2014年7月31日木曜日

ディナモ・ザグレブ、バルセロナユースのキャプテンを獲得

ディナモザグレブは7月31日、バルセロナからFWダニ・オルモを獲得したと発表しました。


オルモは16歳のFWで、スペインU16代表でもあります。バルセロナのユースチームではキャプテンを務め、チーム内の得点王でもあったそうです。スペイン国内でも将来を期待される選手の1人だそう。

オルモのコメントです。
「ディナモ・ザグレブの一員になることができてハッピーだ。僕がここに来た理由はいたってシンプルで、ディナモに来ることが僕のフットボーラーとしての成長にとって一番良い方法だからだ。ディナモは非常にすばらしいユーストレーニング施設を持っていて、素晴らしい仕事をしている。それに、ディナモは若手にファーストチームでプレーするチャンスを与えてくれるんだ。」

「もちろん、モドリッチやハリロヴィッチ、コヴァチッチ、マンジュキッチ、それにロヴレンもこのクラブで育ったことを知ってるよ。みな、いまやレアルマドリーやリヴァプールといったビッククラブでプレーしてる選手だ。」



…なんでこんな選手がディナモに来たんだ(困惑) ともかく、ディナモが素晴らしい選手を獲得したのは間違いないわけで、非常に将来が楽しみです。オルモも言及していましたが、ディナモのユース施設は世界でも指折りのもので非常に高い評価を受けています。だからこそ、言語などの環境に適応できるかと言った生活面での不安がちょっと心配でもあります…。本人はクロアチアを気に入ってるらしく、それがプラスに働いてくれるといいですね!

7/30 Dinamo Zagreb vs Aalborg BK

CL予選第3ラウンド1st leg。対するオールボーは昨季デンマーク覇者、アウェーゲームでなんとか悪くない結果を待ちかえれればって言うのが戦前の気持ち。

オールボー 0-1 ディナモ @ノルディスケ・アレーナ
得点者:ブロゾヴィッチ(49')

GK:エドゥアルド
DF:ピント、シガリ、シムニッチ、ピヴァリッチ
MF:アデミ、ブロゾヴィッチ、マシャド
FW:スーダニ(アンドレヤシェヴィッチ 79')、アントリッチ(ゴンサロ 70')、チョップ(ピアツァ HT)

アウェーで勝てた―!!!しかも無失点、貴重なアウェーゴールを手土産にザグレブに帰れるとかちょっと出来すぎ感すらある。ほんとに良かった。

先制点はブロゾヴィッチ。競り合いの中でスーダニが落としたボールを拾ってエリア内で左斜め45°くらい?のところからゴール右隅に沈めた。いやあ、巧かった。相手DFを交わしてGKが届かない位置に決めた、素晴らしかった。

お互い国内リーグ戦は開幕していて、チームとしてはそれなりの仕上がりがあるはずだった。けど、ディナモはこの夏に10人近く補強しているために完成度が比べると段違い。デンマーク覇者は流石の強さ、基本的に攻められる展開で苦しい90分だった。それでも、相手の決定力の無さに助けられたり、エドゥアルドが何度もファインセーブで救ってくれたりで乗り切った。

ディナモも個の力では負けてなかった。スーダニは流石のプレーで何度もチャンスを作りシュートを放った。マシャドも持ち前のスピードとキレで相手を翻弄して決定機を作った。シムニッチは空中戦で流石の強さを見せた。ブロゾヴィッチは、ゴールシーン以外でも攻守に段違いのクオリティを見せてくれた。後半は相手もこのままじゃ終われないと焦ったが故にカウンターの隙が生まれ、そこを個で突いて惜しいシーンも作れた。

なにより、ゴールマウスに立ちはだかるエドゥアルドが凄まじかった。何度もシュートをはじき、飛び出してピンチを処理し、チームを救った。現役ポルトガル代表GKがいる安心感はとてつもないものがあった。個人的MoMは間違いなくエドゥアルドだよ、本当に凄かったよ。

交代策もよかった。得点の匂いが全然なかったチョップを前半で切って仕掛けられるピアツァを入れることでチャンスが増えた。得点してからはFWに代えてゴンサロ、アンドレヤシェヴィッチを入れて中盤を厚くし、守備を固め、無失点で乗り切ることに成功した。

正直、出木すぎだったと思う。でも、CLだし結果が一番。最高に近い結果を持ち帰って2nd legを迎えられる。慢心することなく、勝ち抜いてほしい。

7/30 Chelsea vs Vitesse

オランダで身内との親善試合。ヒンケルは古巣に凱旋。同じころ、イングランドでは違う盛り上がりがあったけどそれはまた別のお話し。ちなみに後半はディナモのCLを一緒に見たのでなかなかにフワフワした記憶しかなかったり…←

