2014年4月16日水曜日

4/14 AstonVillaU21 vs ChelseaU21

ASTU21 2-4 CHEU21
得点者:Swift×2、Baker×2(チェルシーのみ)

GK:Blackman
DF:Ssewankambo,Davey,Ake,Nditi(→Christensen)
MF:V.Ginkel,Swift,Baker, C.Musonda(→Aina),Mitchell(→I.Brown)
FW:Feruz

ファン・ヒンケルは負傷後初の90分フル出場。ただ、守備的MFのロールを果たしていた感が強く、それが怪我空けだからなのか、チーム事情なのか、彼の判断なのか、ちょっと分からなかった。ただ、素晴らしいタックルなど守備面で貢献、さらに素晴らしい浮き球パスでアシストを記録するなど、順調に回復してるみたい。バー直撃のミドルもあった。

この試合で光っていたのはスウィフト、アケ、ベイカーかなと。アケはこの世代ではちょっと飛びぬけているような感じが。守備面では細かい身体の入れ方など安定感があったし、足下もよかった。アケの思い切りのいい持ち出しから先制点は生まれたし、攻撃面でも大きな貢献。後半、サイドで工夫が欲しくなってきたところではレフトバックに移って攻撃参加を見せました。昨季のクラブ最優秀若手賞を受賞した逸材はやっぱりすごいと思いました(小並感)。

ベイカーはPKを含む2得点の活躍。ただ、後半はちょっと鳴りを潜めたかも。それでも、攻撃面で十分なプレゼンス。

個人的に一番よかったのはスウィフト。シュート、パス、ともに一級品で3点に絡む圧倒的なパフォーマンス。彼を見てていいなあって思ったのは、1点目は左脚、2点目は右脚で決めたりと両足を使えていたところ。そして、特に素晴らしいと思ったのが攻守のバランス感覚。すごく頻繁に動きなおしてポジショニングを修正していたし、攻守に圧倒的な存在感。裏に抜け出すのもお手の物って感じで、スペースを見つける能力も高いんだろうなと。作り直すところ、前に一気に行くところの判断もよくて、気が利くなあと感心した。トップチームに練習参加という話も聞いていたけど、頷ける出来。

フェルツはもう一皮むけてほしい気もする。いい選手なのは間違いないけど、完全な1on1を思いっきり相手GKにぶつけたり、オフサイドになるシーンでももう少し工夫できたなって思うところがチラホラ。でも、アシストしたシーンだとか光るものもたくさんあったし、個人的に凄く期待してるので「プレミアの優秀なFW」で終わってほしくない。

2014年4月15日火曜日

4/13 Swansea vs Chelsea

うちは優勝のためには勝ち点3以外許されない試合。
スワンズも残留のために何とか勝ち点を拾いたい試合。

SWA 0-1 CHE @リバティースタジアム
得点者:Ba(68')
退場者:Chico(SWA 16')

GK:Cech
DF:Ivanovic,Terry,Cahill,Azpilicueta
MF:Matic,Ramires(→Oscar HT),Schurrle(→Eto'o HT),Willian,Salah
FW:Ba(→Mikel79')

Sub:Schwarzer,Cole,Luiz,Torres

勝っただけでした。内容はプレシーズンマッチ。

前半5分、イヴァノヴィッチの速いグラウンダークロスをサラーが完全にフリーで受けダイレクトでシュート。完全に決まったかと思われたが枠外。思えば、これがなにかの始まりをほのめかしていたのかも。

前半15分、チコが2枚目のイエローをもらって退場。スワンズはこれで完全に引きにきた。おかげで、チェルシーは有利になったかと思ったら苦戦を強いられることに。

シュートは幾度も放つも全て枠外。二桁打って枠内ゼロ、フォルムに全く仕事をさせないという不甲斐なさだった。モウは当然のようにオスカルとエトーを投入。3枚替えでも全くおかしくなかった。

しかし後半も同じようなものだった。4月とは思えない連携のなさ、引いた相手を崩すアイデアは感じられない。エトーも積極的にシュートを打つも総じて枠外。

先制点は68分、マティッチのロングボールを受けたバが一人で打開し蹴り込んだ。バはCLに続いての得点でここにきて存在感を増してきた。ただ、結局この日の得点はこの個人技によるものだけだった。

バは良く決め、点を決めた後は結構よくなっていたように感じた。でも、ミケルに代えられた。これがバの将来を物語っているように僕は感じてしまった。このままチェルシーでの出場機会が限られ未来のないバを乗せてあげるよりも、この試合の勝ち点3を優先する、それがチームとしての選択だった、そう考えてしまった。考えすぎかもしれないけれども。

ラミレスが最近パッとしません。非常にイマイチ。この試合でも前半で代えられたのは至極妥当な気がします。サスペンション明けで休養は十分あったはず。一つ惜しいシーンを作り出しましたが、最近は稚拙なファールも多くカードをもらいそうなプレーもちょっと目につきます。うちのキープレイヤーの一人ですし、改善してほしいです。

