ズマ、アケ、クリステンセンが控えになるわけだけど、やっぱりトップレベルの試合で彼らを使うのは不安が残る。そう考えると昨季のシティ戦のカラスはほんとに凄かったよね。

やぱりモウもそれは感じてたんだと思う。ということで最終日に失敗に終わったけど動きが。チェルシーはサラーをインテルに貸し出す方向で動いていたみたい、で、空いた枠にCBをレンタルで獲得する予定だったんだと思う。サラーのレンタルはインテル側が撤退したせいで破談になったけど、まあだからと言ってそれがよくないことじゃないし、100点から120点にできなかっただけ。CBに関しては、来期はチャロバ、オメルオ、カラスが戻ってくるのでレンタルで獲得するのが得策だったかなと。ということで、狙っていたのはきっとシティのセルビア人。プレミアのクラブほぼみんなが欲しがったみたいだったもんね。シティがプレミア内で出したくなかったみたいで結局残留しちゃったけど、彼。


今シーズンを戦う陣容もこれで固まりましたと!言い訳ができないスカッドだし、リーグ優勝しましょう。本気で期待してるから。

-------------------

余談というか、僕の個人的な戯言。シュナイデルランが最終日に来ないか心の隅で祈ってた。高いレベルで4231をやるにはマティッチの相方がいないと思ったから…。しかもシュナイデルランってフランス人だけどHGなんだよね。欲しかったなあ…。

登録枠から考えるチェルシーの夏の補強 Part3.5(市場まとめ編)

今回はPart3.5ってことで、まとめ編です。じきにプレミアとCLの登録メンバーが出るはずなので、そこで締めくくりの記事を書いて終わりにしようかなと(タイトル的にもね)。

市場の総括はPart5でちゃんとしますけど、かなり良い市場だったのではないでしょうか!
欲しいところにしっかりと計算できる選手を獲れたし。市場の過程では悲しい別れや、え、そこ行っちゃうの!?みたいなショックもありましたが、終わってみれば満足いくものだったかなと。メディアやジャーナリストたちも手放しで褒めてる印象。

とりあえず、ざっと書き出しましょうね。その後、思うところがある選手にそれぞれちょろっとコメントつけて今回は終わりです。あくまで、まとめ。総括は次回。

[レンタルバック] ※再レンタル組は除く
GK ティボ―・クルトワ(←アトレティコ・マドリー)
CB クルト・ズマ(←サンティティエンヌ)
RB トッド・ケイン(←ブラックバーン)

[獲得]
CMF セスク・ファブレガス(←バルセロナ) €33m
CMF マリオ・パシャリッチ(←ハイドュク・スプリト) €3m
ST ディエゴ・コスタ(←アトレティコ・マドリー) €39.5m
LB フィリペ・ルイス(←アトレティコ・マドリー) €20m
ST ディディエ・ドログバ(←ガラタサライ) Free
ST ロイク・レミー(←QPR) €10.5m
合計€106m

[放出] ※レンタル除く
LB アシュリー・コール 契約満了
CMF フランク・ランパード 契約満了
ST サミュエル・エトー 契約満了
CB サム・ハッチソン 契約満了
CB ジョナタン・ムレバ 契約満了
ST ジョン・ピレス 契約満了
ST ミラン・ラルコヴィッチ 契約満了
GK エンリケ・イラーリオ 引退(チェルシーのGKコーチへ転身)
CB ダヴィド・ルイス(→PSG) €50m
ST デンバ・バ(→ベジクタシュ) €6m
LB パトリック・ファン・アーンホルト(→サンダーランド) 非公開(€2m?)
ST ロメウ・ルカク(→エヴァートン) €35m
RB イサーク・セワンカンボ(→NAC) Free
CMF ビリー・クリフォード 契約解除
AMF ジョージ・サヴィル(→ウォルバー・ハンプトン) €1.2m
合計€94.2m

[貸し出し]
RB ウォレス(→フィテッセ) 
LMF クリスティアン・クエバス(→ウニベルデラ・デ・チリ)
CB トーマシュ・カラス(→ケルン)
AMF トルガン・アザール(→ボルシアMG)
AMF ベルトランド・トラオレ(→フィテッセ)
CMF マリオ・パシャリッチ(→エルチェ)
CB ケンネス・オメルオ(→ミドルズブラ)
AMF ルーカス・ピアゾン(→フランクフルト)
LB ライアン・バートランド(→サウサンプトン) ※£10mの買取OP付
AMF ガエル・カクタ(→ラージョ)
AMF ジョン・スウィフト(→ロザラム) 
CMF オリオル・ロメウ(→シュツットガルト)
AMF ジョアン・ロドリゲス(→バスティア)
AMF クリスティアン・アツ(→エヴァートン)
ST スティペ・ペリツァ(→NAC)
AMF ヴィクター・モーゼス(→ストーク)
AMF マルコ・マリン(→フィオレンティーナ) ※£4mの買取OP付
CMF ジョシュ・マクイクラン(→フィテッセ)
ST フェルナンド・トーレス(→ACミラン) ※2年間のローン
ST パトリック・バンフォード(→ミドルズブラ)
ST イスラム・フェルツ(→OFIクレタ)
CMF マルコ・ファン・ヒンケル(→ACミラン) ※買取OP無し、給料はミランが負担、出場試合数に応じて追加OP付き
AMF ウリセス・ダヴィラ(→テネリフェ)
GK マテイ・デラチュ(→アルル・アヴィニョン)
CB ナザニエル・チャロバ(→バーンリー) ※半年のローン
GK ジャマル・ブラックマン(→ミドルズブラ) 