チェルシー 3-1 フィテッセ @ヘルレドーム
得点者:サラー(4')、セスク(24' FK)、マティッチ(76')

GK:チェフ(ビーニー 82')
DF:アスピリクエタ、イヴァノヴィッチ(チャロバ 82')、ケイヒル(ズマ 80')、フィリペ(テリー HT)
MF:マティッチ(ボガ 80')、ヒンケル(ロメウ 67')、サラー(アケ 71')、セスク(ベイカー 76')、トーレス
FW:コスタ(ソランキー 79')

無難に勝利。セスクがトップ下で先発、トーレスはこの試合も右サイド。フィテッセはトラオレ、ウォレスが先発。

開始4分でチェルシーがあっさり先制。コスタが抜け出してフリーのサラーに折り返し、それをサラーがチャント決めた。オフサイドだったけど、抜け出したからにはコスタは自分で打つかな?と思ったらパスを出したからちょこっと驚いた。周りも見えてて自分なりにしっかり状況判断してるのかな。

追加点はFK。セスクがそのまま沈めた。いやあ、うまかった。今季からはFKも得点源になるのかと思うと胸が躍るよね。ルイス砲もロマンがあって好きだったけど。

お互いシュートを結構打てた前半で、チェフにもファインセーブがいくつかあった前半。フィテッセは打てたらミドルでもガツガツ打ってくるチームみたいで、縦パス入れられてしまったシーンもわりと。それでもケイヒルやフィリペらDF陣が頑張って無失点。

後半開始時はテリーが入ってアスピがレフトバック、イヴァノがライトバックに。

3点目。マティッチが前プレで潰したところからコスタが掻っ攫って独走、最後は打つと思ったらまたマティッチに折り返してしっかり決めた。一連のマティッチは良かったし、コスタはなんというか、いい人だなあ。推進力があってガツガツしてるんだけど、こういうシーンで仲間を選択したり。チームに溶け込んでいってる気がしてよかった。

そのあとはアケをレフトバックにしてアスピを前にあげたり、トーレスをトップにしたり。若い選手が多くなってガチンコ感は薄れよりPSM仕様に。

そしたら失点。ボックス内でファーに折り返されたのをビーニーと誰かがお見合いみたいな感じになって、その隙を突かれて決められてしまった。この時のDF陣はテリー以外はみんな若手だったし、連携面で至らない部分があったのかも。その後、そのまま3-1で試合終了。


この試合で個人的に面白かったのは前半のマティッチ、ヒンケル、セスクの位置関係。マティッチはボランチだけど最前線までプレスに行ったり、セスクはトップ下だったけどDFラインまで下がって組み立てたり、ヒンケルがBoxに進入したり。誰かが動いたらそこをカバーできる選手たちなので、連動性がすごく興味深かった。一時的に433チックになったりもしたし。ラミレスが帰ってきてどうなるかもまた楽しみだなあ。

コスタ、2試合で1ゴール2アシスト。すっかりなじんじゃってる感。キープ力と推進力は申し分なしで前線からチームを引っ張ってくれてる。

あと、チェフは本当にプロだなって。肩の怪我で開幕ギリギリだったはずなのに、こうしてPSMに間に合わせてきてる。クルトワにポジションを簡単に明け渡す気なんてさらさらないと言わんばかりに。Skyに出てたコメントもプロ根性の塊で泣かせる。対するクルトワもこの日にチームに合流。次のブレーメン戦では45分プレーさせたいってモウは言ってたし、本格的にポジション争いが幕開け。こっちも目が離せない。

7/27 Chelsea vs Olimpija Ljubljana

この試合からW杯グループステージ敗退組が合流。

チェルシー 2-1 オリンピア @スタディオン・ストジツェ
得点者:コスタ(56')、ズマ(64')

前半
GK:デラチュ
DF:アスピリクエタ、ズマ、ケイヒル、フィリペ
MF:マティッチ、セスク、サラー、ボガ、ブラウン
FW:コスタ

後半
GK:チェフ
DF:イヴァノヴィッチ、ズマ、テリー、アケ
MF:マティッチ(チャロバ 71')、セスク(ロメウ 69')、ヒンケル、サラー(ソランキー 71')、トーレス
FW:コスタ(バンフォード 71')