連携はイマイチ、CKにもFKにも可能性はない、何より枠内シュートがたった3本。10人相手にこんな試合を見せるのはいかがなものかとは思うが、この時期はただ勝ち点を積むことも必要。とりあえず、勝ってよかった。でも、マンオブザマッチはスワンズの選手にあげてもいいと思う。アンヘル・ランヘルかブリットンあたりかな。

スワンズはスワンズで、モンク監督になってから変わってしまったなあ、と思った。前のスタイルが好きだっただけに個人的には残念。とくに、ボニーとエヌゴグを投入して前にポンポン蹴っているのは象徴的だった気がする。

4/9 Chelsea vs PSG

気持ちばかりはいって全然内容入ってこなかったので後日見直して加筆するかも。

CHE 2-0 PSG @スタンフォード・ブリッジ
得点者:Schurrle(32'),Ba(87')

GK:Cech
DF:Ivanovic,Terry,Cahill,Azpilicueta
MF:Luiz,Lampard(→Ba66'),Willian,Oscar(→Torres81'),Hazard(→Schurrle18')
FW:Eto'o

Sub:Schwarzer,Kalas,A.Cole,Mikel

エトーは怪我も心配されるが半ば強行出場。組める範囲で万全のスタメンで逆転突破を狙うスタメンだった。

しかし、開始10分そこらでアザールが負傷交代を強いられてしまう。チェルシーでは代えの利かない存在であり今季は出ずっぱり(もちろんモウの方針もあるが)だったので、怪我は仕方のない事だった。ただでさえ劣勢で向かい風をさらに感じる中、交代選手はシュールレ。彼が、劣勢の中で輝く。

先制点は32分。イヴァノヴィッチのロングスローからルイスがフリック、それをダイレクトでシュールレがゴールに蹴り込む。完成された1点というか、練習してきたんだと思う。

追加点が欲しいチェルシーは66分にバ、81分にはトーレスと持てるFWを全員つぎ込む。パリもマルキーニョスを投入するなど決死のDFを見せる中、試合終了が見えてきた時、劇的な瞬間が訪れた。

エトーのシュートの跳ね返りをアスピリクエタがシュートするも相手にあたり、ゴールに向かって転々とする。そこに現れたのはデンバ・バ。相手に寄せられ倒れ込みながらも放ったシュートはシリグの上方を抜きゴールへ。浮かせたのではなく浮いただけなのかもしれない。ただ、今季の不遇ともいえる立場の中であそこで気持ちを見せてくれたシュート。この時間帯に第3FWのバが決めた決勝点。感動しないサポーターはいなかった。

その後はパリ側も決死の猛攻も、チェフの好セーブにバを最終ラインにいれたチェルシーが絶え凌いで試合終了。ナポリ戦を思い出すような、またしてもドラマを感じざるを得ない勝利にスタジアム中が、そして見るものすべてが酔いしれた。

個人的に、チェフが素晴らしかった。好セーブも多く、今季不安が見られたセットプレー時も終止落ち着いた対応だったと思う。1st legで味わった屈辱を晴らすかのような、守護神っぷりだった。

あと、ランプスはセットプレーのキッカーとして非常によかった。惜しいFKもあり、期待がすごく持てた。先制点につながったイヴァノヴィッチのロングスローに、チェルシー移籍後は初めて見せたアスピリクエタのロングスローも非常に効果的だった。なにがなんでも、どんな方法でも点を獲る姿勢が感じられた。アスピはマルセイユ時代は結構放っていたらしい。

またしてもドラマを作ってしまった、なんて言ったら調子に乗るなと言われそうだがチェルシーを応援していてよかった、と思う試合だった。これだからチェルシーサポーターはやめられない!という気持ちにさせてくれた。それを生み出したスタンフォード・ブリッジの雰囲気も触れないわけにはいかない。2nd legがホームじゃなかったら、きっと敗退していたと思う。誇れる、素晴らしい勝利だった。

2014年4月7日月曜日

4/5 Chelsea vs StokeCity

PSG戦に向けて勢いをつけたい試合。

CHE 3-0 STK @スタンフォードブリッジ
得点者:Salah(32'),Lampard(61'),Willian(72') ※PK失敗 Lampard(61')

GK:Cech
DF:Ivanovic,Terry,Cahill,Azpilicueta
MF:Matic,Lampard(→Luiz70'),Schurrle(→Hazard59'),Willian(→A.Cole78'),Salah
FW:Torres

Sub:Schwarzer,Kalas,Oscar,Ba

終わってみれば、パリ戦の敗戦から吹っ切れるかのような快勝でした。

先制点はサラー。アスピリクエタのスローインにストークが誰も寄らないところを突いたマティッチが粘ってマイナスのグラウンダークロス。これをサラーがふかさずしっかり決めました。初先発に答えるサラーも見事ですし、マテッィチのアシストも見事。ストークの隙をしっかり突けました。