*ティボー・クルトワ
色々揉めましたがとりあえず現状は彼が守護神です。フィードやスローイングはチェフに劣るものの(これが素晴らしいチェフを見慣れてる我々の目が肥えすぎてるのが悪い)、肝心のセービングは圧巻の一言。反射神経だけじゃなく、1対1や競り合いにも強い。レスター戦なんて、ここまで完璧な1対1は見たことなかった。目を見張るのはハイボール処理の安定感、素晴らしすぎる。この若さで世界屈指のGKです。新たに5年契約を用意してるみたいだし、軽く10年はGKには困らなそう。

*クルト・ズマ
獲得自体は昨冬に終わらせていて、やっと合流した"ハッピーズマ"。マティッチがbeastならズマは怪獣でいいんじゃないですかね(適当)。ただ、PSMで軽い対応だったりが目立ってトップレベルの試合では使いにくい選手なのも事実。JTとケイヒルからいっぱいいっぱい学んでください。

*トッド・ケイン
レンタル先が見つからず(?)、結局残留。ブラックバーンではわりと使われてたみたいだし、結構期待してたり。PSMでの怪我が残念だった(しかも、治った後また怪我した)。カップ戦とか普通に出番ありそう。

*セスク・ファブレガス
本当に本当に来てくれてありがとうございます。間違いなくプレミア最高のパサーでありゲームメイカー。しかもバーゲン価格。こんな選手にポジションがないなんて考えられません!モウのチームの中で見せるバルサチックな動きが異質でたまらないですね。ただ、上位相手に2センターで使うと守備面で大きなリスクあり。トップ下できるのも嬉しい。

*マリオ・パシャリッチ
現地風に読むとパ"シャ"リッチです。本人はスペインでプレーしてみたかったらしくエルチェ行きは大正解なんじゃないかな。モウに相談したらいい言葉をかけてもらったらしく嬉しそうでした。

*ディエゴ・コスタ
やっとストライカーがチェルシーに…。開幕3試合でストライカーのいる恩恵を受けまくってます。怪我だけが心配、ハムストリングはわりと癖になってるみたいだし。

*フィリペ・ルイス
ショーやモレノの噂もあったけど、実績と経験値ではフィリペが1番だったかなと。今までのチェルシーにはいなかった周りと組んで崩すタイプのSB。ただ、今までにないタイプ故に、PSMではなかなかリターンがもらえなくて可哀想だった、もうちょっと馴染むには時間かかりそうだけど、馴染んだらアスピとフィリペ、異なるタイプの最高の選択肢に。

*ディディエ・ドログバ
KING IS BACK.

*ロイク・レミー
どうしてリバポのメディカル落ちたんだろう。チェルシーのメディカルスタッフはすごく優秀なので大丈夫なんだろうと安心してますね。昨季は26試合14G3Aで実力は十分。ただ、今までと違ってチェルシーだと相手は軒並み引いてくるだろうし、そこで結果が出せるかが鍵。

*アシュリー・コール
ローマでの新たな挑戦を応援したいな。CL参戦のローマに色んな物をもたらしてあげてほしい。開幕戦もスタメンだったね。

*フランク・ランパード
どうあっても私のヒーローなのは変わらないです。

*ダビド・ルイス
まずはビジネス面から。最高のタイミングで最高の価格で売れました。で、心情的に言えば、すっごい寂しい。陽気で優しくて他人思いなルイスがいなくなるのはただただ寂しい。ユナイテッド戦のゴールは忘れることはないよ。

*デンバ・バ
チームが苦しいときに、FWが足りない時に来てくれてありがとう。その後苦しい時期ばかりだったろうけど、腐らないでいざというときにチームを救ってくれてありがとう。本当に、救世主でした。

*ロメウ・ルカク
彼がチェルシーのエースになるのを見たかった、心底見たかった。でも、出ていきたいなら止めることはできない。結果論だけど、コスタ&ドロ様と争うよりはトーレス&バと争った方がよかったんじゃないかなあ。人生タイミングだね。

*トーマシュ・カラス
シティ戦以降、他サポの人に「使わないならカラスくれ!」とめっちゃくちゃ言われるように。育って帰ってきてほしいね、来期はトップチームに普通にいそう(それかプレミア内でレンタル)。