Sub:クリステンセン、スウィフト、ベイカー

逆転勝ち!デラチュはやっとチェルシーのユニフォームを着てデビュー。コスタ、セスクも初めて青いユニを着たと。

先制したのはオリンピアの方で前半40分。左サイドの深い位置でブラウンがなぜかクリアせずに中に不用意なパス、それを案の定さらわれて決められたと。相手のフィニッシュも素晴らしいものでデラチュにはノーチャンス。ブラウン君は反省しましょう。

後半から半分くらいメンバーチェンジ。マティッチアンカーの433に。トーレスとコスタが同時にピッチに。

同点弾はコスタ。これぞストライカーというようなフィニッシュであっさり点を奪った。こういう場面でシュートを打てなかったり、枠に飛ばなかったりを何度見てきたかなあ。こういうFWが欲しかったんだよ!って今後に期待せざるを得なくなるゴール。

追加点はズマ。ズマもしっかりとチェルシーのCB特有の得点力を継承してくれてるようでなにより。

そのあとはゴールが取り消されたりトーレスがトーレスったりで試合終了。PSMから無人のゴールに向かって外すあたり、コンディション調整はばっちりなのかもしれないね…。

この試合、なかなかにジャッジが酷かった。タックルのジャッジとかもそうだし、イヴァノのゴールが下り消されたのも、ゴールに先に入ってたわけだし。おかげでPSMなのに地味に試合が荒れて怪我人が出ないかヒヤヒヤ。


印象的だったのはセスク、素晴らしかった。パスの精度がずば抜けてるしし、長短使い分けてゲームを組み立ててくれて、来てくれてほんとによかった。マティッチとのコンビがこなれてくれば守備面も安定してくるだろうし、見てて楽しくなる選手。コスタもPSMとはいえチェルシーとしての初めての試合でゴールを決めてくれた。新戦力がうまく溶け込めてそうで、すこし安心した。

デラチュも、いい出足でクロスに対処したりファインセーブもあったりで安定してたと思う。労働許可が下りなくてレンタルばかりだけど、腐らず頑張ってるんだろうなあ。試合後は嬉しそうにtweetしてて、今後も頑張ってほしいなって思った。


蛇足のお話。おかえり、ドロ様。ベンチにあなたがいるのを見るだけでなぜか安心感がありました。

2014年7月23日水曜日

7/22 Dinamo Zagreb vs Zalgiris

CL予選2ラウンドの2nd leg。1st legは2-0でディナモがホームで勝ってるのでこの試合は無理にリスクを冒す必要はなし。

ザルギリス 0-2 ディナモ
得点者:スーダニ、シムニッチ

GK:エドゥアルド
DF:イバニェス、シムニッチ、シムノヴィッチ、ピント
MF:アデミ、マシャド、ブロゾヴィッチ(→ゴンサロ)
FW:アントリッチ(→チョリッチ)、ラドニッチ(→スーダニ)、ピアツァ

Sub:イェジナ、シガリ、レコ、アンドレヤシェヴィッチ

勝ちました!アウェーゴールも奪って圧倒的優位なまま無失点で終了、なかなかにいい出来だったのでは。内容はしょっぱかったけど、次に進めたほうが大きいよね。

前半はお互い決め手に欠きすぎてて塩辛すぎる45分。相手にゴール前までは運ばれたけど怖いシーンはほとんど覚えてないし、ディナモはラドニッチが決定機を3本外すし。

後半頭からディナモは外しまくったラドニッチ→スーダニ。エースを投入したらその1分後、スーダニが裏に抜け出してダイレクトでループシュート。ボールは相手GKをあざ笑うかのようにゆっくりとゴールに収まりましたと。いやあうまかった。投入から1分で決めてしまう、本当にエース。

2点目はCKからシムニッチが頭で。流石はエアマスターといったところ。

そのまま特にこれと言ったこともなく試合終了。相手は開始からテンション高かったけど、先制されてからは少し折れてたかもしれない。ともかく、次に進めたのが一番の収穫!

ひとつ印象的だったのが、マシャドの突破は今後鍵になりそう。ドリブルがはやいし、そこからグラウンダークロスで決定機を何度も演出してた。この試合はそれをラドニッチがほいほい外してたけど、今後もっと見たいなって思うプレーだった。

2014年7月22日火曜日

チェルシー、マテイ・デラチュと契約延長

公式のクラブリリースは出ていませんが、デラチュ本人がTwitterでツイートしてました。


 調べたら2015年までの契約だったらしく、それが事実ならさらに2年間の契約延長ということで2017年までの契約になる、ということでしょうか?