2点目は変わったアザールからエリア内でヒールパスを受けて縦に抜きにかかったサラーが倒されPK獲得。これをランパードが蹴るもベゴビッチに弾かれてしまうが、自分でしっかり詰めてゴール。見てる側もちょっと焦っちゃうゴールで思わずランプスも舌をペロリ。これで今季5点目。連続2桁得点は厳しいかもしれませんが残り試合でも点を決めてほしいですね。

3点目はバイタルエリアでウィリアンがカットインから虚を突くかのようなシュートで得点。この日のウィリアンは機動力と運動量でトップ下として十二分に機能してくれました。ちょっとパスやクロスがずれてしまうこともあるのは相変わらずですが、それでも称賛されるべき活躍ぶりでした。

パリ戦に向けてある程度のターンオーバーもできました。DF陣が相変わらずのフル稼働なのは見て見ぬふりをすれば大丈夫です← サラーはしっかり起用に応えましたね!アッシュも久しぶりの復帰。久しぶりに左サイドを駆け上がる姿を見ると少しこみあげてくるものがありました。ただ、すっかりお髭を蓄えていたようでまあ別人でした。笑

シュールレはアダムの卑劣なタックルで負傷交代で心配です。アダムはともかく、ヒューズのチームはどうしてこうにも荒いんでしょう。QPR時代から彼のフットボールがどうにも好きになれません。できれば試合したくない。ちなみに、ピューリスのストークは好きでした。

トーレスは90分出場。エトーがCLで起用できる見込みがたったんでしょうかね。いいシュートもあったものの今日も得点はできず。なんとか結果を出してほしいです。

個人的MoMはアスピリクエタ。安定感、運動量、何をとっても文句なしでした。素晴らしい。レフトバックが本職なんじゃないの?なんて言われそうなくらいでした。

この勢いでCLも結果を出したいです。成長過程のチームで、CLはまだまだ経験させてほしい。オスカルやアザール筆頭にもっとビックゲームを経験させたいです。

2014年4月4日金曜日

4/2 PSG vs Chelsea

CLもなんだかんだベスト8まで来ました。

PSG 3-1 CHE  @パルク・デ・プランス
得点者:Lavezzi(4'),Hazard(27'PK),Luiz(61'OG),Pastore(93')

GK:Cech
DF:Ivanovic,Terry,Cahill,Azpilicueta
MF:Luiz,Ramires,Willian,Oscar(→Lampard 72'),Hazard
FW:Schurrle(→Torres 59')

Sub:Schwarzer,Kalas,Ake,Mikel,Ba


内容はともかく、受け入れがたい敗戦。最後の失点が悔やんでも悔やみきれません。

まず、僕のこの試合に向けて予想したスタメンを記しておこうと思います。
Cech - Ivanovic,Terry,Cahill,Dave - Luiz,Ramires,Lampard - Willian,Hazard - Torres
僕の予想としては、まともにやり合ったら中盤では勝てないとふんでいました。なので、433で中盤を厚くして対抗する意図でこの予想を立てました。結果は外れでしたが、試合終了時はこのメンバーがピッチに立っていました。僕はパレス戦こそ4231でいくべきだったと思うし、この試合こそ433でいくべきだったのではないかと思っています。中盤では予想以上の完敗でした、おかげでアザールら2列目が下がらざるを得なくなり攻撃にも大いに影響があったように感じました。

シュールレのFW起用は「FW陣に不満があったから」ということ。とくに加えて言及することはもうないでしょう。夏は忙しくなりそうですね(チェルシーが忙しくない夏がここ数年あったかという話は置いときましょう←)。

1失点目はラベッシに跳ね返りを拾われ決められた形、2失点目は相手のFKからのオウンゴール。特に2失点目はルイスは責められないかと。この場面もそうなんですがここ数試合セットプレー時のチェフの対応には疑問が残ります。このシーンでもチェフとは思えない千鳥足のような動きからゴールイン時には仰向けに倒れる、ちょっとショッキングでした。OG含め、コーチングもどうなっていたんだろうと不安になってしまいます。うちの強みとしていたセットプレーが今や弱点になりかけているのは看過できない問題です。

ただ個人的には、3失点目がよりショッキングでした。まず、パストーレは褒められるべきでしょう。まさにSolo Goalというすばらしい個人技でした。が、それ以前にこの時間帯にこんなゴールを許してしまうようなメンタルはいただけません。それ以上に、チェフです。チェフほどのGKがあの場面でニアをぶち抜かれるのは個人的にあまりにショッキングでした。確かにすばらしいシュートでした、しかし、そもそもニアをぶち抜かれてしまうポジショニングは…。テリーがコースを切っていましたし、まさに「そこしかない」シュートでした。だからこそ、止めてほしかったです。「そこしかない」のだから。
この試合中、クルトワの存在が脳裏にちらついたのは決して私だけではないと思います。

ただ光明は残りました。アウェーゴールを奪ったことです。アザールがしっかりPKを沈めてくれました。チームの状況は違いますが、ナポリ戦を彷彿とさせるスコアです。

まだ、諦めるのは早いでしょう。2ndレグで、ナポリ戦の時のような心に響くBlue is the coulorを再び聞かせて、歌わせてくれることを信じています。