*トルガン・アザール
将来有望なアザール弟。まだ粗削りだと思うし、モウを満足させる実力をつけてきてほしい。モウが
試合を見に来てくれただけで僕は嬉しいんだ!とかもう健気すぎて。

*ケンネス・オメルオ
W杯ではナイジェリアのバックラインを支えたオメルオは今年もカランカのところへ。来期はトップチームらしいので、チャンピオンシップでMVP獲ってきてください。

*ルーカス・ピアゾン
「カカ2世」と言われてチェルシーに来て、そろそろある程度モノになってほしいところ。フィテッセでは最高のスタートからクソみたいな終盤だったみたいなので、今季はよりレベルの高いところで継続性をテーマに。

*ライアン・バートランド
ロンドン五輪TeamGBのレギュラーも伸び悩み感。キャリアハイが決勝でCLデビューとか正直出オチ感が否めないのでセインツで頑張りまくってほしいところ。ただ、頑張りまくられたら買い取られてしまうジレンマ。

*ジョン・スウィフト
U21のイチオシのスウィフト君はチャンピオンシップに。外様として出場機会争いに揉まれる経験は大きなものになるはず。期待してるよ!

*オリオル・ロメウ
まさかの契約延長を勝ち取ったロメウ。PSMでCB2人の間に降りてきてパスを出すのを見たら、ああロメウだ、と思ったよね。もっと縦パスをガシガシ入れれるようになってほしいので、ドイツでの成長に期待。

*ジョアン・ロドリゲス
バスティアデビュー戦はわりと鮮烈なものに。労働許可が下りない例のパターンみたいだけど、国籍的にもハメス2世になってほしいよね。

*クリスティアン・アツ
昨季のローン組では1番成功した選手(クルトワ除く)。えばとんでも出場機会は確保した上でのレンタルみたいなので、結果をがむしゃらに求めてほしい。それがチェルシー帰還への一番の近道。

*スティペ・ペリツァ
クロアチアのU21のエース。NACへの再レンタル、昨季は途中出場が多かったので今季はスタメン奪取を!キャプテンに「NACが欲しいのは若手じゃなくて経験豊富な選手だ」とか言われたのを後悔させてやりましょう。

*ヴィクター・モーゼス
結局出されたローゼス。ローンのモーゼスでローゼス(流行らせたい)。頑張るしかないです。チェルシー愛は痛いほど感じるよ。

*マルコ・マリン
正直獲得してごめんなさい感が漂ってきてしまった。1にも2にも怪我しないでください、力はあるんだから。

*ジョシュ・マクイクラン
昨季はウィガンでもパッとせず、リア充大学生みたいなTwitterばかり見てるとそろそろ大成しろと言いたくなるジョシュ。「僕の長所はパスセンスとそれを繰り出す視野だ。まさに6番の選手だ」とか言ったんだからフィテッセで圧巻のパフォーマンスを見せてください。

*フェルナンド・トーレス
単純にトーレスがいないの、さみしいよね。でも、トーレスがベンチ外のレスター戦の雰囲気で、もうそういうタイミングなんだなって誰もが分かったはず。2年のレンタルだけど、2年後には契約満了なので実質完全移籍。チェルシーもこの取引で1500万ポンド以上節約できるみたい。トーレスが残してくれたものはたっくさんあります。CLで再会したいなあ。

*パトリック・バンフォード
昨季は2部で大暴れして、PSMでも結果を出して、今季はボロへ。PSMでゴール決めたあとの超嬉しそうなインタビューが印象的。ボロにはベルギーから来たライバルもいるけど負けないでください。

*イスラム・フェルツ
ロシア行きで決まりかけてたけどフェルツがドタキャンして結局ギリシャへ。思ったより伸びてないしこのままだとラルコヴィッチみたいになっちゃうかも。頑張れ。

*マルコ・ファン・ヒンケル
チェルシーに残りたかっただろうけど、登録枠の関係上出さざるを得なかった。オランダのほとんどのクラブが興味を示したらしいけど戻る気はなくて、そこへミランが、ってことでイタリアに。20試合以上出たらボーナス、20試合以上出さなかったら懲罰ボーナスみたいのがあるらしく出場機会はちゃんと用意されてるので2回りくらい大きくなって、来期はチェルシーで大暴れしましょう!

*マテイ・デラチュ
チェルシーに加入して何年もたつのに今年のPSMでやっとチェルシーのユニを着て試合に出れた苦労人。全部労働許可を下さないイギリス政府が悪い。来年には降りることになる見込みなので、フランスで頑張りましょう。

*ナザニエル・チャロバ
ついにプレミアの舞台に。半年レンタルなので、大暴れすれば後半戦はチェルシーの選手になりえるかも。ぜひレギュラーの座を掴んでほしい。

*ジャマル・ブラックマン
チェフが残留したので、最終的にローンでボロに。半年ローンなのはチェフが冬にどうなるかまだ分からないからなんじゃないかなあ…。とはいえ、ボロのGKを1人弾きだしてしまったので相応のパフォーマンスを。