デラチュは昨季はFKサライェボにレンタルされていました。現在はプレシーズンにも帯同していて、オーストリア遠征にも召集されています。今年もレンタル濃厚ではあるんでしょうが、クラブとしても期待をかけているんでしょうかね。クロアチアの次世代のGKとしても期待がかかるだけに、順調に育ってほしいです。

7/16 Chelsea vs Wycombe Wanderers

14-15シーズンの初陣、といっても練習試合なもので勝ち負けよりも優先するものの方が多いかな。

Chelsea 5-0 Wycombe
得点者:バンフォード、ブラウン、JT、イヴァノヴィッチ、ブラウン

前半
GK:シュウォーツァー
DF:ケイン(→ズマ)、クリステンセン、チャロバ、アケ
MF:ロメウ、ヒンケル、ピアゾン、ベイカー、スウィフト
FW:バンフォード

後半
GK:シュウォーツァー(→ビーニー)
DF:イヴァノヴィッチ、ズマ、テリー、ダシルバ
MF:ロメウ(→ヒュートン)、マティッチ、サラー、ボガ、ブラウン
FW:ソランキー


快勝!久々にチェルシーを見てる感じがして楽しかった。若手をウキウキ見れるのもPSMの醍醐味だな~。
PSMのしかも初戦に内容とか求めてもって気もするので、気になった選手への印象を軽くまとめて、それでいいかなーって。手抜きとか言わないで.…。


*マーク・シュウォーツァー
前半は他の選手との年齢差がありすぎてまるでお父さん。特にゴールを脅かされるシーンはなかったと思うけど、CKから飛び出してポロリしたのはいただけなかったかな。W杯でああいうのを軽くキャッチする猛者を沢山見てきただけに余計気にはなった。まあここから上げてくれれば。

*ナザニエル・チャロバ
ボランチ2枚が縦に入れれない煽りを食らってゲームを作ってくれた。ローン先ではボランチみたいだけど、モウの頭の中ではCBなのかな?

*トッド・ケイン
個人的にこの試合の楽しみだった1人。ブラックバーンでは20試合強に昨季は出たみたいで成長を見たかっただけに負傷交代が残念すぎた。軽症だといいな…

*ネイザン・アケ
攻守にやっぱりユースで頭2つ抜けてる。公式HPではトップチーム扱いだし、今季はそういうことなのかも。先制点のアシストは見事、でも、ヘアスタイルだけじゃなくてプレーにも若干ルイス臭のする危うさも見え隠れ?(笑)

*オリオル・ロメウ
CBの間に降りてきてパスをもらいたがるのを見ると「あー、ロメウだ」と久々に実感。先制点のきっかけになったロングパスをはじめとしてサイドチェンジもよかったけど、縦パスが全然入らない。判断が遅いのかなって思った。でも、タイプ的には唯一無二なのは違いないと思う。

*マルコ・ファン・ヒンケル
ランプスの後継者と期待された彼はどこに行ったんだろう…。ボックスtoボックスMFからディープライイングMFになってて辛い。怪我してからU21の試合をの彼も見てきたけどやっぱりプレーエリアが下がった。時折ロングパスで好機を作ったりしてたけど、かつてみたいに動いて仕掛けたりもっとしてほしい。

*ルイス・ベイカー
ボランチから縦パスが入らないせいでしょっちゅう下がって受けに来てた。たぶんやりたいことそんなできてなかったはず。

*ジョン・スウィフト
いいところにしょっちゅう顔を出すところは流石なんだけど、シュートのタイミングがイマイチ。もう1つ前で打てば…とかいうシーンも。

*パトリック・バンフォード
もう第3FWはバンフォードでいいよ(単純)。素晴らしい先制点でした、ストライカーだった。インタビューですっごい嬉しそうでなおさら好感。

*ブラニスラフ・イヴァノヴィッチ
今年も沢山点決めてください。よろしくお願いします。

*ジョン・テリー
同上。頼れるキャプテンです、ほんとに。

*クルト・ズマ
ハ ッ ピ ー ズ マ 爆 誕 。ライトバックもできるんだね。サンダーランドが貸してほしいみたいだけど、残して育ててもいいと思うけどなあ。

*ダ・シルバ
ちっさいくて速い。まわりと並ぶとホントに小さくてかわいいけど、2点目のアシストは見事だった。将来が楽しみ。背も伸びるかな?

*ネマニャ・マティッチ
縦パス入れれるボランチってやっぱり最高ですね。自分で仕掛けれるし、今季はフルシーズン頼みます。

*ジェレミー・ボガ
出してよし、仕掛けてよし、打ってよし。3拍子揃ってる上にセットプレーのキッカーとしても優秀で、圧巻のパフォーマンス。失わないでキープするところもよかった。素晴らしかったです。

*イジー・ブラウン
5点目のゴラッソは凄かった(小並感)。後半だけで2得点の活躍。トップチームでの出番がちょっこっと出てくるんじゃないの?って期待させる出来。

2014年7月17日木曜日

7/16 Dinamo Zagreb vs Zalgiris

ディナモはCL予備予選2ラウンドからの参戦、相手はリトアニアのザルギリス。1st legはホームにて。

Dinamo 2-0 Zalgiris @マクシミール
得点者:スーダニ、アントリッチ

4-3-3
GK:エドゥアルド
DF:ピント、シガリ、シムニッチ、イバニェス
MF:アデミ、ブロゾヴィッチ、マシャド(→アンドレヤシェヴィッチ)
FW:アントリッチ(→ゴンサロ)、チョップ、スーダニ(→ピアツァ)

Sub:イェジナ、シムノヴィッチ、レコ、ラドニッチ



エドゥアルド、ブロゾヴィッチ、スーダニはW杯から戻って来たばかりだけどスタメンに。スーダニに至っては決勝Tに進んだうえにラマダンという・・・。


試合開始からディナモはやたらテンション高かった。奪われたら全員で前からプレス、ポジション放棄してでもみんなでプレスで奪いに行くんだ!!くらいの勢い。ボールを持ったらどんどん前へ前へと、とにかく早く先制点が欲しいって感じで。ラインもかなり高かった。

ただ、プレーが雑すぎてパスがずれたりトラップが大きかったり、ロストもかなり多かった。ただ相手のレベルもそこまで高くなく全力プレスで奪い返してはまたロスト→以下無限ループ、みたいな前半で無得点でハーフタイムに。マシャドら新加入の選手も奮闘するも、ポジションかぶりが頻発したりと連携面はまだまだかなあ。攻めまくってポゼッション70%なのに枠内シュート0本という精度の低さが印象的だった。上げまくったラインの裏を狙われたけど、相手も精度低かったし1度完全に抜かれたのもシムニッチが流石のタックルで処理。

後半はちょっと落ち着いて、攻撃的メンタルはそのままだけど制度を上げることに成功。しょっぱなからチョップ、スーダニにそれぞれ決定機もシュートは枠外に。でも得点の匂いは強まった。

先制点はスーダニ、チョップの落としからしっかり決めてやっと先制。ちなみにこの試合初めての枠内シュート。疲れてるだろうに、スーダニはやっぱり決めてくれる。まさにエース。きっと、8月の終わりにチームを去ってしまうだろうけど、その貢献度はずば抜けてる。

追加点はアントリッチ。失点して相手が少し前がかりになったところから、アデミ→ブロゾヴィッチ→アデミの縦のワンツーから右サイドに展開、受けたマシャドが運んで中にマイナスのクロス。逆サイドから中にフリーで走り込んだアントリッチがしっかり決めた。

そのあとはリスクは冒さず、相手のミスからカウンターしたりゆっくり運んで攻めたり。そのまま無失点で試合終了。後半はかなり良かったんじゃないかな?

内容的にはもっと点が取れたと思うけど、連携もまだまだななかで複数得点クリーンシートだし全然及第点だと思う。うちの精度の低さ以上に相手のレベルが高くなかった。セカンドレグもしっかりやれば普通に突破できると思う。


マシャド、元ポルトガル代表の触れ込みで入ってきて今年は10番。確かにうまかったけど、もっと周りを見てほしいとも思った。バイタルで自分でいきすぎたりしないでワンツーとかで崩してほしい。あと、巧いわりには雑にプレーしてるのが目につくので今後仕上げてほしい。

2014年7月15日火曜日

クロアチアの期待の若手を見てみよう

W杯も終わったことですし、クロアチアの次世代を担う選手のプレーを見てみましょう。


  • マテオ・コヴァチッチ 攻撃的MF 20歳 インテル
クロアチアの宝でインテルの未来。次世代を担うというかもう既にって感じの方が。W杯デビューも果たして、そろそろもう一つ上のステップへ。


  • アレン・ハリロヴィッチ 攻撃的MF 18歳 バルセロナ
ついにこの夏バルセロナへ移籍したクロアチアの至宝。気付いたら18歳になっててこの二年で身長もグンと伸びました。16歳でイブラと握手してたころが懐かしい…。バルサでもっと大きく羽ばたいて欲しい。

  • マルセロ・ブロゾヴィッチ セントラルMF 21歳 ディナモ・ザグレブ
W杯で見つかってしまったコヴァチ監督の秘蔵っ子。そして私の一推し。モドリッチともラキティッチとも違うタイプ。

  • ティン・イェドヴァイ CB 18歳 レヴァークーゼン(ローマからレンタル)
プロデビューから半年でローマ移籍とA代表招集を成し遂げた新星。読みを活かした強気な守備と確かな足下のスキル。ローマでは出番に恵まれなかったけどドイツでの成長に期待。

  • アンテ・レビッチ FW 20歳 フィオレンティーナ
W杯にも呼ばれた超有望株。代表デビュー戦でゴラッソを決めました。昨季は新たな舞台セリエで出番に恵まれず。今季はクラブでの活躍を。
Ante Rebic - Skills and Goals 2013 (なぜか同じように貼れませんでしたごめんなさい)
あと、これが代表デビューゴール

  • シメ・ヴルサリコ RSB 22歳 ジェノア
昨季はジェノアで22試合に出場し、W杯にも選ばれた"スルナの後継者"。W杯ではチーム事情では慣れないレフトバックを一生懸命にこなす姿で見るものの心を打ちました。ミラン移籍間近(2014/7/15時点)

  • ロベルト・ムリッチ FW 18歳 アヤックス
アンダー世代のエースの1人。去年新潟で行われた国際ユース大会で大活躍。将来性を見込まれ名門アヤックス移籍を勝ち取るも現在移籍を巡って元所属のディナモザグレブと裁判中。

  • マリオ・パシャリッチ セントラルMF 19歳 チェルシー
ブラジルW杯予備登録メンバーに選ばれ今夏ハイドュク・スプリトからチェルシーに移籍した19歳。MFながら昨季は二桁得点を記録するなど得点力が最大の魅力。リーガが憧れらしい。

  • スティペ・ペリツァ FW 19歳 チェルシー
昨季はオランダのNACブレダで途中出場が主ながら25試合6ゴール。192㎝と恵体を活かしたプレーが魅力。NACの監督が来季もレンタルさせてほしいと熱望。実は熱心なエヴァトニアン。

  • ドゥイェ・チョップ FW 23歳 ディナモ・ザグレブ
13-14シーズンの国内得点王。得点への嗅覚が随一。ブラジルW杯予備登録メンバーに選出。


  • ヨシップ・ラドシェヴィッチ 守備的MF 20歳 ナポリ
ブラジルW杯予選ベルギー戦で代表デビューを果たし、アザールを削りまくってナポリ移籍を勝ち取る。昨季はナポリで8試合に出場、来季はもっと出番を。

  • アンドレイ・クラマリッチ FW 22歳 リエカ
昨季国内得点ランク2位の前線ならどこでもできるストライカー。チェルシーやCSKAもスカウトを送り込んでいた有望株。各年代代表ではエース格で次はA代表を目指す。

  • マルコ・リヴァヤ FW 20歳 アタランタ
素材は確かも、素行がいかんせん悪すぎる。そろそろ殻を破らないと。

  • イヴァン・モチニッチ セントラルMF 21歳 リエカ
国内リーグで頭角を現したテクニシャン。柔らかな足下から繰り出される繊細なタッチが魅力で、ブラジルW杯予備登録メンバーにサプライズ選出。プレー動画がなかったのでインタビュー動画をどうぞ。

  • イゴール・ブブニッチ CB 22歳 ウディネーゼ
パワフルな守備が持ち味のレフティー。ブラジルW杯では予備登録に選ばれる。ブブニッチも来季はクラブでコンスタントに活躍をするのが目標。
…動画がなかったよ!(憤怒) とりあえず、これを。http://www.transfermarkt.co.uk/igor-bubnjic/profil/spieler/187090

  • トンチ・ムヤン FW 18歳 ハイドゥク・スプリト
12-13シーズンのクロアチア国内最優秀若手選手に選ばれた快足ウィンガー。昨季はデポルBにレンタルもデポルは買取OPを行使しなかった模様。スパーズ、ラツィオあたりが関心を持ってます。

2014年7月14日月曜日

W杯が終わったので個人的にざっくり総括しました。

ドイツ、優勝おめでとうございます!優勝に一番ふさわしいパフォーマンスだったと思います。


さて、いろいろ振り返りというか総括してみました。

[個人的大会ベストイレブン]
GK:ノイアー
DF:ラーム、フラール、マスチェラーノ、カイト
MF:キャバイェ、ブラッドリー、ロッベン、ハメス、ミュラー
FW:サンチェス
監督:ファンハール

Sub:ケイラーナバス、ブリント、ガライ、メデル、ガンボア、クロース、マトゥイディ、ペリシッチ、シュールレ、メッシ、ブライアン・ルイス

個人的大会MVPはノイアー。凄かった、諸刃の剣でいい面しか出さずに大会を終えちゃう凄さが衝撃的でした。あとは、カイトは入れたかったです。CBはフラールと、もう一人はメチャクチャ悩みました(メデル、ガライ、ゴディン、コスタリカの選手etc)、けど中盤でブラッドリーを入れたかったのでマスチェをCBに。
サブは各ポジションに1人選びました。最優秀スーパーサブはシュールレ、異論は認めません!!あと迷って入れなかったのはオスカル、ドログバ、ラキティッチあたり。GKはオチョア、ハワードも入れたかったですね…。
監督はファンハール。腹立たしいくらいにすごかったです。


[個人的大会ワーストイレブン]
GK:カシージャス
DF:ピケ、ペペ、ロヴレン
MF:パウリーニョ、ソング、ウィルシャー、香川
FW:スターリッジ、フレッジ、エデル
監督:ホジソン

基準は、"チームにどれだけ迷惑かけたか" or "どれだけ期待外れだったか" です。選手をdisる気は全くないです。いい選手だからこそ、今大会はう~ん…。みたいな感じで選びました。
監督は間違いなく保持損…じゃなくてホジソン。文句しか出てこないので一言、Get Roy Out.


[個人的ベストゲーム]
ベスト16 ベルギーvsアメリカ
ブラジルvsチリとも悩んだけれど、気持ちがすごく奮わされたというか、観終わって「すげえ…」ってより思ったのはこの試合でした。アメリカがカッコよすぎて。 \USA!!/\USA!!/


[個人的ベストチーム]
コスタリカ…最高のサプライズ。アメリカ、ドイツも。観ていて面白かったのはチリ。あと、今回のクロアチアも。コヴァチ監督は本当によくやってくれたと思います。


[個人的ワーストチーム]
イングランド…悪い意味で期待通りというか。ホジソンなあ…。


[答え合わせ]
*優勝予想
予想…ブラジル 結果…ドイツ
ブラジルは準決勝が衝撃的過ぎました。でも、予想のブラジルに勝って優勝したのはドイツだし、まあ多少はね?←

*グループステージ突破予想
予想(結果)
A:①クロアチア(ブラジル) ②ブラジル(メキシコ)
B:①スペイン(オランダ) ②チリ(チリ)
C:①コロンビア(コロンビア) ②日本(ギリシャ)
D:①ウルグアイ(コスタリカ) ②イタリア(ウルグアイ)
E:①フランス(フランス) ②スイス(スイス)
F:①アルゼンチン(アルゼンチン) ②ボスニア(ナイジェリア)
G:①ドイツ(ドイツ) ②ポルトガル(アメリカ)
H:①ロシア(ベルギー) ②ベルギー(アルジェリア)

というわけで、突破的中率は9/16で56.2%。順位まであたったのは6か国のみ。ほげっ…な出来でした。個人的にはやっぱりクロアチアは突破してほしかったです。あとはカペッロに期待しすぎました。日本も残念。

2014年7月10日木曜日

チェルシー、マリオ・パシャリッチを獲得

チェルシーは7月9日、ハイドゥク・スプリトからクロアチア代表MFマリオ・パシャリッチ(19)を獲得したと発表しました。
http://www.chelseafc.com/news/latest-news/2014/07/pasalic-signs.html

移籍金は約300万ポンドと見られています。

パシャリッチのコメントです。
「こうしてついにチェルシーの選手になるとができてすごく嬉しい。トレーニンググラウンドに感激している。そして、ハイドゥクのすべての人に感謝しなければならない。これは僕のキャリアの新たなスタートなんだ。」
「僕はセントラルミッドフィルダーだ。1番のお気に入りの選手はフランク・ランパード。だからこそ、チェルシーの一員になることができてすごく幸せなんだ。」

また、ハイドゥク・スプリトも公式HPでコメントを発表しています。
http://hajduk.hr/vijest/mario-pasalic-potpisao-za-chelsea/4775
「マリオ、君がハイドゥクで成し遂げたすべてに感謝します。私たちは君のキャリアが最高のものになるよう願っています。」

パシャリッチは昨季ハイドゥクでトップチーム昇格を果たし、リーグ戦では36試合11ゴール5アシストの活躍を見せ、ELでも3試合に出場するなど大活躍を見せました。その活躍が認められ、ブラジルW杯代表候補30名にもサプライズで選出され、18歳ながら予備登録メンバーに選ばれました。

最大の持ち味は得点力で、昨季は主に中盤での出場ながら二桁得点を達成するなどまさにランパードを彷彿とさせます。本人の言葉からもランプスは意識しているのでしょう。


パシャリッチの移籍話は今年の1月に初めて出てきたと記憶しています。当時はラツィオがパシャリッチ獲得に向け約200万ユーロでほぼ合意に達していたのですが、そこをチェルシーがより好条件でのオファーを出すことで一気に攫っていきました。1月末の時点でコブハムを訪れており、メディカルチェック等を済ませていたとクロアチアでは報道されていました。その時点ですでに、ハイドゥクも公式サイトで「彼はロンドンに発った」と発表しており、獲得は内定していたと言われています。その後も、チェルシーのフットボールダイレクターであるエナメロが定期的にクロアチアを訪れパシャリッチを視察していました。
2/13に行われたハイドゥク・スプリト100周年記念式典では「ハイドゥクのユニフォームは神聖なもので、チェルシーに移籍したら恋しくなってしまうと思う。」とコメントしていましたし、個人的にはやっと発表されたかという感じです。


パシャリッチの今後ですが、プレシーズントレーニングではファーストチームに帯同すると発表されています。しかし、今季はローンで武者修行に出されることが確実となっています。というのは、パシャリッチは現状だとイギリスでの労働許可が降りない見込みだからです。

パシャリッチはドイツ生まれのクロアチア人です。クロアチアは2013/7/1にEU加盟を果たしましたが、EU加盟国間で認められている「移動の自由」に関してフットボールの世界においては当面適用が見送られるとされています。また、ドイツ生まれではあるものの、両親がドイツ国内に8年以上住んでいなければならないという条件を満たしていないためドイツ国籍を所持していません。そのため、来季パシャリッチがイギリス国内でプレーするためには労働許可が必要になるのです。チェルシーはパシャリッチの労働許可を求める申請を一応行うようですが、現状では却下される見込みだということです。

パシャリッチのローン先ですが、クロアチアでは当初の報道の時点からオランダでプレーすることになると言われてきました。なので、おそらくフィテッセでプレーする可能性が高いのではないかと思います。また、ドイツ生まれでドイツ語が話せることからブンデスリーガのクラブからも関心を集めているそうです。

労働許可をひとたび得れば、パシャリッチは何の制約もなくチェルシーでプレーできます。なので、ローンで修行し労働許可を認められるほどの選手になり、ぜひチェルシーで活躍する姿を見たいです。チェルシーファンとして、クロアチアファンとして非常に楽しみです。

2014年7月8日火曜日

ディナモ・ザグレブ、ポルトガル代表GKを含む3選手を新たに獲得

今季のディナモはかなり積極的に動いていて、獲得選手も即戦力が多いです。

まずは、MFフランコ・アンドレヤシェヴィッチ(23)をハイドゥク・スプリトから75万ユーロで獲得。
アンドレヤシェヴィッチは中盤セントラルの選手で、クロアチアA代表キャップも1試合ある国内の実力者です(当時、ハイドゥクが財政難で彼を売りたかったから価値を上げるために代表にねじこまれた)。ライバルチームから格安で獲得、という形になりました。今年こそCLでいい結果を!と目論むディナモにとっては大きな貢献が期待できます。既に、プレシーズンマッチでは4-3-3のインサイドハーフで出場しゴールを決めるなど、活躍が楽しみです。


次に、ポルトガル代表GKエドゥアルド(31)をジェノアからフリーで獲得。3年契約となります。
現役のポルトガル代表をフリーで獲得、非常に大きな補強となりました。ジェノアでは新星ぺリンの後塵を拝していましたが、南アフリカW杯では1st GK、ブラジルでも3rd GKとして代表していてブラジルW杯ガーナ戦ではパトリシオ、ベトがともに怪我したために出場を果たすなど実力に疑いはありません。昨季はGKの補強で失敗し困っただけに、このクラスのGKを確保できたことは非常に大きいです。

ラストは、MFゴンサロ・サントス(27)をポルトガル1部のエストリアから獲得。
ゴンサロ・サントスは主に中盤の守備的MFでDFもこなすポルトガル人の選手です。エストリアではクラブのEL出場権に貢献していて、こちらも期待です。


FWに続いて中盤の補強を進めるディナモですが、その裏にはブロゾヴィッチの売却が控えているのでしょう。しかし、ディナモ側はCL予備予選でブロゾヴィッチを含めた売却候補を起用してでも確実に突破を目指す構えで、売却は遅れそうです。

また、マシャドをはじめポルトガル人の獲得が非常にふえています。昨季もリマ、ピントを獲得するなど、着実にポルトガルとのパイプを太くしています。スーダニもポルトガルリーグからの獲得ですし。